ヒビサマ今日の一言
ヒビサマの挑戦に力を
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2011年11月
前の月 次の月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
最新の絵日記ダイジェスト
2015/05/14 名誉男性鈴子への抱負
2015/04/12 名誉男性鈴子 早割1日前
2015/04/03 残業代支払いよりずる休みのが悪いと思ってるのか?
2015/04/02 養子話
2015/04/01 養子をもらうことになりました

直接移動: 20155 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 月 

2011/11/21(月) 石田オブジョイリトルブラザー
 LINXS03、無事終了した。いや、けっこうまずい照明トラブルがあったようなので、無事ではないのだろうが、うちの出てるプログラムじゃない方だし、わしにとっては右翼に刺されてないだけで無事かな。
 
 感想としては、ただひたすら楽しかった。主催興行が満足度100とすれば、主催じゃない分満足度80といったところだが、主催興行だと心労度も50くらい。今回は心労がほとんどないので、結果的に+−でいうといつもより上だな。あれだね。本番前に全然ドキドキしなかったのは、普段は芝居の中身をドキドキしてんじゃなくて、お客さん入るかどうか(赤字でないか)を心配してんだな。

 まあ、ここに関しては後悔している主催興行でないぶん、普段より集客に関して貧欲さが欠けていたのは確かだ。特に、内閣関係者が全然来とらんというのは、大阪で遠いとか、関係なしに、いつもと同じく、「予定明けて来ないと恨む」と思われてなかったということだろう。というか、申し訳ない。あのイベントを体感しないと関西演劇人としてモグリですよってこと伝えられてなかったんだから。京都友人の皆さん、申し訳ないが、今回来なかった人は、所詮LINXS03見てないくせにって見下します。

 それくらい今回の興行は素晴らしかった。うちはともかく、まあ笑の内閣は普段通りなんだからわざわざ来なくて良いと思うけど、8劇団もありゃ1、2個ハズレはあるやろ思ってたが、あかんこれは勝率高すぎである。まあ、LINXS00の頃から石田さんが選んでくる劇団は勝率高すぎなので、これはわかるんだが、はっきりいって20分の劇団いくつもあって、しんどいよこんな見せられたら食傷やわってイベントだったのが、時間は同じくらい長いというかプログラム2つになった分拘束時間長くなってるのに快適になってるのが偉い。まあ、劇場広くなったから椅子がいいとかはあるが、芝居時間以外の遊び心とかが適度で見易い。

 個別の感想とか、他劇団の関係者への感謝とか参加者として楽しかった感想とかなによりうちの劇団のだしものの反省ってのはまた後日書くが、LINXSに関してだけ今、書こうと思う。

 話ちょっとそらして、落合が退任となったわけだが、落合野球てのはものすごく面白いのに、一般ではつまらんとされている。そのことは私は非常に歯がゆく思っているが、世の中に落合野球が面白いと広める為に具体的な活動をしようとまでは思えんのね、所詮他人やし。

 しかしだ。この石田1967という男は、自分が好きな劇団を、色んな人に好きにさせたいという思いだけで、こんなイベントをしてしまうのである。あえてすごいとはいわない。(もちろん、この規模のイベントをするのは簡単とは言わないが)、あえてこのイベントをするには金さえあれば特殊能力、才能は入らん、やりたいと思えば出来る規模のイベントだと思う。

 が、やりたいと思って実際やってしまうというのは、凄いとは言わん。凄いとは言わんが、馬鹿にする奴は小さなと思う。オナニーだろう。が、こんな壮大なオナニーは、それをやったものだけが出来るオナニーだし、正直、「見に来て面白くなかった」以外の批判は空虚にしか思えん。

 これが、プロのプロデューサーだったら話は別で、プロにしちゃスタッフや出演者に対しお粗末な対応は多いし、だいたいプロデューサーが舞台に上がるわ、最後に泣くなんて身内受け極まりでしらける事この上ない(率先して胴上げを呼びかけた私はお客さんのこと考えらら最悪な行動をしている)。これがプロデューサーの利益に絡んでいるならふざけている。しかし、彼は素人だ。16も年上の人にこういうのもあれだが、慕ってくれる弟みたいに可愛い。「お兄ちゃん、面白いお芝居見せて、見せて」と言ってくれる弟、「うちのお兄ちゃんたちは面白いんだからみんな見てみて」といって、家に呼んでしまう弟のようである。たぶん、他の人もそう思ってるから「しゃあねえなあ」とつきあえるんだと思う。石田さんはみんなの弟、関西演劇界の弟。

 LINXSに集まってる劇団は、子供がお母さん(スタッフ)にねだって買ってもらったおもちゃ(例えばミニカー好きの子供ならミニカーコレクション)だ。そう例えたら、なんでガキのコレクションなんか見なあかんねんアホかと見る向きもあるかもしれないが、私がミニカー好きなら、しっかり自分の稼ぎで買った人の珍しくないミニカーより、ボンボンのガキが集めた希少で出来のよいミニカーなら集めた経緯なんかどうでもよく良いミニカーを見た方が楽しい。

 だから、これからも石田さんは愛されニート(ニートじゃないけど)として、もっともっと観劇して好きな劇団見つけ出して、可愛がられてほしい。少なくとも我々は、石田さんに飽きて捨てられないように好きなコレクションの一つであり続けたいと思っている。だし、パンフには「演劇プロデューサーになりたい」とか書いてたけど、それはちょっとどうかなと思うね、彼の魅力は観客。LINXSが面白いイベントなのは観客だからだと思うし、どうしてもあれなら、もう石田さんがアートコンプレックス1928を買収して、毎日自分の好きな劇団が交代で公演する劇場、アートコンプレックス1967にするしかないね。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.