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2010/03/16(火) さよならHIROFUMI
そして、もうひとつ忘れてはならないのがHIROFUMI引退セレモニーだろう。彼のセレモニーは14日13時からのステージ後にやりました。本当な楽ステ後がいいんだろうが、21時に終わってからセレモニーしたら退出できないから。

 彼との出会いは6年前のごまのはえ氏のワークショップでだ。当時からさんざんうざい、きもいといわれていた彼で、私も最初はなんなんだこいつはと思っていたが、気がつくと仲良くなっていて、実質旗揚げ公演の「生ゴヅラ」によんだ。当時、彼は自ら通う精華大学の学生劇団「忘却曲線」に所属していたが、あの言動ですからうざがられていたのは明らかであった。しかし、内閣は違った だから、生ゴヅラのアンケートに、忘却の先輩から「ひろふみが居心地の良さそうな現場を作ってくれてありがとう」と書いてもらえた時は、別に私は彼が可哀想だからうちでいい思いをさせてあげようなんて崇高な意思で彼を誘ったわけじゃなく「こいつ舞台に出したら面白いし、一緒にいても楽しいから誘おう」て理由だから逆に申し訳なくなった。

 で、彼はけっこう今回が最後っていってた。東京に行って声優になるとかいった時も会ったし、去年の生ゴヅラの後も就職するとかいって、大阪決まったのもぎりぎり。そして今回も夏で最後と言ってて、でもどうしても北海道の友達にやつは見せたかったから、なんとかあと半年待ってくれて、別な要員も会ったのだろうがのばしてくれて、さすがに「絶対売れるし、もう少し」とは言えなくなくなった。次は東京だ、名古屋だ、福岡だってあるから、その地の人にひろふみは見せたいけど、もう限界。これ以上は友人として引き止められない。

 彼は稀代の天才だし、あんな役者はプロにもいないから、もっともっと見たいけど。彼はもうけっしてうざい男ではありません。いつまでもダメな私がこんなこと言うのはおこがましいですが、かれはこの5年で大きく成長しました。今でもアニメと下ネタばかりで空気よめない言動は多いが、なにが違うかというと、空気を読めない発言をしたらいけない場面では絶対そんな言動はしないということだ。内閣の現場は、空気を読まなくていい時間帯がとても多いので、彼は依然としてうざい場面が多いが、数少ない本当にダメな時はしないし、むしろ注意する側になる。これは四六時中空気を呼んで大胆な発言をしないよりよほどレベルが高い。彼はまさにパーフェクトな社会人だ。

 そんな彼は非常識な演劇界から足を洗うのは必然かもしれません。彼が2年半前、誰もが信じられなかった、演技を見てファンになった子とつきあって、結婚を目指して就職するというのは、100%とはいえないけど、友人としてとても嬉しいことです。

 だからこそ、たださよならじゃなく、引退セレモニーをしようと思いました。どうせなら、ひろふみという一部では有名だけど無名な役者が引退セレモニーをするという、内閣のコンセプトであるくだらなさの点でもの凄いギャグをしたい、これがまのでもちっくでもネタにならない。ひろふみだからこそのネタです。

 式は、ひろふみが初舞台時に共演した松井さんが編集した映像ではじまりました。付き合いが長い彼女のひろふみへの愛も相当ですから、あのひろふみなのに泣ける映像でした。彼を演出した蓮行さんナツメさんという豪華メンバーからの送別メッセージも流れた後、ひろふみの入場。本宿が司会で、私とひろふみへの愛なら私に負けない寺澤の4人で、過去の出演映像を見ながらフリートーク。ふりかえると、桜井防衛大臣、GTO鬼塚、DTオズマ、はみだし王子、小倉さん、Hさひと殿下、大司教、草薙剛と改めて見ると尋常ではない役が多い。その時のうざい言動のエピソードをまじえたフリートークは和やかな雰囲気で進む。予定外に神田川からは、こっそり録音していたひろふみの生歌もかけるし。

 そして、まのさんの卒業の歌がある中、私から卒業証書(字はシモンさん)と送辞の授与、花束は同じく初舞台で共演したMコバから。そしてひろふみの感動的な答辞が終わり、私と握手包容、と突然そこに高田が乱入「お前の引退は認めない、引退したいなら俺を倒してからにしろ」と急遽試合が。コールはもちろん鍋さんで、レフェリーは野口だ。高田にかなうはずもなくぼろぼろに、がそこでひろふみが好きな音楽がかかり、リングサイドにみんなが集まり応援すると、そこから大逆転。なんと感動的なフィナーレ。

 しかし、突如高田が起き上がり「んなわけねえだろ」といって倒し「みんなやっちまえ」で乱入しぼこぼこに、最後は「さあ帰るか」といってみんなをふんずけて帰り、オチはまのくんが踏んで帰る。最高にしまりのない形で本宿が「これで終わりです」といっておしまい。このしまりのなさ、まさにひろふみの最後に相応しい。

 さすが、この日は日曜の昼てのもあるが、一番動員が多かったし、ほとんどのお客さんが帰らなかった。ただ、やっぱりひろふみを愛する内閣共演者は多いから、もっと見に来てほしかったな。意外に、身内じゃない人が多く、それでも笑ってくれたのは収穫。ひろふみってのが身内じゃなくても通用したというか、内閣ファンはひろふみが好きだったんだね。

 本当に自分で開催しといてあれだが、彼は京都演劇界一幸せな役者だ。京都でここまで感動的な引退をした役者を私は知らない。羨ましい。これから行く道は違えども一生の友達でいて下さい。そして、戻りたくなった時、いつでも迎え入れられるように私も頑張ります。


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