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2010/12/08(水) 演劇という手段で都条例と戦う事
 いよいよ明日東京に出発する。

 「再提出される青少年健全育成条例改正案の採決直前に公演したら話題になるかも」そう思ってこの週にした東京公演は、ある意味成功しある意味失敗だった。

 正直油断していた。あんな無茶苦茶な条例、ちょっといじったくさいで再提出されてもさっさと否決されると思っていた。しかし、じたいは3月や6月の時以上になっている。

 その意味で注目は浴びているかもしれないが、それ以上に反対派の方々が阻止のために忙し過ぎて観劇に来ている場合じゃないという事態になってる気がしないわけでもない、見に行くっていってた都議の人も忙しくて厳しいし。

 なにより私も、反対運動に専念出来ていれば、もっと都議に陳情の手紙を書ける時間もあった。しかし、演出もして宣伝もして、しかも福岡の脚本も書いてだ。余裕がない。結局陳情書は宣伝もかねた一通だけしか出来なかった。

 本当に寝る間もない。だいたい今年度は「のるてはおまけでメインは3月の福岡のプロレス芝居」だったはずなのに、完全にのるてに食われている。3月のプロレス組には本当に申し訳ない。

 正直に話せば、最初から100%「表現の自由を守るため」なんて崇高な意思でのるてを書いたわけではない。笑の内閣の一番の売りは社会風刺ではなくプロレス芝居、本来なら夏だってプロレスをしてるはずだった。が、野口やちっくなどプロレスをする主要メンバーが忙しいし、私もプライベートで忙しかったし「久々に芝居だけのストレートプレーでもすっか」て気軽に、ちょうどその時興味を持ってかじった表現規制問題を扱った本を書き出した

 失敗だった。気軽に出来る問題じゃなかった。結局私は忙しい原因だったそのプライベート上の問題が解決出来なかったので、のるてに手を出したのは失敗だった。でもあえて言う、私の自業自得じゃない、悪いのは石原だ、悪いのは青少年対策課の倉田潤部長と櫻井美香課長だ、石原め、俺の時間を返せ!

 しかし後悔はしていない。おかげで注目浴びた知名度上がったってのもあるが、もし私がこの問題を傍観していたら、いや傍観じゃなくても、ただ単に反対運動だけをしていたら後悔していたと思う。

 京都市は昨年、使っていた市営稽古場が有料化することになった。今まで政治活動というものをしたことがなかった私だが、はじめて起こった演劇活動の危機に立ち上がり、署名したりデモしたりしたが、わずか2ヶ月で有料化は決まり戦えなかった。完全に油断だ、京都が財政難と知っていればいずれ稽古場だって有料になるかもって予測は出来たのに、案が出るまで対策しなかったツケだ。

 そして、それは有料化した事が悔しいというより、有料になるまで「有料化をネタにした芝居」を書けなかったことが脚本家として悔しかったのだ。だから、今回は採決されるまで間に合った。3月と6月に頑張って民主党、共産党、生活者ネット、自治市民のみなさんが否決してくれた。だから、9月に本が書けた。そして、今12月再提出された案に、東京までのりこんで戦いに行ける。

 私は演劇人だ。だから、政治活動も大事だけど、演劇を作る事で戦いたい。保坂さんや藤本さんや漫画家さんみたいな影響力はないし、具体的効果的な反対運動も出来ないけど、そのぶん「面白い芝居は作れる」、目下演劇人の中で「非実在」をネタにしてるのが私だけなんだから演劇人の代表として、私にしか作れない武器として戦いに挑む。

 今回、反対派の代表的な人や漫画家さん、反対声明を出した団体にはあらかたDMやメールを送ったが、それに加え演劇人や映画プロデューサーマスコミにも案内をいっぱい送った。それは、私の劇団のチャンスもあるが、単なる反対運動なら興味を示さない演劇人やマスコミが「反対する芝居をする」という付加価値がつく事で、規制問題に関心を持ってもらえないかと思ったからだ。今まで興味がなかった人たちを反対派にさせる手段の一つが、私にしか出来ない「反対演劇」というものなら、少しでも貢献出来るんじゃないかと思うんだ。

 だから、のるては私に取って半分はアーティストとして作りたい作品であり、半分は規制反対派として私が出来る一番の公演するコンテンツだ。それをひっさげ東京に行くからには、あとはみなさんの手助けが必要です。

 それは、1にも2にも客席を埋めてくださいということです。演劇という手段を使う最大のデメリットは嫌な話ですが、お金がかかりすぎる事です。正直規制反対を訴えるのに何十万もする劇場費、交通費、宣伝費、舞台費、照明費、音響費、衣装費を使って、集会みたいに2000人も呼べるわけでないせいぜい400人てのは、効率が悪い。悪いけど、集会や文章では出来ない、演劇でしか出来ない効果があると必ず思っています。

 我々は、この条例が否決されようが可決されようが、この先も演劇の力で表現規制とは戦い続けたいと思っている。しかし、それには皆様のわずかながらの支援が必要です。あれこでないです、見に来てください。それが最大で最高の支援です。お願いします。
予約は http://confetti-web.com/detail.asp?tid=106554


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