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2010/04/15(木)
東京でよい場所見つからず
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プロレス芝居成功の最大の要員は、本当にプロレスしたことにあると思う。
なにを当たり前のことをというかも知れないが、最初私は「プロレスを題材にした脚本が書きたい」というので書いたので、企画中リングが組めるかわからんとか、指導してくれる人が見つからないとか、役者が危険なく出来るのかとかいうネックを考え、本当に試合をせず、ちょっと舞台上でそれっぽい動きだけをするという案も考えていた。
結果的にそれでは納得いかずに、またリングも指導も安全性もなんとかなったので試合した。それは大正解であった。そこで妥協してたら今の内閣はない。ある人のブログに書いてあったが、殺陣芝居では本当に人は斬ってないし、ミュージカルテニスの王子様は本当にテニスはしてない。それに比べ実際に痛いことをしているうちは大きな強みだ。正直、プロレス以外のスポーツを実際に舞台上で出来る案は現時点で思いつかない、私が好きなカーリングなんかはなんとか出来ないかなと思ってるけど。リアルという面でプロレスの次にそれを考えられたら私はもっと売れると思う、今のところ大成功してないけどディベートはその一案だったし。
が、それは諸刃の刃ではある。形式が1パターンになってしまっているのはある。私は凝り固まっていたが、最近「プロレス芝居だからって無理してT公演5試合ある大会形式にしなくてもええやん、最後の1試合に向けたドラマを書く物語でも」とか「1試合1試合をまずは手合わせなど地味な技からいって徐々に大技にいくというリアルタイム制にしなくても、その試合中の重要な技を決めてる場面だけピックアップすりゃあいいじゃん(例えば野球芝居で3回表の7番からの下位打線の3者凡退まで律儀に書く脚本家はいない、終盤のチャンスで点が入りそうな場面など良い場面だけ書けば十分である)とかようやく気づいたが、そう思っただけで具体化できる案がない。
大会形式をやめて1試合に臨む選手の葛藤とかにすると、役者を少なく出来るし、ドラマにも深みが出る(試合に出る選手が多いと、群像劇にせざるを得ないし、必然的に上演時間も長くなる)などメリットは多いのだが、しかし内閣の馬鹿馬鹿しさ、試合のアイディアの多様性を考えると何試合もないと不安なのだな。一見さん0なら実験的なプロレスしてもいいんだが、新規がいるのは怖い。それこそ、いつかリッキークレージー一代記みたいに、「リッキーデビューから WNW旗揚げ、そしてキラーに破れて世代交代」までを大河ドラマ風に書きたいが、必然的にシモンさんが上演時間に5、6試合せねばならず死んじゃう
そして、プロレス芝居のデメリットは怪我は説明するまでもないが、リングがいるということだ。なにを馬鹿なことをというかもしれないが、リングを設営するためにかかるデメリットは計り知れない。15万かけてかったマットはすでに限界が来ているが、親に借金して買ったマットはまだ1銭たりとも返済していない。また眞野家の倉庫に保管という多大な迷惑をかけている。そして、設営のための運送、労力(普通の芝居より小屋を長く借りないと行けないという無駄な金)は計り知れない
で、今日のメインはなにが書きたいかというと、東京行きが決まったので、いろんな小劇場のサイトを廻っているのだが、どこもかしこも狭くて入らないんだよ。うちのリングは5×5m、ZOOでは、無理やり4×4にしたが、安全性考えると、最低舞台につかえるスペースとして横6×奥行き6はないと話しにならない。さらに天井も3.5はないと投げ技が使えん。照明に当たるどころか、寝技オンリー、地味すぎる。
しかし、そんな劇場は東京はなかなかない。やっとみつけたと平面図をみても、高さが足りなかったり、客席が使えなかったり、そして高い。我々の財力から行けば、1日7万円以上はきつい。しかし、まあ足りる広さはどこも高い。肝心の「値切れるかどうか」はネット上ではわからんし、実際に会って値切るのはともかく、電話で見学予約の段階で値切るのはきつい。が、行ける場所の個数は限られているし。また、安いと思ったら原則1週間異常の貸し出してとこもある。総額が問題なので、集客や宿泊費考えたら東京に行ってもせいぜい4日か5日、一週間もおれん。さらに東京の地理感覚に置いてその劇場の利便性もわからん。私は地図は読めるが、どこが便利かて住まないとわからんこともあるしね。札幌駅より大通りのが便利、京都駅より四条河原町のが便利とかってよその人からわからんもん。
と、いうことでどこか東京に良い劇場内ですが。正直無理していく気はないです。我々が行きたいていうより請われて行ってやらあてくらいにしたいのでが。とりあえず、上記条件(ただし、劇場で宿泊可能ならもっと高くて良い、いやまじで劇場で泊まれるならそれにこしたことはないし)で良い劇場知りませんかね。
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