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2010/09/13(月)
のるてはまたすぐ会えるはず
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非実在少女のるてちゃん、無事終了しました。明日以降、色んな面について詳しく書いていくが、プロレス芝居で売っているうちが、プロレスをしないということは大きな覚悟であった。動員が減るだろうという予測はあったが、それでもやらなきゃならないテーマだと思っていたが、結果的にプロレス時と変わらないだけの多くのお客様に来ていただいた。あの狭い吉田寮食堂で1回で90人近くいれたってのはよくやったと思う。
挟み込みが足りなくなるどころか、チケットまで足りなくなったのは、嬉しい悲鳴というより、もう少し刷っとけよという話だ。いや、プロレスと変わんないなら、高い金かけて(今回はプロレス時の予算の4分の1ですんでる)プロレスして馬鹿じゃないのとすら言えるわい。とにかく、ほんまに売れるのかと思ったのるてちゃんうちわが33枚、のるてブロマイドが45枚、のるて漫画が29冊と、信じがたい利益が出たのは嬉しい。
大好きな吉田寮で6日過ごして、2日しか本番がなかったのは若干物足りないけど(結果的に3日やってよかったわけだし)、すごく楽しかったし満足だ。お客さんにも、全ステージ狙った笑いは95%以上笑ってもらえたし、あんなに暑い会場でアンケート回収率も高かった。
そして、保坂さんのアフタートーク。普通に、笑いという面でも保坂さんは面白かった。帰りのタクシーでの会話も本当に面白くて。近いうちにyoutubeにあげる予定。
また、多くの規制反対されてる方々と交流出来た。東京や静岡からわざわざ来ていただいた人もいて。ぜひ、連動して行きたい。
私は、自分の作品は子供だと思っていて、しかも過保護な親だと思う。が、こののるてちゃんという娘は、この公演だけで終わらせたくない。笑の内閣という親元だけじゃなく、色んな世界に羽ばたいてほしいコンテンツだと思う。東京でも公演したいし、アニメ化もしてほしいし。とにかく、興味がない人に非実在青少年問題にふれさせ、反対の回ってもらうための手段として、非常に有用なコンテンツを作ったという自信はある。今までの私なら、親としての立場を主張しまくっていただろが、ことのるてに関しては、親権は手放さないけどさ、みんなに触れさせたい。
プロレス芝居を最初にやって以来私の中には「プロレス芝居という手法を思いついた」以上のアイディア(もちろん、回を重ねるごとに質は上がっているが、そもそものアイディアとして)を生み出せていないという葛藤があったが、今回3年ぶりにそういう気持ちも満たした公演が出来た。その意味で、皮肉として石原閣下には感謝したい。いや、わし役者としても、髪の毛白くして作業着にネクタイで出て、知事だよーって出るだけで出落ち笑いが取れるんだから、美味しい美味しい。舞台上でチンコで障子を破れる機会も、閣下の役をする時しかないだろう。
どんどんのるては育てて行きたい。そしていずれ、「非実在少女のるてちゃん」なんか上演したって、笑いが取れない社会、なんの風刺にもなってない社会、すなわち表現規制問題が解決する社会になることを願う。
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