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2010/04/17(土) 青田刈り
きょうさんにいってきました。アカの方じゃなく、京都産業大学の方。京産の学生劇団ACTを見に行った。

 京都に来て9年目、たいていの学生劇団はほとんどみたといっても過言ではないが、ACTははじめてである。理由は遠いからだ。坂がきつすぎて自転車で行けない。そして、それゆえに交流がしづらく今まで誰一人友達がいなかったからだ。さすがに、義理がない劇団で、しかも遠いところまではいけん。

 が、なんで以降と思ったかというと、前回の内閣にけっこうな人数で見に来てくれたからだ。金曜日のステージで一画だけなにをやっても笑う場所が会ったので、絶対身内が固まってると思ったら身内じゃなかった。聞けば、ここ何回かまとめて来てくれていたようで、しかもみんなファンだというではないか。私に会って「有名人だ、有名人だ、写真とって下さい」とはしゃいでいる。

 はっきりいってこいつらおかしいと思った。私は内の芝居はこの世で一番面白いとは思っているが、どう考えても自分は会ってはしゃぐようなタイプの作家役者とは思えないのだが。まあ、それでも気持ちいいものである。

 なにより、学生劇団という身分で、積極的にまったく知り合いのいない芝居をツアーを区んで見に行くという姿勢は大変素晴らしいと思った。私は常々、芝居を見ない学生劇団の連中が腹がたつ。「絵を見ない画家はいない、音楽を聴かないミュージシャンはいない、しかし芝居を見ない役者がいる」という現状が恥ずかしくて仕方ない。だから、演劇界はよくならないのでデスノートがあったら殺したいと思う。なので、彼らの姿勢は本当にすばらしい。しかも精華の次に町から遠い大学なのに。まあ、わざわざツアーを組んでるのがうちだけという可能性もあるが、それならそれで嬉しい。

 そして、そんなに内閣が好きならば青田刈りに行こうとも思った。内閣の芝居はプロレスというのもあるが、いつも20人弱役者が出ないと成立しない。困ったことに脚本家としてプロレスしない時ですら多人数芝居のが書きやすくなっている。あと、京都の中では気前よくスタッフに金を払ってる(私が演出、制作以外のスタッフ仕事が嫌いだから)ので予算がかかる。よって役者を多くして参加費を集めるという面もある。なので、常に多くの役者を見て、これはと思う役者を誘っていくしかないのだ。内閣は「人さらい劇団」「(手当り次第に勧誘することから)マルチ商法劇団」などと恐れられているのだ。学生劇団でみてこれはて誘ったて人でいえば、紫の後輩から、洋介、琥珀ちゃん、秋吉、木村、どす恋、深谷、馬渡、光村、ポンちゃん、合田。下劇から、松山、今井、レサちゃん、未踏座からシュウちゃんにスピろう、そして小劇サンフレスコあたりか(辻は月光斜の前から知ってたので別)。我ながらよく誘って来たもんだ(ちなみに、野口、万葉、川崎、肥後橋、決真あたりは、自薦他薦なので別)。

 こう書くと手当たり次第に誘ってるみたいだが、ちゃんとこれはってもんがあるから誘ったわけで(むこうからきても断ったことはあったし)むしろここにあげた人たちのほとんどが、客演が内閣がはじめてでかつそれ以降内閣だけじゃなく別なところに客演したのだから、きっかけをつくり客演が良い者だと思わせた私は感謝されていいはずだ(もちろん酔眠薬きっかけでよそに出るようになった藤井、ロップきっかけでよそにでるようになった上蔀とかがうちに出たことを考えればお互いさまだがね)。節操なしとか人さらいとか失礼な。

 と、いうことで楽しみに行ってきました。やっぱり遠かった。しんどかった。

 まあ、それでみお行った甲斐はあった。非常にゆるい芝居だった。最近の学生劇団はゆるい芝居が多い。なんだろう、今の20歳前後でゆるいのが好きなのか、実力がなくて緩いことしか出来ないのか。たとえ後者であってもうまく「俺はきっちりできるけどゆるいのが好きだから、ゆるくしてるんだ」と思わせてほしい、「ゆるいけど芝居させてください」の「緩い芝居」ではあかんと思う。

 その意味で、この芝居はどっちかわからなかった。完全に狙ってるて思わせられなかった以上、ダメっちゃあダメなんだが、たまに「明らかにいらないくらい長過ぎる音響」とか「お客を意図的に馬鹿にしているようなリフレインの台詞」とか「頑張ってあわせようとして失敗したというより、はなから全員であわす気がなさそうなダンス」とかが狙っているようにも感じだ。もちろん私の親切な深読みであり、ダメな可能性もあるが。

 そして、なんか今までグダグダしたり、急にシリアスな訴えをしたりしてたのが、最後になぜか全員で歌ったからどうでもいいや気分良いやて思わせる演出というのが、彼らのが大好きだといってたどこぞの劇団の悪影響なんじゃないのかというのもまた深読みであり、自意識過剰なのかどうかはわからないのであった。

 ただ、客出しの時にまた「来てくれたんですね」とはしゃいでいる皆さんに対し、私もはしゃいでいたのは、同行した眞野くんとシモンさんにとってはとても恥ずかしい光景だったのは間違いないだろう。結局、青田刈りできたおかどうかといえば、一人これはって思う子がいたのだけど。まあ、うちのことが好きならどんどん来てほしいとは思うのだ、川崎なんて内閣愛以外ほぼすべてが人より劣っている人間でも、3回やって使い方わかったし。ただ、名古屋のそばが実家とか、福岡のそばが実家てのはいずれ行く時には魅力である。


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