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2010/04/09(金) 総裁、山田知事と直談判する
児童ポルノ規制条例を作ろうとしている山田知事が近所の小学校で講演するとの情報が入ったので、これはもう直談判するしかないと思って、行って来た。

 集会が終わった後山田氏は出口で一人一人握手をしている、今しかないと思って、出口で会話に成功。以下が会話だ(ただし、一言一句そのままではないです。テープレコーダーにとったわけじゃないし、だいたいニュアンスで感じて)

高間「今日ははお伺いしたいことがあってやってきました」
山田「なんでしょう」
高間「私は表現活動をしているのですが、マニフェストにある日本一厳しいポルノ規制条例というものの定義をはっきりさせていただかないと不安なのですが、どうお考えですか」
山田「これねえ、実は私東京の規制内容を知らなくて、これを書いてからいろんな意見をいただいて気づいたんですが。私は、表現活動については、書き手のモラルの問題だと思います。私も娘がいるので実際に強化したいのは、現状の児ポ法で規制されている、実際の被害にあってる児童がいるほうです」

 と、いう回答を得ました。

 本当ならば、多少安心したと言えば安心です。ようは、これが本当なら、創作物、非実在青少年(2次元)規制にはならないはずだからです。被害者がいない2次元を規制するのは本当に言論弾圧、芝居するにも検閲がいる危険がある、まさに秦の時代から続く焚書だからです。ハイネの言う通り、本を焼く国はいずれ人を焼く。

 一方、実際の被害児童がいるポルノを規制する。これは私も、部分的には賛成です。年端もいかない女の子を商売目的で性的な物を作成しを売るというにはやはり許すべきではないと思います。これは幼児の裸がけしからんとかロリコン趣味がダメだからダメというのではなく、大人なら自分の意志で性的な作品に出るならかまいませんが、年端も行かない子供だとたとえその子が良いといっていても本当に自分の意志かどうかわからんからです。まだ自我が完成しておらず、親から言われてとかもありえ、いずれ成長した時恥ずかしいという事態になりかねないから(大人なら何年か後に後悔したってそりゃ自己責任だが、子供には酷)です。子供がなんか契約したって向こうなのと一緒。

 ただし、それはあくまで商売目的でやる業者や大人を厳しく取り締まるべきだということで、えん罪につながる単純所持や商売ベースにならない写真の禁止には絶対反対(商売か否かの規制は親が娘の水着でアウトとかならないように、もちろん親でも自分の子供の写真を売ってなんてのは厳罰に素べきだ)、特に外国ではウィルス感染パソコンに大量に児童ポルノがダウンロードされちゃって逮捕とかもあるらしいので、やはり作り手だけでを処罰じゃないと危険。

 と、いうことでそこらへんのところまでじっくり山田氏と話せなかったのでまだ安心とは言えません。ただまあ、非実在青少年、創作物規制までは考えていないという発言を口から引き出したというのは一定の成果とはいえる。わざわざ行って来た甲斐があった。

 が、私が一番問題だと思ったのは、「東京の内容について知らなかった」という発言だ。仮にもマニフェストに書いてある内容について、他の都道府県で同じような条例が審議されていることを知らなかったというのが本当だとするとそれは政治家としてどうなのか?

 それでもまだ好意的に知らなかったと信じましょうか?今日の集会でも時間を割いていたのは産業発展や雇用問題なので、おそらく山田氏の優先順位の中はそれが上なんだろう、マニフェストにも産業や雇用についてはかなり詳しく書いてるのに児ポ法については「日本一厳しい児童ポルノ規制条例を作ります」とだけ書いているだけだ。どうも山田氏の頭の中では雇用や産業でいっぱいで、児ポ法はあまり興味がなく、とりあえずよくわかんないけど書いとけみたいなノリで書いたのではと推測する。

 問題は、取り巻きの中に、どうしても言論弾圧狙いかただのヒステリック潔癖主義でかしらんが児童ポルノを規制したい奴がいて進言し、それに興味のない政治家にく調べもせず良いことだと思って規制派になっちゃうということがおこってるのではという恐怖だ。ファシストの石原や、PTA的潔癖主義の野田聖子みたいなのはしょうがない、理論が通じない人間に理論を説いても無駄。いくら間違ってるてといても「でも規制したからするんだもん」で終わりだ。

 が、これもあくまで好意的に解釈し山田氏はまだまともだと信じたい。危険性を知らずにうかつにマニフェストに載せるというも政治家としてはかなり馬鹿だとは思うが、理論の通じない電波や弾圧したい確信犯よりはましだ。これも好意的に解釈し、うっかりのせて「東京の話しを聞いて」私に今日話したことが本当なら、「よく考えずに載せたけど、非実在規制はありえない」というプロセスをきちんと踏んでいる。まともな神経の人なら、よく知らないで規制がいいと思っても、あとでメールで私が書いたような指摘がきたら、そりゃ実際被害がいる児童だけですよて言うわな。

 じゃあ、なぜうっかり載せてしまうかというと「児童ポルノを規制します」て一見良いことに見えるからだ。私だって、よく調べるまではそれは良いと思ってた。言論団達につながるとか、かえって事件が増えるかもしれないって調べるまでは。実際、被害に遭う幼児はなくしたいもん。まさに治安維持法と一緒、治安を維持するための法律なんてなんて耳障りが良いんだ。

 良いことに見せかけて、実際は本当に危険な物だということをもっと有権者にも広めないと成立してしまう、なにせ京都府知事ですらよくわからず良いことだと思っちゃったくらいだ。なにいっても無駄なファシストと潔癖主義者じゃなければ、理論を通せばかならずわかってもらえるはずだ。


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