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2010/11/17(水) 見にいかなあかん雰囲気
ここ2週間で、東京の劇団の芝居を5本も見た。ロロ、ままごと、快快、鉄割アルバトロスケット、マームとジプシー。鉄割さん以外は、私と同世代かむしろ下の若手。京都で出来てうらやましい。どこも名をあげててうらやましい。でも、一番好きなのは鉄割だった。あのばかばかしさ、大人がやることじゃないことを大人がやってる。最高にくだらなくてよかった。好みなところも好みじゃないところもあったが、どこも観劇後は良い気分になれた。

 行った理由は、ビラのあらすじが面白そうとか、東京の劇団と今のうちに仲好くしといて、うちが東京に行った時になんらかの形で関わってもらえればという打算(ハムプロはそれでうまくいったわけだが、みんなハムプロ見に行ってね。22日、そのあと打ち上げの幹事はわしやし連絡を)もあるが、なんかツイッタ―上とかで見に行かなきゃならん雰囲気が出来てた。京都の若手演劇人なら行っとけみたいな雰囲気

 これって、結構大事で、みなそこそこ入ってた。地元じゃないのに。というか、身内がいない地元ではその雰囲気を作れるかどうかしかないと思う。

 今回の劇団がそれが出来てたのは、第一に「実際に評判が出回るくらいの実力がある」「加えて、劇場とか演劇祭とか信頼できる機関が品質を保証するような宣伝をしている」という2点だろう。内閣が札幌でそこそこ呼べたのも、私の身内のほかに「シアターZOOのRE:Zという保証があったからにほかならない」。自信過剰ではあるが一応札幌では2回目をやれば「内閣が来るなら見に行かないとならん雰囲気」の劇団になってるとは思う。忘れられない内に2回目をやれば。プロレスっちゅうそれだけの衝撃的な作品はやってきた。

 その面で、次の東京や福岡は私の身内もいないし、保障もないという点で非常に怖い。福岡は逆に演劇市場が狭い(と書くと失礼になるけど、単純な人口が京都や札幌に近いと判断し)分、なんらかの方法を考えるし時間もあるが、東京がな。もちろん、我々は品質として良い自信はあるがなにせ1回目。「非実在問題を扱ってる」「上演拒否事件の当事者」というのが=見に行かなきゃならない雰囲気につなげられているか、表現規制に関心を持ってる層にそれがつなげているか。まして、観劇層、演劇関係者にそれが=になるか。

 京都でだってそうだ。うちが今まで一番動員が飛躍的に伸びたのは第6次。制作が福原さんだったてのもでかいが、その前年にプロレスをはじめてやって「なんかとんでもないことしてる、1回いっとかないと」という雰囲気が出来ていたのは感じた。結局それ以降微増なのは、その2の手が出来てないからだろう。ロップはおそらく、沢先生が良かったのと、学生劇団やたらだして「いっとかないと」という雰囲気がつくれてたのが今回の激増の一つでもあろう。正直、客はいっているところと入ってないところ、芝居自体にそんな差を感じない場合、やはり事前評判だなあと思うもの。

 残念ながら、内閣は見に来てほしい演劇界の先輩方からは現在黙殺されていると思う。やはり諸先輩方には「見に行かないととならない雰囲気」を感じさせていないのだと思う。それは実力不足ももちろん、+αの方針もあるだおるが、それはどうすればいいかよくわからん。

 となると、「内閣がプロレスじゃなく、社会派をだした」てのは武器になるか否か。のるてはうちの劇団の発展のためだけ、動員のばすだけではない。規制派にとっても黙殺できない作品にし、反対派の武器にもしなくてはいけない作品だ。さてどうするか

見に行かないとならん雰囲気てのはな、1回作ってしまえば、集客に知力を注がなくていい分、作品に打ち込めるしそうなれば作品の質が上がるという点で楽なんだけどな。だって、うまい飯屋とかも評判でしょ。美術館に有名な画家の絵が来て並んで立って、ほとんどの人は絵なんかわかってないでしょ。どうしたらいいんだか。


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