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2010/03/14(日)
曲がり角か
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公演終了しました。すでに無事とかけない。怪我人が出ている。
プロレス芝居は曲がり角にきている。
正月に帰った時、中学時代の友人と激論になった「なぜ、お前はプロレスをしているのか?芝居がやりたいんじゃないのか?」と、答えは「別に売れたいから、本当は別にしたい作品があるのに、我慢してプロレスをしているわけではない」である。
それでも、じゃあプロレスが目的か、手段かといえば手段である。それをいったら、演劇というものじたいが、人生の目的じゃなく、楽しく生きていくための手段なのだけど、私のしたい表現で、プロレスがやりやすいからてのもある。だから、プロレスしない芝居だってするし。
もちろん、プロレスがうりになってるからてのもありますよ。プロレスの時はばんばん雑誌のるのに、プロレスしてない時はのらないし。おかげで、いろんな人に会えたし。遠征の時は、基本プロレスしかもってききないしね
が、怖いんだよ。今回のプロレス。もう、怖い。どんどんレベルがあがっている。それは下げられない。内閣のプロレスは安全第一で、実際はみなさんが思ってるより最初からかなり安全に作っているのだが、危険回避スキルアップが、技術向上スキルアップのスピードより遅い。最初にやったプロレスが死亡率0.00001%なら、今0.0003%くらいになってる、はっきりいって1万分の3というだけで主催者としては十分に怖い。私は「すごい芝居」じゃなく「いい年したやつが中2みたいなくだらないことをしている芝居だ」というのがコンセプトだから、プロレスも「芝居中にプロレスするなんてなんてくだらない企画だ」と思われたくてやった。それが「芝居中にプロレスするなんてすごい」てなってもいいのかなとは思う。
それに加え、はじめての土地ではともかく、本拠地ではあきられてるかもというのもあるし。動員が思うように伸びなかったのが、やはり悔しすぎる。プロレス芝居というものでは、このへんが限界なのか。北海道でやるというのが、プライドの高い京都人にはウリにならなかったのか。新作至上主義にやられたのか。動員なんて黙ってれば減るから、安定しているだけましだが、安定なら安定でこの動員では、金かけない普通の芝居なら十分(みんなからノルマ払ってもらったうえでなら)黒字なのだが、プロレス芝居なら私の自己負担がはんぱないので破綻してしまう。売れたいのか、趣味でいきたいのかもわからんし。人生悩みますわ
なにがというと、終わった爽快感がそこまでないんだな。札幌の方が感動が大きかったが、今は物足りない。とても同じ期間小屋に入っていたとは思えないくらいあっという間に終わった(24時間みんなと一緒にいたか否かという違いがでかいが)。上記と矛盾しているが、もっとやりたい。
とはいえ、作品の出来はまったく悔いなどない。100点どころか200点だ。甘い処だらけだが、甘いところを詰めたら逆に面白くないと思ってるし。内閣は、実は笑いの絶対量を映像で確認するというせこい劇団ですが、今回は量が一番でした。やったね
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