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2010/03/21(日)
京都にも言論弾圧の危機 山田知事「児童ポルノ規制条例をマニフェストに」
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今日は違う話題を書く予定だったが、急遽これを書かざるを得ない。私が愛するこの京都で芝居が出来なくなる危険があるからだ。
きたる4月11日の府知事選で3戦を目指し立候補する山田啓二氏が、こともあろうにマニフェストで「日本一厳しい、児童ポルノ規制条例を作る」などと書きやがったのだ。
稽古場を有料にしやがった門川ハゲ作も十分むかついているが、あれは財政難の京都市ではある意味やむを得ない。私は演劇人だから困っているが門川さんの立場になればうなづけることではあるし、なにより稽古場が有料になったからって芝居が出来なくなるわけではない
しかし、児童ポルノ法改正は言論弾圧である。下手をしたら本気で京都で芝居が出来なくなる。
なんで、児童ポルノを規制するのが言論弾圧なの、思想統制なのて、むしろ良いことじゃないの?て思う人は、私が以前書いたこの日記を読んでください
http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/hibisama/?Y=2008&M=5&D=22
この時よりさらにおかしいのは、非実在青少年の性行為がある作品ですら罰するということだ。ようは、漫画のキャラ2次元のエロも禁止ということ。2次元ということは当然被害者がいないのにも関わらずである。昨年夏のコント公演で「警察がHIROFUMIを犯罪者にでっち上げるため、HIROFUMIの家にあったドラえもん(しずかちゃんの入浴シーン)を持って来て、ロリコンの証拠だといいはるというネタ」をやったが、もはやネタではない、現実に起こりうる事態となったのだ。
なにより危険なのが、それを判断するのが誰かさっぱりわからないことだ。逆に言えばその期間が気に食わない者は、一切合切禁止にされてしまう。つまり、下ネタが多すぎる内閣の芝居は、設置される京都府の機関でダメだしされたら、上演出来なくなってしまうのだ。とにかく基準が曖昧というのがとても危険。
当たり前だが、2次元児童ポルノが犯罪を誘発するなどという科学的根拠のあるデータなどなにひとつ存在しない。それを、青少年に悪影響がなどというのは「幽霊を信じるとか、血液型で性格がわかるとか言うくらい馬鹿げたことである」。もちろん、児童ポルノの被写体として被害にあっている子供を救うのは当たり前のことだが、けっしてこんな規制の仕方が正解ではない。
同じ法案が東京がニュースになっていたので、東京もんは狂ったファシストの石原なんか選ぶからだよと馬鹿にしてたが、対岸の火事ではなくなった。普段世話になってる先生は山田支持だし、ましてや共産党の主張とは相容れないことは多いが、今回ばかりはやむを得ない。京都で演劇をやるものならば、この世紀の言論弾圧と断固闘わねばならない。演劇界の総力を結集して山田は落とさねばならない。
歴史ある京都でこんなことやろうなんざいい度胸だ。ロリ作品なら源氏物語だってアウトだ、当然宇治の源氏物語ミュージアムもつぶすんだろうな。やれるもんならやってみろ
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