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2010/05/08(土)
中心
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東京視察も終え、主要なメンバーに報告中である。やはり私は制作の人間なので、立地とか金とか宿泊兼ねてるとかそういう面に目がいく。むしろ、周りの方が舞台(リングが入るか)とか、作品にあった小屋かとか気にしてくれる。本当に私は演出家なのか。ただの守銭奴じゃないのか
私は東京というものにはいわゆる死にたいくらいに憧れたみたいな長渕とんぼ思想的な過剰にあこがれはない。だいたいそれなら進学の際に東京に行けばよかったわけだし。東京は確かに首都だが、それだけだ。別に東京に行ったからといって売れるわけではなく、私の天才性はどこに行こうがかわらない。。
ここらへんが京都的というか、京都人もまた、いまだに天皇はちょっと150年ほど貸してるだけと言う、都はここだというプライドの高さとあってるかもしれぬ。てめえが一番偉いて明らかに人を見下す京都人は苦手ていう人は多いだろうが、私はとても好きだ。なんで、東京に行って公演させてもらう、のではなく良質な作品を、あくまで1都市に(だから、東京だけじゃなく、名古屋や福岡でもやる、そのついで)持って行ってやるというという精神で行きたい。この前の公演が北海道は入ったのに京都で伸び悩んだ原因は、あまりに「北海道でやらせていただきます。念願です」てのがにじみ出てたからだと思う。あくまで「持って行ってやった」て上から目線、京都が一番て態度で臨むべきだっただろう。
てことで、そんな東京進出てはしゃぐところと一緒にされないようにしたい。あくまで、一地方に遠征に行くだけ。たまたま、出版社とかテレビ局とか仲良くしたいから見に来てほしい、劇団プロレス団体が東京に多いから、見やすいように近くに行ってあげるという配慮だ。
私は京都の人間だから、現状の芝居の中心が東京だからその枠組みに乗っかろうなどとはおもわない。芝居の中心を東京から京都に奪ってやろうと思う。別に根拠はないが、私が住んでいて私の好きな演劇仲間もいっぱいいて、それが面白い以上、京都のが中心にふさわしいのだ。演劇人はそれくらいの傲慢さがないとダメだと思う。
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