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2010/05/09(日)
東京の小劇場
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東京最終日では、ボクラ団義という劇団を見てきた。理由は本当にたまたま。シアターグリーン見学後、深夜バスまで時間が余った。別にうろうろしてもよかったのだが、これ以上歩くのも面倒だったので、ちょうどそこでやってる芝居を見ようということになった。東京ではでかい芝居しか見たことがなく、いわゆる同世代の小劇場は見たことない。
そして、どこの地方でやるにもとにかく知り合いは多いほうがいい。演劇はしょせんお客は身内だよりである。知り合いがいない地方ではどうすればいいかといえば、知り合いを増やせばいいのだ。もっとうまくいえば、ハムプロの方々みたいに送迎や仕込みや受付も手伝ってくれるわとよいことだらけである。
芝居をやっている人なら、演劇人から「友達になってください」と言われて断る人はいない。なので、地方に行く時はどんどん友達になってくださいというのは有効だと思う。
まあただ、恩を受けるだけというわけにもいかないので、「関西に来る可能性がある(その際に現地協力して恩を返せる)」劇団じゃないとウィンウィンにならないけどね。そして、いくらなんでも自分が面白いと思う劇団に人じゃないと打算だけで仲良くはできんわ。
という意味で、ここの劇団をたまたまとはいえ見に行ったことは大成功だった。だって、おもしろかったもん。出演者が20人近くいたのだが、ちゃんとかき分けというか、それぞれの色を出せて、かといって上演時間が長くなりすぎず処理できていたので、脚本家の技量は高いなあと思った。
2000年が舞台の話だったのだが、ああそういえば10年前はこういうのがあったなというネタのはさみ具合がまたこれ以上やられると話が停滞するわてギリギリのラインなのが助かった。こういうのは明らかにやりすぎてとこか、停滞を恐れすぎて物足りないのどちらかが多いしね。明らかな飛び道具として、タイムスリップした鎧武者て強引さもよかったし。ああいう時に、家康てのは使いやすい。大昔キムタクのドラマでもタイムスリップした家康がいたし。やはり松平元康て名前が変わってるのが使いやすいのね、信長だと若いころから名前同じだから、すぐ信長だってばれる(やつの場合、名前名乗らなくても性格でばれそうだが)からか
客だし中に、主宰さんに挨拶したが、1つ年下だった。それでいて平日夜に140キャパの劇場をほぼ満席にできているのですごいし悔しいところ。ぜひ、仲良くなりたいし、関西にも来てほしいものだ。
まあ、たった1個みただけで東京の小劇場を語ることはできないけれど、東京でも同世代の若者が非生産的な活動をしているというのはうれしいですね。次行く時は、おもしろそうな所にメール送って会って友達になってもらうというのもいいかもしれん。ただ、それをやるには多すぎるけど。劇場もそうだが、検索するのが一苦労だ。もっと、劇場なら「予算いくら以下」とか「広さ」とか「劇場で泊まれるか」とかで、劇団なら「平均年齢」とか「何年目」とか「作風」とか「次の公演何月か」で検索できるサイトがあるといいのだが
ちなみに帰りのバスは、角度は140度だわ、足置きもついてるわ、ひじかけもあるから隣の人に当たらんわ、飛行機のファーストクラスみたいに頭にかぶれるものもあるわで快適すぎだ。深夜バス侮りがたし
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