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2010/12/09(木)
TOKIO
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いよいよ東京である。
私は東京にはそんな憧れはない。北海道出身の私は大学進学の時、関東の大がウ選択しがないわけではなかったが、阪神ファンという理由で関西に決めた。正直今はすっかり京都人ですさかい、東京が首都だなんて思うとりません。遷都宣言なんてしておまへんのやから天皇さんはちょっと遊びに行ってるだけどす。京都が都なのはかわらしません。
と、いうことでやたら東京進出とか、東京があがりポジションみたいな感覚には反発がないわけではないんだな。そういう劇団は多いが、わしや向坂は「そんなん癪やし京都を演劇界の中心にしてやろうぜ」って思ってます。
さりとて、東京でしたくないというわけではないというのも確かで、現状メディアにのるチャンスだなんだってのはやはり東京ということを考えると、癪だし憧れと別でも東京進出はしないとならんもんだと思ってました。
まあ、なら当然プロレスでと思っていたが、プロレスをやる小屋は高い。一番見てもらいたかったマッスル坂井も東京に居ないとなってプロレスがってなってたところにこの話である。
「東京都の青少年健全育成条例に反対する芝居」、これほどまでに「東京でやる意義」のある公演はないだろう。東京が憧れだから、首都だからなんて言わなくていい。条例が審議されてるご当地だから行く、福岡で審議されてれば福岡に行くし、茨城で審議されてるなら茨城に行く。たまたま東京だったから東京でやる、言い訳が立つ。
正直この条例が成立するようなら、表現者は東京は見捨ててしまえとも思わんでもない。文化の中心は関西がもらう。漫画は漫画ミュージアムがあるし、アニメは京アニがあるし、ゲームは任天堂があるし、あとは演劇か、まあ数年で笑の内閣と京都ロマンポップがいればおのずとなんとかなる。となりゃあサブカルはみんな京都で引き受けるていいじゃん、来いよ来いよと思わんでもない。 それでも、やっぱり首都で自由な表現も出来ない国なんて世界に恥ずかしいわ。せやし日本国民として条例は阻止しに行く。最初で最後になってしまうかもしれないが、東京でひと暴れしてくるぜ。
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