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2011/11/19(土)
さあLINXSだ
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実はもうすでに今日からLINXSははじまっているわけでが、うちが参戦するのは明日からである。というか、日付が変わっているから今日からだ。
あらためて、LINXSとは、石田1967という観劇依存症のおっさんが演劇好きなあまり、好きな劇団を8劇団+色んなゲストも交えて、20分の短編を2チームにわけてやるイベントだ。うちはBチームだ。普通、色んな劇団を呼んで公演をするなんてのは、(色んな地域の演劇祭とかカラフルとか20年安泰とかかな)、自治体から助成金が出るとか、力のある演劇専門のプロデューサーが仕切ってるとか、ちゃんとした組織がついてるとかでやるもんである。それでいけば京都学生演劇祭は学生だけでやってるから(本当にそうなんよ、よくありがちな良くも悪くも学生がやってるに見せかけて実は企画会社ってことはない)近いが、あれでもマンパワーがでかい。
そこに来て、石田さんは個人だし、演劇にかかわってるわけでもないし、そして金持ちでもない。それでこんなことやってるんだから狂っている。
で、石田さんはなにせ素人ですから、はっきりいって私はこのLINXSはほかの複合型演劇イベントに比べて注目度が低い思うわけですね。しかしだ、私は1回目、2回目のLINXSを見た限り、そこに出ている劇団のレベルはけっしてヒケをとらないと思ったわけです。にも関わらず、そうなのは公的なイベントじゃないから宣伝が弱いというか、はっきりいって素人がやってるからなめられてるというのです。
馬鹿にすんなといいたい。たしかに、石田さんは素人だし、劇評が甘すぎるし、役者でもないのに目立ちたがりで舞台に上がりたがるし、演劇人と友人になりたがるあまりはっきりいってなれ合いだし、プロデューサーに必要な要素としてかなり欠けているもんが多い。が、そんな人でも実際に面白い劇団を集めて来ているのである。イベントが面白いのである。なら、なにに問題があるというのか?
数を見れば偉いというわけではないが、石田さんは年間300本近く見ている。演劇関係の仕事が無い素人だからできる本数であろうが、それだけ見てるから集められるもんがあるのだ。例えば匿名劇壇。ここは通し稽古を見て実力あるなと思ったが、学生劇団でほとんどよそで公演してないからおそらくここをセッティングできるプロのプロデューサーはいないだろう。しょうみ、有名な複合イベントは、すでに聞いた事あるような人気劇団が出てるということだろう。もちろん、人気劇団をセッティングするのもプロデューサー力だが、ドラフト1位クラスでオールスター作りゃあそりゃ注目させるわい。こっちは、貧乏劇団なのに隠し球は発掘するは、しかしドラフト1位級もいるわってことなのだ。素人だっていいじゃないか。石田さんは素人ってだけで、LINXSを注目に値しないなんてのは小さい考えであろう。
と、いうことで、今回選んでいただいたのは素直に嬉しかったので、暇な時期でもあるし即答で返事した。そして、ちゃんと公的な複合イベントに呼ばれる団体でも、LINXSに出ているのは彼の人徳であり、出演団体は彼を正当に評価しているのだ(まあ、馴れ合ってるからもあるが、それだってプロデューサー力だ)。なんで、楽しみである。
陛下の様態が悪い中での皇室ネタ。大阪W選の前の週に橋下ディスりネタを、アウェイな空間でやれる楽しさ。知らない劇団の方と交流出来る楽しさ。あー、楽しみ。そもそも私の演劇デビューは高校演劇なのだが、1年時練習の段階でこりゃ辛い、大会終わったらやめようと思ってたのを留まったのは、大会で他校の人と交流したのが楽しくてたまらんかったからだ(残念ながら演技中が楽しかったわけではないのだ、高校の時はコメディさせてもらえなかったからあんま演技は楽しくなかった)。
今は、舞台上ではコメディできる=自分の書いた本を見てもらえる上、高校演劇と違って一般のお客さんもいっぱいいるし(場合によっては評論家もいるし)、楽屋でも交流出来るし、なによりも高校の時と違って終わった後に酒が飲める。楽しみ楽しみである。
とはいえ、さすがに完全アウェイはちょっと怖い。大阪で遠いし、普段より高いしではあろうが、ぜひともイベントというものを体感してほしい。はっきりいって、作品が20分×4本だけで学生1500円はともかく、一般2800円は高いだろう。しかし、どのステージもなにかしらイベントがある。そのお祭り感的な体感も含めて2800円、ロビーでだらだらなのも含めて2800円なら安いと思う。なにより、ここでうち以外の好きな劇団を見つけてほしい(今回出る劇団を個別に全部見に行くのはしんどいぜ)。ぜひ来てください。
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