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2010/12/16(木)
絶対に萎縮しない
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とうとう、可決されました。「青少年健全育成条例」。付帯決議がついたとか、蔓延の防止、非実在青少年などが削除された事を含め、3月の案よりはマシとは思います。しかし、現状の案ではやはり恐怖な内容です。
が、戦いはこれで終わるわけではない。まだやれることはいっぱいある。実際の施行は来年7月です。その前に凍結させればいい。
例えば、大手出版社10社は、来年の都が主催する「東京アニメフェスタ」をボイコットします。集英社なんかイケイケで、Drマリシトこと、鳥島専務なんかは「集英社原作のアニメは一切ださん」言ってるし、「ワンピース」も「ナルト」もでなけりゃそのフェスタはおそらくまともに出来ないでしょう。自分たちの経済的損失も顧みず、このような大胆な抗議手段をしてくださる出版業界には、支援をすべきでしょう。いっそ、「抗議のために全ページ白紙」のジャンプやマガジンを売れば、問題も知れ渡るだろう。
また、憲法違反であることも濃厚なのだから、違憲訴訟を起こすのも手だし、有権者の50分の1の署名で条例再審査請求も出来る。東京だと約20万人。なかなか高いハードルだが、組織化をきっちりし、署名集めを行うなら20万人は不可能ではないと思う。
来年4月の都知事選で石原、および石原後継を当選させないのも重要だ。私は石原のようなファシストに投票する人の気持ちが全く理解出来ないが、それでも3選しているのだから強敵だ。しかし、この問題を争点にし戦うのだ。実際に勝てるだけの候補となれば、東国原が有力かもしれない。彼が漫画規制にどんなスタンスかはわからないが、なにせ咽喉で捕まってしかもたけし軍団だ。たけしは自作の映画に暴力表現が多い事を問われたとき「おいらの作品の影響で暴力なんてねえよ」と言った人間だ。どちらのスタンスでもないなら、東を取り込んで「表現規制反対」をアイデンティティにさせればよい
とにかく政界を注視するのも重要。あくまで反対を貫いた、共産党、生活者ネット、自治市民を支援するのはもちろん。民主党を裏切り者といって憎悪するのは、建設的ではない。賛成に回った民主は恨めしいが、内閣に出演した吉田康一郎をはじめ、松下玲子、西沢圭太、栗下善行、野上幸恵、中村ひろしといった最後まで反対してくれた人は全面支援する。吉田氏はアフタートークで「自分が幹事長だったら、反対にまとめていたが幹事長じゃない」とおっしゃっていた。なら、賛成に決めた都執行部を失脚させ、吉田氏、松下氏のような若手が主導権を握るようにすればよい。じじいばばあはすっこんでろである。とにかく、一番悪いのは最初からずっと賛成だった、自民公明だ。奴らを倒すには民主しかない。もちろん、自公が今までの事を反省し、土下座して条例を撤廃するなら選択肢にならんことはないが、なにせこの条例ですら「生温い」とかいってる自民党都議もいるらしいですから、理解の範疇外だ。民主がクソなら自公は毒。毒を食うくらいならうんこくった方がましだろう。
いっそ、東京からクリエーターを撤退させるて手もあるな。わしが京都市長なら「漫画家の皆さんは一斉に京都へ」といって、税収を上げるとかするが、門川の頭じゃむりだろうな。私や向坂の夢だった「演劇界の中心を京都に」という計画のチャンスかもしれんが、芸術協会に働きかけてみるか。
と、まあここまで書いたけど、ここからは私が出来る事です。正直私は活動家ではないのです。今優先すべき事は福岡公演の脚本を書く事です。お客様からも「運動をしすぎるとクリエーターとしては死ぬ」というアドバイス(同じ事を運動してない奴に言われたらむかつくが、運動してる人からならありがたい)をいただきました。をだからなにをすべきか
「絶対に萎縮しない、書きたい者を書く」ということです。私だけじゃなく、すべてのクリエーターが、理不尽な権力の要求等聞かず書きたい者を書く(もちろん、それが見たくない人には見せない努力はしつつ)。これにつきる。萎縮なんかしたらむこうの思うつぼだ。奴らは我々が自主規制したところで、仕事が無くなったといって喜びはしない。仕事をつくるため、もっとゆるいものでも攻撃してくるはずである。なら、自主規制なんてやり損。どんどんやったったらええ。戦術の鳥島さんも「書きたい者を書け、ジャンプは面白ければ載せる」「石原をぶっとばすような漫画を書け」とおっしゃってた。かっこええ
そして、条例があろうと運用させなければ良い。条例が施行されたって、おそらくしばらくは運用されない。しかし、ほとぼりが醒めたころ、どうみても過激でもない作ギンが狙い撃ちされた時にしっかり相互で援護し戦うためにこの問題を忘れないその気概さえもでばあとは今まで通り書いてればいい。
実際はわしの作品は演劇だし、「強姦」も「近親相姦」も書かない(倫理観じゃなく、私がそれを書いても面白いと思わないから)から多分大丈夫だろう。正直、皮肉で「動物が、女の子をレイプする作品(飼い主がいない野生動物が、人間を強姦しても刑法違反ではない)とか書いて、「違反してないじゃーん、なにが悪いんですかー」とかやってみたい気もするが、それは「私が書きたい者を書く」という趣旨に反するのでしない。
それでものるては戦い続けます。なにせ、のるてウィキペディアにのったし、
http://bit.ly/h1M1O0
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