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2010/08/22(日)
冤罪に会う恐怖
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児童ポルノ単純所持規制の最大の問題点は、冤罪が起こる可能性が高すぎることだ。しょうみ、今まで合法だった者の廃棄をしろという財産権の問題や、抑止力としての児童ポルノといった問題もあるが、それらは実際に被害のあった児童を前にすれば私は違法やむなしという問題だと思う。しかし、冤罪に関しては妥協出来ない。つい最近も、イギリスで気に入らない上司のパソコンに、児童ポルノを仕込んで通報という事件があり、濡れ衣を切れられた上司は８ヶ月間無実の罪をきせられた。小児性愛者でなくても、狙えば誰でも貶められるフリーパス、こんな怖い話があるか。
ようは、そういった山ほどある事例（自分の娘の水着でアウト）を見て、恐怖を感じない、というか所持禁止という単語だけで、そういう危険性を想像出来ないというのはなんとおめでたい人たちなのだと思う。人はいつ冤罪にあうかわからないという認識がないというのは世の中甘く見過ぎだと思う。
もっといえば、どうもこの国の犯罪への感想を見ると、自分はいつ被害者になるかもしれないという恐怖はあるが、加害者になってしまうかもしれないという恐怖がないことがすごく鈍感だなと思う。
私は、１０代で酒飲んだとか道路交通法違反とか釣り銭多くもらって言わないといったような犯罪経験はあるが、殺人とか強姦とか窃盗とか重大犯罪はしたいと思ったことすらないし、これからも多分しない自信はある。しかし、多分だ、絶対ではない。殺意はないけど、うっかり殺してしまうということが０とはいえないし（正直、崖の前でふざけて川崎あたり押したりとかするもん）、生活がせっぱつまっても人のものは絶対盗まないとはいえないし、明らかなレイプはしないと思うけど、曖昧な返事の相手にこれはOKだと思ってやった後、合意してないと言われる可能性が０とはいえない（やるまではしてんが昔、これはして大丈夫だと思ってキスして「私はじめてだったんですけど責任とって下さい」と怒られたことあるしな）
と、考えた時、殺人は即死刑だ、レイプは去勢だ、とかなんてとても言えない。もちろん、実際の被害者が言う分には、被害者なんだからいいけどさ、まだどっちてもない段階で、被害者になる可能性のが高いからといって、言えやせんよ。
話は冤罪に戻って、被害者に会うのも、冤罪被害者になるのも、そりゃあどっちも嫌だが、しいてどっちが嫌かといえば、そりゃ冤罪被害者だろう。被害者である限りは、同情されるが、冤罪被害者となれば、無実の罪で捕まった上同情されないどころか名誉も木津つくとなりゃどっちが嫌かは明白だ。
現代司法国家は、１００人の加害者を取り逃がしても、１人の冤罪者を出さないというのが原則なはずだが、どうも世論は冤罪出してでも、犯罪者は取り逃がすなという方向に行っているのが怖い。私は、被害に遭うリスクが高くても冤罪で捕まりたくない。そんな怪しいてだけで捕まえられる警察権力が強大な社会に住むくらいなら、多少治安が悪くても良い。歴史でも明らかではないか、イタリアの歴史上、マフィアがまともに活動で汚かったのは、ムッソリーニの時代だけなのだ。
所持禁止を声高に訴えるPTAのみなさんは、あなたがある日突然はめられて、家庭が崩壊するリスクをしょってでも、児童ポルノは所持するなという覚悟があるならいいけどさ。それに気づいてないならただの馬鹿ということで
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