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2011/01/19(水)
のるての戦いは、まだまだはじまったばかりだ
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遅ればせながら、第11次笑の内閣「非実在少女のるてちゃん」はそのすべての日程を終了しました。もし、今後のるてをやることがあっても、それは第13次笑の内閣として組閣し直しとなります。
のるての思い出は書き尽くせません。しかし、今私が書くべき事はここに思い出を連ねる事より福岡の脚本です。少なめに書けば、本当に7ヶ月もの間、ともに過ごしてくれたメンバーんは本当に感謝するし、楽しかったし、髭と辻は残念だったけど、予想だにしていなかった東京にも行けて、年が明けてまで追加公演が出来てよかったし。保坂さん、藤本さん、森田さん、吉田さん、竹熊さん、有田さんはじめ本当に色んな人に助けてもらって、すてきな出会いがいっぱいあった。色んな事件もあったけど、おかげで飛躍の後援意なった。2都市3公演、823名のお客さんに見てもらえた。この追加公演も蛇足かもとおも思っていたが、KAIKAにいた3日間、みんなと一緒に過ごせて、お客さんにも笑ってもらえて、雪の中うちあげにでかけて朝まで楽しく語らえて、本当に本当に本当にたのしかった。なにより、きっちり東京の赤字を補填出来たし。
が、かといって、この問題を提起した東京都に感謝する事などとても出来ない。どっちがよかったかといえば、内閣が「のるてちゃん」など作らず、夏にお茶濁しコントと、3月にプロレスしてるだけのいつも通りの年であった方がよかった。
最終日のアフタートークはお2人も、なるほどなるほどと頷かされるトークであった。まずは竹熊氏の戦後の有害コミック騒動の歴史の解説。50年代終わり、60年代終わり、90年代はじめ、そして今回。歴史はまさに繰り返されるというのがまじまじとわかったし、有田氏の話も面白かった。この世には悪魔だけじゃなく善魔がいるということは
のるてなんぞしなくていい世の中になればいいなと言ったが、どうも人類が居る限りそうもいかないようだ。表現規制は、私に作家としての才能がある限り、定期的に戦って行かねばならないテーマのようだ。別に人のためと恩着せがましくやるつもりはないが、少なくとも「社会派をやるよりは、得意な作風をしといた方が面白い作家」さんが社会派をせざるを得ないようにしないためにも、「社会派をやっても面白く出来る作家」である私はやり続けたいと思う。
のるてを、主催興行でやることは、もうしばらくはない。が、のるての戦いはまだまだ終わらない、色んなコンテンツに進出してほしいし、上映会はすでに出版労組の集会と福岡でも決まっているし、本気でドラマ化、アニメ化してほしいと思っている。とりあえず、下記URLでしばらく録画を公開するんでぜひみてください。
http://www.ustream.tv/recorded/12026385
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