ヒビサマ今日の一言
ヒビサマの挑戦に力を
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2010年11月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最新の絵日記ダイジェスト
2015/05/14 名誉男性鈴子への抱負
2015/04/12 名誉男性鈴子 早割1日前
2015/04/03 残業代支払いよりずる休みのが悪いと思ってるのか?
2015/04/02 養子話
2015/04/01 養子をもらうことになりました

直接移動: 20155 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 月 

2010/11/25(木) アフタートークゲストに規制派寄りの方が来る!
 12日17時半からの公演のアフタートークゲストに、セーブザチルドレンの森田明彦尚絅学院大学教授が決まりました。森田氏は日本ユニセフ広報室長だったこともあります。そうです。あの日本ユニセフです。いわゆる、規制派寄りと呼ばれる方です。

今まで色んな人をアフタートークで呼びましたが、ある意味安全な人ばかりです。ようは「絶対に、この作品面白くねえよ」とは言わないであろう人しか呼んでないのですね。

それがですね。面白い面白くないどころか、作品内の主張と反対の主張をしている人を呼ぶというのだから、我ながら狂っているというか怖い者知らずというか。

規制賛成派の人を呼ぶというのはそれだけリスキーなことです。はっきりいって怖いこともある。しかし、私はこの作品を規制反対派だけが見る作品にはしたくありませんでした。中立派の人に見てもらい反対に回ってほしい、賛成派の人に「反対派はこんな事を考えているんだ」とわかってほしいと思っています。反対運動を長くしていると初歩的な知識を誰でもわかってると誤解しがちですが、賛成派の人だって我々がロリコンだから反対してるとか誤解してる可能性だってあるわけです。

逆に私には子供がいないというか、いないどころか子育ては演劇活動の邪魔になるから子供は作らん!という少子化を拍車する非国民だから、やっぱり子供が心配という親の気持ちは心からは理解しきれていないと思います。が、残念ながら話をしたくてもゴリゴリの規制派寄りの方は身の回りに居ないのだ。

と、いうことでなんとか規制派の人をゲストで呼びたい、対話をしたいと思っていました。が、正直申し出をして引き受けてくれそうな人なんかおるのかなと思ったところ、森田氏はツイッターに「反対派の人とも対話をせねば」と書いていたのを見て、大学に問い合わせ電話しました。

快く快諾していただいた森田氏には感謝です。森田氏が「のるてちゃん」に行くというのは、私が森田氏を呼ぶよりリスキーなことかも知れないのに。

この情報をツイッターで公表して10時間でかなり情報は拡散しました。賞賛の声もご心配の声も頂いております。ある意味賛成派と反対派が対決するというのは今までほとんどなかったわけですから、よりによって反対派の代表のトップバッターが、ディベート力未知数の素人のガキなわけですから、大学教授相手にうまく話せんのかよという点もありますし、客席から野次が飛んだ時に対処出来るのか(もちろん、森田氏に向けて野次るお客さんは、例え私と考えが一緒でも退場願います。それは、野次を封じる=言論弾圧ではなく、うちの主宰事業中は芝居の上演中だろうとトーク中だろうと、進行の妨げや他のお客さんの観覧の邪魔になるのは許さないという意味で)とか、なにより私のような礼儀知らずの人間がちゃんと礼節をもって対処出来んのかとかね

森田氏の狙いをいぶかしる声もあるかと思いますが、私は電話で(すでにのるてちゃんの事は知っていて、元々見に行くつもりだったと語っていた)森田氏とは意見が違いますけど、礼節を持って堂々と話すつもりです。楽ステ後なんで、退出の関係で時間はほとんどとれないけれど(退出送れると追加料金かかるし、打ち上げ遅れるし、社会人組は日曜のうちに京都帰るのに間に合わん)、内閣の商売としてだけでなく、この問題において賛成派と反対派が話せるという数少ないチャンスをセッティングできたからには絶対に有意義なトークにしたいです。ですんで、是非ご来場下さい。

 予約はこちらでhttp://confetti-web.com/detail.asp?tid=106554

2010/11/24(水) 改正案私案を作ってみた
 今日の稽古は人が少な過ぎてまともな練習にならなかったので、隣の部屋で練習していた四方ちゃん(明らかに18歳未満に見えるという点で規制されそうな21歳)をからかって遊ぶという他に、新条例案の危険性についてみんなで話し合った。正直私がのるてちゃんを書くまで、この問題を知らなかった面々が、「条例案見た?」とか(実写をのぞく)や「不当に賛美」をネタにしているのは嬉しい事である。

 さて、脚本改訂も済んだが、反対運動の情勢は悪い。もう、どう決着を付けるかの段階になって来ているだろう。

 この対決の何が負悪いって、規制派には「規制を成立させた」という勝利ラインがあるのに対し、反対派はないことだ。何度否決したって「似たような内容の条例案を出すのに回数制限」がない以上、何度でも何度でも否決しなければならない。向こうが諦めない限り、永遠に戦わなければならない、面倒くさすぎる。

 もちろん私は一生表現に関わろうと思っているから、その面倒くささも(もっと切実な一生貧乏かもしれないというのも)覚悟の上だ。が、同時に、そんな時間があるなら創作活動に専念したいというのも事実だ。うちの劇団かて、3月には福岡公演をひかえていて、それはプロレス芝居をやる事は決まっている。いつまでも「のるてちゃん」だけやってるわけにいかんのだ。私は社会派も好きだが、永遠に運動する劇団になりたいわけではない。必要な時は怯まずに運動はするが、必要がない時は日常に戻りたい。

 今回はもちろん、否決が一番。最低でも時間が足りないと継続審議にすべきと思うが、不毛な戦いを終わらせなけてればならない。

 長期的な戦略はもちろん、他人の趣味嗜好へ寛容な社会。オタクでも、ロリコンでも、腐女子でも、具体的な犯罪を犯さない限り尊重される差別のない社会。誰しもが表現の自由の大切さを理解する社会をつくりあげることだ。「本当に酷い作品だけ規制するから、表現の自由は侵してない」なんて発言が、矛盾してると気づかないて社会じゃ駄目なのだよ。

 が、それは長期的だ。人類が到達できるかもわからない。ならば、短期的な決着方法もまた考えねばならないだろう。そうなった時必要なのは相手の立場になって考える事だ。

 まずは規制派の立場。メンツをたててやるなんてのはしゃくに障るが、奴らがなんとか通したいというなら、実効性のない改正案を出して、メンツを保たせてやるのも手ではあろう。

 そして、条例採決のキーマンである民主党の立場になって考えてみようとも思う。そりゃ我々の立場から言えば、もしこの条例で妥協するなら裏切りやがったと思う。しかし、彼らとて賛成派から色々圧力がくればびびるとも思う。

 じゃあ自分が民主党都議としてなにが怖いかったらそりゃあ選挙だろう。もちろん、「したい政策ができないくらいなら落ちてもいい」と思っている人は居るかもしれないが、しかし落ちたら元のこもない。

 では、どうしたらいいかといえば、もちろん理論的に「この条例案でも妥協出来る産物ではない、酷さは変わってない」ことを伝えるのはもちろんだが、「ここで賛成したって得しない」と思わせるのも重要だろう。

 ここで賛成したって、賛成派は最初から賛成してた自公に入れる。反対派は共産党に入れる。ましてや(本当に悪いのは最初から一貫して反対していた自公だが)、裏切られたという恨みはそれを忘れさせる。

 じゃあ、民主党が一番得するのはどんな方策かといえば、素直にこの案に賛成する事ではないのは明白だ。重箱の墨をつつくが如く、問題点を洗い出し、実質骨抜き案を突きつける。それがむこうは受け入れなければ否決でヒーロー、向こうが受け入れれば表現規制をほぼ無効にさせてヒーロー、どっちでも得じゃないか。

 だからこそ、その知恵をさずければいそんなことを考えながら、飲みながら友人と、私が考える改正案というものを作った。

 じゃあ、公表しろよと言われるかもしれんが、現段階ではネットではするつもりはない。私は法学を学んだわけでもないので、それでも危険性の高い欠陥案かもしれない。また、あくまで素人が作った私案であるので、それが反対派全体の妥協ラインなどと思われては困るからだ。

 じゃあ、どこでやったらいいかということで、「のるてちゃん」のパンフレットに挟み込むという手は出来ないかと思っている。こっちも商売なので集客UP策も考えなあかんので、ようは「のるてちゃん」見に来たら「表現者としてこのラインならいける私案」は公表しますっていったらお客さん増えないかなと思うのよ。いや、精査して出来ればと思ってるし、都議の皆さん。参考に見に来ません?

2010/11/23(火) 新条例案 問題点1
ついに、都条例の中身が明らかになった

 もちろん全文は引用出来ませんが、とりあえず肝は

 「漫画、アニメーションその他の画像(実写を除く。)で、刑罰法規に触れる性交若しくは性交類似行為又は婚姻を禁止されている近親者間における性交若しくは性交類似行為を、不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を妨げ、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの」(第7条第2号)

 ですね。

 まだ、私の中の解釈で整理がついているわけではないですが、現時点で言えば「妥協出来る案ではない、より酷くなっている。これで通すためには、相当な修正が必要であり、出来なければ継続審議、および廃案にすべき」です。

 問題点は山ほどありますが、まずは

 まずますひどい、不当に賛美ってなんやねん

 これは、ここでも書いたけれども、http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/hibisama/?Y=2010&M=11&D=20

 結局は不当に賛美という言葉自体が曖昧すぎるのである。

 例えば、これをすでにビデ倫が存在するAVとした場合。まあ、私はAVは和姦ものしかみないので強姦ものがどうなってるのか知らんのだけど、強姦を賛美する作品なんかあるのかという話である。強姦をした奴が最後に罰せられるのはOKだけど、強姦されてるうちに気持ちよくなっていくってのは賛美とか言うのかもしれないが、ならそこまで条文に書けという話だ。しかしやはり不当に賛美、誇張だけではどこまでいいのかさっぱりわからん。

 強姦表現が一切禁止というなら、それはそれで表現の自由という観点では問題だけど、まだマシなのである。どうしても強姦が書きたければ違法覚悟で書けばいいのだし。が、怖いのは、「違法行為をする気がないのに、うっかり違法になっちゃった」である。

 これを書くと今まで私が言った事がなんなんだ、裏切り者て言われるかもしれんが、私は作家といて基本的に規制には反対だけど、同時に制約が多い方が燃えるという気持ちもあるのね。内閣における脚本には、予算だの小屋の広さだの役者のレベルだの様々な制約があって自由に本が書けてるわけではない(だからってそれに行政が加わるのはごめんだが)。が、それらは明確だからこそやれるギリギリまでは書くわけね。

 危ない表現てのもそれと同じで、危険度10の表現まで禁止というなら、わしは逆にギリギリOKな危険度9の表現までは書きたいわけよ。それが私のやりたい事だし、笑いもとれるし、逆に10超えるとお客がひいて笑いが取れないし。

 が、だいたい危険度5から10の間で規制しますとかいわれると、どこまでやっていいかってわからんわけよ。じゃあ、石橋をたたいて渡るが如く、自主規制で危険度4の表現をしろってのは嫌なんだよ。なぜかというと、結果的に危険度9まではOKだった場合は、危険度4では笑いが取れないからだ。危険度9まではやらんとあかんのよ。

 なんかわかりにく例えかもしれんが、人間がなぜ法というものを作ったかといえば、人間が感情でその都度なにかを判断してしまったら同じ行為に対しても別々な判断をして不公平になるかもしらんから、先に決めとくのであって、曖昧な解釈が認められる条文というのはもう条例のていをなしていない。

 この条文だと、近親相姦がある「火の鳥」はアウトである危険があるわけだが、よく言われるのが「常識的に考えて火の鳥がアウトになる分けないじゃん、高間君は心配し過ぎだ」て意見で、いや本当に私も常識的に火の鳥もドラえもんも大丈夫だとは思ってるのよ。
 でも、屁理屈いえば駄目と解釈出来るわけで、条文てのは屁理屈に対応出来ないと駄目だと思うんだ。なぜなら、世の中には常識人だけじゃなく、屁理屈人もいるからだ。

 もっといえば、よく「曖昧な条文にして、色んな規制を狙ってるんだ」という陰謀を語る人も居るけど、私は条例作成者は屁理屈いうと危険になるとまで考えられてないんではとも思うのだ。なぜなら、公務員試験の問題てのは(実は私は公務員試験をうけたことがあるから、一応試験は通ったのよ面接でおちたけど)、そこまで屁理屈的な法解釈まで勉強しなくても受かるからだ

 そして、「本当に限定して、こういう酷い作品だけを対象にするんだから、表現の自由は侵していない」てのはおかしいのですよ。本当に酷い作品にだって表現の自由はあるわけですから、反吐のでる強姦を賛美する作品にだって当然発表をする権利も、子供が自由意志で見る権利もある。私は強姦賛美する作品を作るような作家(あ、別に精神病患者を遊び半分で強姦して殺した若者がなんのとがめを受けない小説を書いた石原閣下個人の事を言ってるわけではないですよ)には、私の表現の自由を行使するという方法で糾弾するがね。けっして行政に発禁にしろなんて安易な方法に頼らず)

2010/11/22(月) 新条例案 問題点2
 問題点が多すぎるのでその2

 「近親相姦等も含んでいる事」

 これも前の日記で書いたが、強姦行為の禁止など刑法に触れる行為が対象というのはわかる。刑法という明確な基準があるからだ。

 しかし、近親相姦は法律違反ではない。確かにモラルの問題だし、同意なくすれば犯罪だ。しかし、成人同士で近親だけどセックスしたいてのは止められんでしょう。


 しかも、これ本当にセックスシーンだけで禁止かどうかも解釈出来ないわな。例えば、無人島で兄妹だけいて、セックスしてなくても妹が妊娠したとかいえば=兄とやってると解釈せざるを得ないわけで、屁理屈かもしれんけど

 そして、「青少年の性に関する健全な判断能力の形成を妨げ」というのも「同性愛は異常」とかいう差別主義者の言い分が通れば、駄目になるわけだし。不倫を描くのもOKなのかわからんし。

 

「非実在青少年」という単語が抜けた事

 とにかく、この単語が抜けたことを評価している向きがあってそれが困りものなのだが、どうもこれを「18歳以上のキャラがしてもOKな性行為は、18歳未満のキャラでもOKとするので、見た目が18歳だからなんとかとか、ランドセル背負ってるけど、設定場は18歳だからOKとかいう不毛な議論が回避出来る」という味方があるようだが、それならそうとちゃんと条文に書いてもらわないと。

 上記のような曖昧な条件だと、かえって「18歳以上でも駄目という範囲を広げられた」と判断せざるを得ない。

 よって、この条例を通していいギリギリの妥協点は「不当に賛美」への注釈として
 冒頭に
「強姦は犯罪です。絶対に真似しないでください」
「近親相姦は、遺伝学的に弱い子供が出来る可能性のある危険な行為です」との但し書きを入れない図書をさす。ってつけることかな。そんなもん入れたら、実質それさえ入れればフリーパスになるけど。

 

 その他の問題点

 「実写をのぞくてなんやねん」

 (実写をのぞく)てのは、非実在青少年なみに馬鹿馬鹿しいギャグだ。青少年への悪影響とかいっといて、実写版レイプはOK.、漫画は駄目。チンコで障子を破る絵はだめだけど、私が舞台上でチンコ(を出すのは猥褻物陳列罪だけど、だしたふりして)をだして障子破るのはOK.んなアホなである

  ただ、(実写はのぞく)は、「実写はのぞくっておかしいじゃねえか」とつっこんだら「じゃあ、その文章は削除します」→そういう意味で突っ込んでんじゃないのに規制範囲が広がる結果にというのを狙ったトラップである可能性がある模様。また、もう一つの可能性としては、映画や演劇関係者の反対の声を萎えさせるためじゃないかとも考えられる。もちろんわしはそんな手にはのらんがね


 また今回の条例の特徴では「蔓延の防止」「機運の醸成」が削除されたという点がある。

 まあ、それ事態は歓迎すべき事なのだが、これは「のるてちゃん」でも触れてなかった(理由は、ここまで触れると上演時間が長くなりすぎる)問題点だが、旧条例には「都民にはそーゆーエロ漫画が蔓延するのを防止する責務がある」て書いてたのね。

 これはつまり、酷いエロ漫画を発見したら放置しちゃ駄目、通報しろという解釈出来るのだ。例えば、火災には通報義務があって怠ると罰せられるが、酷いエロ漫画を見たら通報しろってのは気づかないで放置してるだけで罪あつかいするわで、そうなれば実質「いくら都側が、販売規制だけ」言っても発禁になるやんけ。都民全体で悪書追放を啓蒙してるんだからと解釈出来るわけだ

 が、この項目が削除されると、ようはこの世からなくせいうてるわけちゃいまっせ、あくまでゾーニングなんですという主張に説得力を持たせてるということになるのだな。現に、民主党としては「この項目があると子供の販売規制なのに、大人が楽しみたいってものまで発禁に出来てしまっておかしいじゃねえか」って判断があったようなのだ。

 となると、この項目が削除され、ゾーニング目的が強くなると、民主党が賛成に回ってしまう危険があるわけだ。が、上記のような曖昧さはまだなくなってないし、かわりに「都民は、児童ポルノを根絶することについて理解を深め、その実現に向けた自主的な取組に努めるものとする。」という蔓延防止と同じように解釈出来る文も残っている。これでは安心出来ない。

 とにかく、ちょっと書こうと思っただけでこれだけまだ問題点が出る。そして「のるてちゃん」もこれを受け書き直した。最新の情報が入ったのるてちゃん、ぜひ池袋まで見に来てください

2010/11/21(日) サンタめんが京都に来た
 京都公演が無事終わりました。私たち数人は、仕込みから手伝い本番に。北九州には勝てなかったものの、34人という動員は去年の3倍以上。劇研をとにかくせまくせまくしていた去年の客席から、今年はちゃんと普段通りの組み方を出来たのは本当に嬉しかった。なにより、今日は競合する芝居が多すぎるのと、普通の劇団は練習日(京都で平日にやるなら、絶対青少年活動センターが休みで多くの企業がノー残業デーである水曜日にやるに限る)であることを考えれば上々でしょう。内閣北海道公演に出ていたメンツも来てくれてね。

 中身はというと、これが面白かった。なにがって、去年も面白かったが、今年のパワーアップ感がすごい。なんというか、去年は優等生的な面白さだったが、今回はいかれてるというかプワーが、特に彦素くんがね。私は非実在とかいってるアホと違って、役者と役の区別はきっちりついてますけど、今日の彦素くんは馬鹿の役をやってたんだけど、彼の演技は本当にこの人馬鹿なんじゃないかと心配になった。いや、前から話してて馬鹿じゃないのは知ってるんだけど。

 その後、うちあげ。とにかくいっぱい交流のお話が出来た。全国の色んな話が出来て、30カ所ワゴンで廻る。やってみたいよなあ。採算性でいえばとてもたいへんなことだけど、ロマンとして。そして、改めて私どもももう一度札幌に行きたいと思った。RE:Zまた応募しようと。

 次は、30カ所巡りも多いけど、ぜひ京都で3日くらい留まってやってほしいと思う。少なくとも「京都」を楽しんでくれて「京都もうやらんでいいわ」という思いをさせずに済んだことはよかった。そして、今回は「私しか品質保証が出来ていない」という状況である以上、宣伝に限界があったが、次は違う。シモンさんも眞野も由良もちっくも末山もジェシーも栗山も品質保証が出来る。なら全然結果は違う。

 その結果は次などではまてない。24日、大阪で出すべきだろう。明後日がファイナル、30都市目です。24日、19時よりウィングフィールド、ぜひ見に行ってください。

 もう次札幌に帰るときが楽しみで仕方ない。あー楽しかった。

2010/11/20(土) サンタめん、いよいよ明日京都 54人呼べ
 前書いた北海道の劇団、ハムプトジェクトが明日やってきます。私はまだ、ハムさんが札幌で内閣に読んでくれただけの人数を確保出来ていないと思われます。申し訳が立ちません。衛星の植村さんによると、北九州で53人よんだのがこのワゴンツアー最高動員のようなので、なんとしても京都で54人呼ばないとと思います。私は京都は都であり、京都演劇界は日本で一番すごい演劇界であらねばならないと思うので、ここで北九州に負けるようでは恥だと思います。

 そして、公演後は私めが打ち上げの幹事をいたします。ぜひ、参加したい方は私に知らせてください。他地域の演劇界の方と情報交換するというのはとても大事な事です。内閣関係者も「練習で本番は行けないが、打ち上げはいく」という、恩義に対してちゃんと義理を立てれくれる人もいます。ぜひ、そんな形でもいいのでそちらもお願いします。それどころか、HIROFUMIなど仕事でどっちもいけないが、仕込みの時に挨拶に行くとまでいってくれてます。我々が札幌で受けた恩義はなんとしてもかえさねばなりません。

 ほんまによろしく。劇研満員にしましょう。

 「サンタめん」京都公演 会場 アトリエ劇研 日時:11月22日(月)19:00開演 料金:2000円

 なお、24日はウィングフィールドでもあります。大阪でもあるしそっちも頼む

2010/11/19(金) 22日再提出
22日に再提出されると見られる、青少年健全育成条例の改正案。16日に吉田都議と電話した際は、吉田氏はまだ見ていないとのことなので、どういう内容なのかはまだわからない。が、今日の朝日新聞にはこういった内容であるとかかれていた。

 非実在青少年という単語は削除し、強姦など刑法に触れるような性行為や、近親相姦など社会規範に反する性行為を「不当に賛美、誇張」した漫画やアニメで、登場人物の年齢ではなく描かれた性行為などで判断する

 もしこれが本当で、規制派が妥協して出したとしたならば、ことの問題を全くわかっていないというか、大バカというか、これは前回案よりはるかに悪化している

 自然な解釈ていえば、ようは大人だろうが難だろうが、犯罪を描いた作品はすべてアウトである。ミステリー漫画は金田一でもコナンでもアウト。ルパンも盗みしてるからアウト。もうなんでもあり。

 しかも近親相姦が駄目なんでもっと訳が分からない。近親相姦は現実の世界では違法でもなんでもない。近親婚は認められないが、近親相姦をしたって逮捕されない。が、創作物の世界では近親相姦したら違法。現実で合法な事ですら、非現実世界でアウト。もうわけがわからない。

 これは規制派が、反対派はロリコンで18歳未満というところに噛み付いたと思って条例分を変えたとしか思えん間抜けさだ。根本での問題である「不当に賛美、誇張」というのが曖昧すぎる=担当者の恣意的判断が入り込む。そもそも違法行為の創作物を読む=悪影響を与えるという間違った学説に剃っているという点が突っ込まれているというのがまったくわかっていない。というか、わかってるならやはり狙いとして恣意的判断を残したい=気に食わない表現をつぶしたいと思ってると解釈せざるを得ない

 例えば、レイプ表現を見せたくない、子供が読むような漫画にレイプがあってほしくないという気持ちはわからんではない。が、レイプという存在を教えなければ、子供がレイプの加害者にも被害者にもならないわけではない。しかし、現実にはレイプをする卑劣な輩はいるわけだ。だからこそ、「夜道は気をつけろ」とか「安易に男の子の部屋に一人で言っては行けません」と教育する事が真に子供の安全を守る事ではないか。レイプという存在を教えなくたって自然と性欲は湧くわけだ。だからこそ「無理矢理しちゃだめよ、必ず同意を得てからしなさい、てかセックスは出来ればもう少し我慢して大きくなってからにしてちょ」と教えるのが加害者にさせない教育ではないのかと


 もし、本当にこんなふざけた条例案をやろうとしているのならば、これはもう現在の「のるてちゃん」では対応出来ない。この案の問題点を加筆する必要がある。

 正直、今から加筆するなんて、福岡の脚本も書かなあかんし、宣伝準備もあるし、役者の負担になるし、やってられないが黙ってみてられん。

 なにより、こんなふざけた案でも、民主党が妥協する可能性がある。「賛成の見込み」とかいた読売は飛ばし記事では会ったが、吉田都議ははっきりと「当選回数が多い人たちは、妥協する可能性がある」と言っていた。だからこそ「反対の声がでかい、やはり反対しないと駄目だと思わせるために、どんどん手紙、メールを送ってくれ」とも言われた。

 正直な話、情けない話ですが、私にはその余裕がないのです。民主党、共産党、生活者ネットの反対3会派にはご案内状とビラを送ったけれども、一人一人にまでは送れていない。吉田さんからも「民主党都議は50人以上居るし、50枚おくって」とも言われたが、そもそもビラが足りんのだ。

 だからこそ、皆様にはご協力願いたい。民主党都議には出来うる限り、のるてを見に来てほしい。のるてさえ見れば、反対に回る筈だ。と、いうことで、この条例をヤバいと思っている皆様、「条例反対と、のるてを見に行って」というメールでも手紙でも(ファックスは駄目です。相手の紙という資源を無駄に消費させるので)送ってください。


 この条例案が杞憂で、22日に出された案が骨抜き状態で妥協して可決していい内容なら万々歳(正直、規制派のメンツをたてとかないと自公が過半数を奪還した時にやばい規制案をだされる可能性もあるので、骨抜き案なら可決させた方がいい。が、現状のような案では絶対に妥協してはいけない)だが、そうはいかないだろう。反対の圧力とのるての力で絶対に廃案に追い込まなければ、演劇の表現の未来は終わり。のるてよ今こそ戦うのだ。

2010/11/17(水) 見にいかなあかん雰囲気
ここ2週間で、東京の劇団の芝居を5本も見た。ロロ、ままごと、快快、鉄割アルバトロスケット、マームとジプシー。鉄割さん以外は、私と同世代かむしろ下の若手。京都で出来てうらやましい。どこも名をあげててうらやましい。でも、一番好きなのは鉄割だった。あのばかばかしさ、大人がやることじゃないことを大人がやってる。最高にくだらなくてよかった。好みなところも好みじゃないところもあったが、どこも観劇後は良い気分になれた。

 行った理由は、ビラのあらすじが面白そうとか、東京の劇団と今のうちに仲好くしといて、うちが東京に行った時になんらかの形で関わってもらえればという打算(ハムプロはそれでうまくいったわけだが、みんなハムプロ見に行ってね。22日、そのあと打ち上げの幹事はわしやし連絡を)もあるが、なんかツイッタ―上とかで見に行かなきゃならん雰囲気が出来てた。京都の若手演劇人なら行っとけみたいな雰囲気

 これって、結構大事で、みなそこそこ入ってた。地元じゃないのに。というか、身内がいない地元ではその雰囲気を作れるかどうかしかないと思う。

 今回の劇団がそれが出来てたのは、第一に「実際に評判が出回るくらいの実力がある」「加えて、劇場とか演劇祭とか信頼できる機関が品質を保証するような宣伝をしている」という2点だろう。内閣が札幌でそこそこ呼べたのも、私の身内のほかに「シアターZOOのRE:Zという保証があったからにほかならない」。自信過剰ではあるが一応札幌では2回目をやれば「内閣が来るなら見に行かないとならん雰囲気」の劇団になってるとは思う。忘れられない内に2回目をやれば。プロレスっちゅうそれだけの衝撃的な作品はやってきた。

 その面で、次の東京や福岡は私の身内もいないし、保障もないという点で非常に怖い。福岡は逆に演劇市場が狭い(と書くと失礼になるけど、単純な人口が京都や札幌に近いと判断し)分、なんらかの方法を考えるし時間もあるが、東京がな。もちろん、我々は品質として良い自信はあるがなにせ1回目。「非実在問題を扱ってる」「上演拒否事件の当事者」というのが=見に行かなきゃならない雰囲気につなげられているか、表現規制に関心を持ってる層にそれがつなげているか。まして、観劇層、演劇関係者にそれが=になるか。

 京都でだってそうだ。うちが今まで一番動員が飛躍的に伸びたのは第6次。制作が福原さんだったてのもでかいが、その前年にプロレスをはじめてやって「なんかとんでもないことしてる、1回いっとかないと」という雰囲気が出来ていたのは感じた。結局それ以降微増なのは、その2の手が出来てないからだろう。ロップはおそらく、沢先生が良かったのと、学生劇団やたらだして「いっとかないと」という雰囲気がつくれてたのが今回の激増の一つでもあろう。正直、客はいっているところと入ってないところ、芝居自体にそんな差を感じない場合、やはり事前評判だなあと思うもの。

 残念ながら、内閣は見に来てほしい演劇界の先輩方からは現在黙殺されていると思う。やはり諸先輩方には「見に行かないととならない雰囲気」を感じさせていないのだと思う。それは実力不足ももちろん、+αの方針もあるだおるが、それはどうすればいいかよくわからん。

 となると、「内閣がプロレスじゃなく、社会派をだした」てのは武器になるか否か。のるてはうちの劇団の発展のためだけ、動員のばすだけではない。規制派にとっても黙殺できない作品にし、反対派の武器にもしなくてはいけない作品だ。さてどうするか

見に行かないとならん雰囲気てのはな、1回作ってしまえば、集客に知力を注がなくていい分、作品に打ち込めるしそうなれば作品の質が上がるという点で楽なんだけどな。だって、うまい飯屋とかも評判でしょ。美術館に有名な画家の絵が来て並んで立って、ほとんどの人は絵なんかわかってないでしょ。どうしたらいいんだか。

2010/11/16(火) 九州初上陸
福岡公演の練習が始まった。

 すでに発表してますが、来年3月第1週に福岡で

 3月第4週にに、京都で公演します。

 一時は、東京、名古屋、京都、福岡とか4都市と言ってましたが、東京はノルテで行くのと、名古屋は本物のリングでもう少し安全面で自信がついてからってことで(一番でかい理由はまだ3都市以上に自信がない)、福岡に行きます。5代ドーム(がある都市)制覇、4島制覇(四国はどこでしたらええねん)はいずれするけどね

 なぜ、福岡かといえば、去年福岡に行って、飯がうまくてまたみんなと来たいと思ったというのが主な理由です。

 また、福岡には大学時代の友人が一人実家に帰ってるだけしかいない、札幌にしろ東京にしろある程度身内が居る場所であるのに対し、まったくのアウェイでどこまで通用するかが試してみたかったからです。札幌という北海道の中心で成功させたノウハウを、九州の中心地で試してみたい。ある意味で、デカ過ぎで難しい東京よりも、その地方の中心都市で今持つ宣伝力を試してみたいからです。

 とはいえ、九州出身の役者もいっぱい連れて行くので、まずはそこから集客はなんとかしたいですが、そんなリスキーな遠征計画でも安いぽんプラザなら出来るので、本当に感謝しております。

 また、去年札幌で大受けしたご当地ネタをやりたいというのも主な理由です。北海道ネタは私が元々知っていたから書けたのだが、九州は勉強しないと行けません。しかし、「近畿でやっても前々意味わかんないのに、地方で魔法のように受けるネタ」の虜になった私は、佐賀出身の野口や久留米出身のキャッツから色々仕入れてやる事でしょう。

 福岡はプロレスも盛んな町です。地方団体がいくつかあります。そこも楽しみなところです。

 ということで、楽しみな福岡遠征ですが、すでに男が13人決まってるのに、女子が全然いません。このままでは男色プロレスにせざるをえません。経験といません、練習来れる子ならプロレスするしないと問わず受け入れます。受け身が取れる子優遇します。可愛い子や巨乳の子、稽古場で下ネタいいまくってもひかないというかむしろ乗ってくれる子優遇します。九州出身者、もっといえば福岡市内出身で、その他の女子を泊めてくれる子はもっと優遇します。
 
 さあ、みんなで九州に行こう。全然売れてないのに、1年で、札幌、東京、福岡、京都でやる劇団なんてなかなかないぞ

2010/11/11(木) 規制反対派のジャンヌダルクだ
 と、いうわけでですね。のるての宣伝映像第2弾が出来ました。念願の、本物の舞台映像が使えてる宣伝映像です。普段はこれが出来ない。追加公演があるから出来る http://www.youtube.com/watch?v=m6v6q1gbseI

 また、アフタートークもぞくぞくと決まってます

 12月12日13時からの公演後、表現規制問題に詳しい、藤本由香里明治大学准教授がゲストとして来ていただけることになりました。藤本さんと言えば、表現規制問題といえば山口弁護士とともに、必ず目にするその名前ということで、来ていただけるのは嬉しい限り。藤本さんの文も、脚本執筆の多大な参考にしたので楽しみです。

17日17時半からの公演は17時〜、誤記載を逆手に取ったビフォワートークとして、劇団東京ペンギン主宰、裕本恭氏に来ていただきます。シアターグリーン演劇祭で優秀賞を取った若手劇団主宰者です。その作品の「東京エンペラー」あらすじ聞く限りとても仲良くなれそうです。なにせ、平成生まれのゆとり世代であることをいいことに、わかってないふりして危ないネタをやるのが好きということらしいので、期待大ですね。どこで知り合ったかというとツイッター上でうちの上演拒否問題を見て「自分とこも他人事じゃないかも、内閣の人と話してみたい」て言ってたのを、大洋が紹介してくれて私が連絡取ったというツイッターが会ったからこその縁です。あー、今から飲むのが楽しみ。

 その他のゲストもどんどん交渉中でござる。さらに、13日、13時には中のブロードウェイで非実在反対オフ会、18時よりコンテンツ文化研究会のシンポジウム。14日には有明でコミティアという同人誌即売会があって、オフ会とコミティアではビラを配っていただけるようです。ぞくぞくと「ビラを配っていい」という協力者が名乗りをあげていただいて嬉しい限り。本当はこっちから一人派遣したかったが、金がなかった••。劇場で、そして打ち上げ会場で会いましょう。

 私は今まで何百人というキャラクター(内閣の各出演者だけで173人でていて、さらに内閣以前に書いた本のキャラ、1人2役で出てる役者もいるし、映像ででたキャラもふくめると、200人はゆうに超えている)の中でも、のるてはもっとも愛されたキャラでしょう。もっともっと、色んな人に愛されて、ある意味(規制はのれん中から)憎悪されるキャラに育ってほしいです。劇中のように、現実世界でも規制反対派のジャンヌダルクに成長してもらいましょう。

2010/11/10(水) 京都追加公演のお知らせ
東京が決まった「非実在少女のるてちゃん」ですが、京都でもせっかく追加公演をいたします。

 京都精華大学国際マンガ研究センターさんから全面協力を得ます。まあ、本当は漫画ミュージアムで出来ればベストでしたが、博物館ですのでなかなか難しかったです。ですが、宣伝協力や、精華大学マンガ学部の教授がアフタートークで来てくれたり、色々お世話になります。

 会場は、アートコミュニティスペースKAIKAという新しい劇場です。新町高辻という四条烏丸から近いかなり便利な場所です。KAIKAさんは、舞台芸術を通して地域コミュニティの活性化を目指す劇場で、基本的には貸し館業務をしていません。芸術監督が認めた劇団しか上演出来ません(こう、書くと例の上演拒否事件と変わんないように見えるかもしれませんが、最初からそういうコンセプトだと明言している劇場と、基本的に使用拒否例を規約書の書かず来るもの拒まぬ貸し館をしている劇場が「反社会的」とかいって拒否するのでは全然意味が違う)。

 初代芸術監督は、良くしていただいている劇団衛星蓮行さんですが、だからといって蓮行さんは情実で動く人ではありません。若手アーティストを重点的に起用・育成し、日本の舞台芸術を牽引するプロの才能を全国に発信する方針を打ち出していて、劇場プロデューサーの方も「KAIKAで上演するなら間違いない、KAIKAで作られた芝居なら全国どこでも通用するという格がつく劇場にしたい」とおっしゃっていました。今後のラインナップを見たら、柿喰う客の公開稽古とかもあったりと、イベントだけでもううむ、ひと味違うぜて劇場です。そんな場所で大々的な公演としては衛星さんの公演に次いで2番目の上演権を得たことは誇りであります。

 また、先立って12月22、23日はGATEという試演会にも出演します。GATEとはKAIKAがプロデュースする短編連続上演企画でKAIKA本公演前のトライアル上演としての位置づけでもあります。イベント終了後には併設のギャラリースペースAKIKANにて「カフェ」という意見交換会を開きます。本番前に意見が聞けるのは貴重ですな。

 と、いうことでのるても練習開始から足掛け7ヶ月という特大プロジェクトになりました。東京都では12月議会で青少年健全育成条例が再提出されるのは間違いないようです。情報では民主党が妥協出来るような案になるという噂和もあります。もちろん、規制派のメンツをたてるためのまったく実効性のない骨抜き案というならともかく、表現規制に関してはいっさいの妥協は許されません(規制派てのは橋本大二郎みたいな論理的な会話が通じるまともな人はほぼ少数で基本的にキチガイばかり。キチガイ相手に少しでも妥協すれば悪化するだけなのは、中国共産党相手を見れば明らかですな)。私が直接会った、西沢さん、吉田さんらは「妥協はしない」と力強く言ってくれましたが、彼らはまだ若手です。決定権のある年寄り連中はどう転ぶかわかりません。

 と、なればもう都議全員にのるてを見に来てもらうしかないでしょう。のるての力で条例を阻止し、東京公演を成功させ京都に凱旋出来るよう頑張ってきますんで、応援よろしくです。


「非実在少女のるてちゃん」京都追加公演
 2011年1月15日(土) 14時 19時
      1月16日(日) 13時 17時30分
 料金 前売り1500円 当日2000円 
   学生前売り 1000円 当日1500円(要証明)
 会場 アートコミュニティースペースKAIKA
 協賛 京都精華大学国際マンガ研究センター

2010/11/08(月) お詫び 開演日時に誤記載があるビラが出回っています。
 一部ビラで、12月11日(土)14時30分開演の公演が14時開演、12日(日)17時30分の公演が17時開演と誤記載されております。お詫びして訂正させていただきますと共に、お間違えないようお願い致します。
 対策といたしましては
12月11日(土) 14:30〜 13時半開場
12月12日(日) 17:30〜 16時半開場
いたします。

 京都にあるビラに関しましては、3000枚すべてシールを貼るという訂正をしました。いや、しかり疲れた。8時間かかった。間違えた末山と、校正してもまったく気づかなかった私は自業自得だが、手伝ってくれた由良、万葉、かどやさんありがとう。トリップした。死にそうになった。

 問題は東京にあるビラで、すでにかなりの大量のビラが折り込みや置きチラとして配布されています。それらを回収するのはほぼ不可能なので、そのままになっています。我々には事実上回収、差し替え、再印刷といった対策を立てることが出来ないため、残念なことに今後も誤記載のビラが出回ることになります。それがどれだけ誠意のないことは承知しつつも、金銭的事情でやむを得ない措置としてご容赦願いますようよろしくお願い致します。

 そのうえで私はコメディ劇団にとっての重大なミスへの危機管理というのは、誠意を持った対応も大事ですが、怪我の功名として笑いにつなげることだと思います。もちろん、無料で行える対策(ネット上で十分なアピール、しょうみ予約フォームには正しい時間と、ビラが間違えであることは記載されているのだから、予約の段階で間違えは気づいてもらえる筈です。ビラを見て、かつ当日で来た方以外は対応出来ると思っています)はしたうえで、開場時間を早めた分、
 1ステ 14時〜14時23分くらい
 4ステ 17時〜17時23分くらい

 は早く来ていただいた方のために出来るだけ馬鹿馬鹿しい、開演前暇つぶしイベントを開催したいと思います。

 候補がいくつかあります。ネット投票フォームを作ったんで、好きなのに投票してください。

1、 のるてちゃんとキモオタバンドライブ

  劇中でのるてちゃんと漫画研究会のメンバーが組む。規制反対派アイドル、非実在少女のるてちゃんとキモオタバンドのライブを先にやっちゃいます。同時に、スパイアイドルKGB48のライブもします。

2プロレス
  内閣といえば、プロレス芝居。本当は初東京はプロレスで行きたかった夢が、変な形で実現。マット2枚が限界なので、そのぶん迫力は減るが、それでもプロレスは面白い。

  第1試合 のるてちゃんVSひなげし大魔王戦
  第2試合 勃起日本石綿 VS 中国人船長(得意技、銛でつく)


3真剣20代しゃべり場
 プロレスが力のバトルなら、内閣が誇るもう一つのバトルは知力のバトルディベート。役者が演劇にかかわる様々なテーマを脚本無しのディベートをする様は必見です
テーマ「地方の劇団は東京公演をすべきか否か(これを東京人の前でやるか!)」

 4、内閣傑作コント
  内閣が誇る、危険なネタすぎるの傑作コント集を上演します。正直、このコントが反社会的と言われたら納得します。
「田母神俊雄アワー、ウヨっていいとも」「朗読劇、某宗教系新聞の座談会」「日本一危険なホームコメディ殿下さん」「ミサイルじゃない、人工衛星だ」「コンドーム伯爵の一代記」ほかでもございませんが

5、内閣以外のコント
 今回の遠征には、努力クラブ主宰合田団地や、劇団ソノノチ主宰中谷和代、劇団酒呑童子主宰末山孝如など、頭のいかれた芝居を書く脚本家が多数参加しています。彼らに、無料で東京で短編をやる機会を与えるというのもいいかもしれませんね。
 てか、どこか東京の劇団にコントしてもらうというのもいいです、それだと私ら開演前に集中出来るし、そこの劇団がお客さん少し連れて来てくれる。そこの劇団も普段とは違う客層の前で芝居出来るというウィンウィンになれやしまいか

6、 アフタートークじゃなく、ビフォワートーク
 今回の内閣もアフタートークは色々考えてますが、あえて開演前にやっちまうってのはどうだ。

 もしくは、ミスした私と末山でグダグダフリートークをするという手もある。せっかっく京都から来たんだし、「高間と末山がお薦めする、京都観光案内」とかでいいかもね。うまい店を紹介します。京都で一番美味しいカクテルが飲めるのは、カクテルバーナギサクラブです。

7、 高間響のお笑いウルトラクイズ

 内閣に出てる役者がお笑いウルトラクイズをします。ここまで来るとよくわからん。なんか馬鹿馬鹿しいゲームをするのだ

8、30分で桃鉄大会

 笑の内閣主宰高間響と、今回の舞台監督、堺角太郎は無類の桃鉄好き。そこで、お客様と対戦します。プドジェクターにプレステをつなげるので、キングボンビーが実寸大

9、 京都演劇界一、うざい役者HIROFUMIによるオタ芸講座

 内閣レギュラーだが、惜しまれつつ3月で引退した、京都演劇界一のオタクだったHIROFUMI。しかし、彼は内閣が東京に行くなら有給とって見に行くとか言ってるので、じゃあ30分くらいなんかしてもらいましょう

10、真面目に9月公演で行った保坂展人氏のアフタートークを上映
  まあ、規制反対のための芝居だし、役者も疲れないし一番無難か
  
 とまあ、どれがいいでしょうね。アンケートはこちらで

 http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=37121

 最後に、誤記載の件本当にすいません。なんとかネット上で周知出来るよう務めますので、なにとぞご容赦下さい。再発防止のため、もう校正は私がしません。私は発見出来ません。なおいっそう注意深い体制をとるよう務めます。

2010/11/03(水) 22日は劇研へ
 壁がピンクになって、東京の劇団がラッシュで来てる劇研ですが、黒に戻って一発目の22日に、札幌公演の際にお世話になったハムプロジェクトの人がやってきます。全国30カ所をワゴンで回る企画です。

 昨年も京都に来た際、見に行って知り合いになったのですが、まあ見に行っただけなのに快く協力するよとおっしゃっていただきまして、港まで送迎してもらうわ、何人か止めてもらうわ、仕込み手伝ってもらうわ、受付手伝ってもらうわ、何人もお客さん読んでもらうわ、打ち上げ会場(代表のすがのさんの家は居酒屋なので)提供してもらうわ、ここまでしてもらっていいのかというくらいしていただいて。1ステならせめて、劇研満員くらいせなあかんだろう。札幌遠征には20人くらい参加してたんだから1人3人よべば出来る筈だ。

 とりあえず正規メンバーは仕込みや受付に行くし、向坂の家に泊めてもらう、打ち上げ会場は探すとこまでは決まってるけど、集められるかな。いや、去年も面白かったしみなさん見に来てくださいよ。東京もいいけど、札幌もいいですよ。お願いします。
  「サンタめん」京都公演 会場 アトリエ劇研 日時:11月22日(月)19:00開演 料金:2000円 ローソンチケットLコード:52817
 http://skc-tabiblog.seesaa.net/article/168199983.html

 わしにメールくれたら予約しておくわよ。

2010/11/02(火) 保坂さんアフタートーク

 チケット発売初日ですが、すでに35枚予約が入っています。幸先が良いスタートだ。お早めの予約を。1ステ75席だからどんな頑張っても300人しか入らんでよ。まだまだだが、やはり日曜昼が多い。ムラがある。出来れば初日に来て

 保坂さんのアフタートークもyoutube上にアップしました。ネタバレの関係で本のちょこっとだけですが、全編みたい人は会場で売ります。これは儲けなしでみてほしいから、たぶん200円くらいで
http://www.youtube.com/watch?v=xDqaC94y4dM
http://www.youtube.com/watch?v=Lm9Dk_tgR94
http://www.youtube.com/watch?v=ETrdgO0itIU

 アフタートークも現在大物と交渉中です。よろしく

 そして、京都でも年明けに追加公演を予定です。ぜひ関西でももう一丁やります。交渉中です。けっこう色んな方がバックアップしてくだすってるので、情報公開はもうしばし待ってちょ

 制作畑の人間として今回宣伝していて一番楽しいのは、すでに出来上がってる商品を宣伝出来ることだ。演劇てのは映画と違って、本番初日までは作品として出来上がってない、つまり商品の品質を保証出来ないまま宣伝しないとならないのだ。(再演でもキャストが半分くらい入れ替わってれば無意味だし)もちろん、うちの劇団が作る芝居である以上品質に絶対的な自信はあるが、それでも出来上がってない作品を営業するってのは随分と失礼だしギャンブルな話でもある。

 それが今回は間を置かない追加公演だし、しやすいしやすい。評論家やマスコミにプレゼンするんでももいざとなれば、DVD送れるし。パンフやHP宣伝映像を作るにしても、本物の写真、本物の映像を使える。映画では当たり前に出来ているこれらの方法が使えるのはでかい。

 さあ、のるてはどんどんやっていくよ

2010/11/01(月) のるてチケット発売開始
いよいよ、のるて東京公演のチケットが発売です。

 こちらです。http://confetti-web.com/detail.asp?tid=106554

 今回は、内閣史上はじめて業者さんに委託しています。カンフェティという会社のゲッティというシステムを使っています。こちら、会員登録は必要ですが、もちろん会費無料で超簡単です。なにが嬉しいって、お近くのセブンイレブンで清算した上で発券出来るんですね。当日劇場で支払いしなくても事前にコンビニで決済出来るんで、めんどくさくない。まあ、便利!

 いや、まあどちらかというと当日清算てのは劇団側がめんどくさいのですが、長らく自分たちでチケット管理していた、予約メールには自分たちで返事をして予約表に名前が増えて行くのを見てうっとりするのが趣味な私がなぜ業者に委託したか。もう、これはひとえに劇団がでかくなったと誇るべきでしょう

 いや、業者委託なんて別にいつでも出来たわけですが、今までは手数料考えたらアホらしい、これくらいの手間自分らでやった方がええわいてくらいの余裕で裁ける予約だったのですが、9月ののるてでとうとうパンクした。情けないことに、当日清算で並ぶ長蛇の列を対処しきれず、開場の30分でお客様を着席させることが出来なかったのです。そして、東京だ。地元京都と違って、役者が手売りでうってるチケットがほとんどない、ほぼ全員当日清算。しかし、受付は現地調達した東京の友人たちなので受付スキルが未知数。となると、これは絶対裁けん。手数料払っても、事前に発券しておいてもらわんとかなわん。ということで、ついに決断しました。

 そして色々な発券システムを探しましたが、このカンフェティは使いやすい。初期手数料0円、あくまで1枚あたり5%の手数料だから、万が一1枚も売れなくても損しない。発券の機械がセブンイレブンだから、四国以外はどこでも買えるという便利さに加え。さらに、ここで印刷すると、関東圏なら挟み込みは無制限で無料でしてもらえるわ、東急ストアにもビラ置いてもらえるわ、フリーペーパーに情報載せてもらえるわ、ラジオで情報言ってもらえるわといたせりつくせり。印刷代とて、たいして高くないし、あー関西にもこんな楽させてくれる制作会社がほしいわー。

 と、いうことでのるてを見たい皆さん、ガンガン予約してガンガン発券してください。本当は180円かかるお客様手数料も、太っ腹にも笑の内閣持ちにしましたので、お客様はいっさい手数料はかかりません。内閣の取り分が1729円になるのはかわいそう、きちんと2000円あげたいて人は私に直接連絡してくれたら当日清算で扱うけど。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.