ヒビサマ今日の一言
ヒビサマの挑戦に力を
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2011年12月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の絵日記ダイジェスト
2015/05/14 名誉男性鈴子への抱負
2015/04/12 名誉男性鈴子 早割1日前
2015/04/03 残業代支払いよりずる休みのが悪いと思ってるのか?
2015/04/02 養子話
2015/04/01 養子をもらうことになりました

直接移動: 20155 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 月 

2011/12/31(土) テレビがかわる2011
さて、今年も終わりですね、2011年はどんな年でしたか?笑の内閣にとって昨年は、北海道凱旋、東京初進出、上演拒否事件で知名度向上と飛躍の年でしたが、今年は停滞の年でした。

 福岡公演でこける

 京都でもたいしてのびない

 池袋演劇祭でも歯牙にもかからん

 てな感じですな。アゴラ受かったっつっても来年だし、若手演出家コンクール1次予選突破も2次に進めず。まあ、リンクスに出たのは収穫ですかね

 特に福岡は痛いなあ。内閣史上最大の大惨敗だ。札幌、東京と初遠征が成功したので調子に乗ってた、が、私はこの世の災難は人のせいにするので、悪いのは福岡演劇界だ。名の売れてない若手が無謀なチャレンジに応えた札幌や東京に対して、冷淡だった福岡には絶対報復してやる。文化行政のドンになって福岡には一切予算を付けんって感じでやってやろうと思う。まあ、そこまではいかんけどさ、でっかい劇団になって福岡に呼ばれて、前は全然来てくんなかったじゃんって嫌みの一つでもいえるようになれればいいですな

 では、プライベートでも

 鬱になる

 4年つきあった女と別れる

 その後つきあった女もすぐ別れる

 就職した会社で給与の未払い

 である。最後のはキツい、本当にキツい。そもそも人を見る目がなかったのが間違い、それでも採用してくれたしって恩で、すぐに情をもった猶予を与えたのが間違い、しばらくは恩はあったが、もうこの世にはクズもいるもんだと勉強になった。どんなにそれ以外が良い人でも、給与を払えないような経営者はクソだというのは知っていたが、問題は給与が払えない意外もクソだったということだ。結局労基にかけこんだこともあるが、そこでもうそばかり。今まで色んな借金や給与を踏み倒して来たんだろうが、私は執念深いので年貢のおさめ時だ。差し押さえしてでも取り立ててやる

 と、いうことで、こう書くとろくなことがない一年のようですが、とても楽しく過ごせたような気がするのですな。わりと幸せいっぱい、演劇楽しい。まあ、鬱はつらいが今は躁でむしろ怒りがモチベーションになってるけえのう、福岡報復してやる、京都でものびて見返してやる。若手演出家コンクールは再チャレンジしてやる。池袋演劇祭はまあ、もう参加はたぶんしないと思うけど、まあそれも。別れた女は「ああ、あのままつきあっていればもっと幸せな人生だったのに」と後悔してもらう。なにより経営者からは、企業家人生終わらせやると、まあ今一番怒り狂ってるのは橋下なので、演劇の力で失脚させてやるというモチベーションで来年はやっていくのです。

 とまあ、来年は早くも

 「ヅッコケ3人組の稽古場有料化反対闘争」
 これは早割年内まで、今日のうちに予約して

 「ロマンポップ」
 久々の客演なうえ主役

 「5月にはたぶん、新作。若手演出家コンクール用に書いたのをボツにするのもったいないけえやる」
 こっれは新作。たぶんやる

 「のるて」
 アゴラは決まったし、名古屋もたぶん開催。9月には再び札幌も決定、10月に京都か大阪もやるけえ全国ツアーじゃ。


 プライベートは、引越はするが。しかし、条件面で管理会社と喧嘩しまくってるので前途多難だ。住み易いようにルールをかえてくれと提案してるのを不当要求みたいにいいやがって、今後、人口減少で賃貸なんて受難の時代が進むのに、住まわせてやってるみたいな態度だから、礼金みたいな無礼な制度もあるんや。わしは客やぞ


 こりゃ飛躍の年間違いなしだね。ファリファリポロケーニョ

2011/12/24(土) 5年ぶりに客演
 公表されたので書くと、5年ぶりに客演することになった。まあ、京都ロマンポップだから前々意外なところではないというか、むしろ今まで出た事無かったのかってくらい仲良い(下手な劇団員より、よくロップのミーティングに出てるし)ところですが、2007年の劇団衛星に客演して以来の他所の出演。私がよそに出まくってたのは04〜06年くらいですし、そもそも内閣では野田秀樹とか悪い芝居の山崎さんのように作家でありながら看板としてちゃんとした役で出てるというより、演出の片手間に「出たがりだから」「ナギサのお客さんとか、演劇人じゃない知り合いは私が出てないと見に来ないから」というテキトーな理由で出てるので、もう今の主力の子は「高間響は、笑の内閣以外でも役者として出る」というのを知らん人が多いだろう。

 まあ、なぜこれほどまでに客演してなかったかというと、ひとえに「オファーがなかったから」である。自慢じゃないが5年間1回も来なかった。明らかに暇な時期に、正直どんなに下手でも頭数がほしいって劇団から「誰か良い人紹介してもらえませんか」って言われたことすらあった。ようは理由として

「よそに客演する役者だと認識されてなかった」というのがでかいだろう。

 次に「下手」であること。これはいかんともし難い。なにせADHDで集中力が無いので、本番中なのに突然気が抜けてしまうことがある。これは、役者というより普段仕事してるときですら不便である。

 また「演出家の言う事聞かない」のも困る。高校時代に、よく勝手にアドリブして怒られていたが、「目立ちたがり」なうえ、自分はこの世で一番面白いと思ってるので演出家の指示より勝手にやりたいんですね。これは困った事である。

 そんなこともあり、オファーがくれば考えてたんでしょうが、自分から出たいと言ってまで出たい芝居も無かったのでダラダラしてたらあっという間に5年。その間、高間総統だの、タカマホン社長だの、アッキー殿下だの、石綿都知事だの、役作りする必要等無いような役ばっかりしてたので、大丈夫かいなと思いつつ、ロップからオファーがあって、まあやってみっかと思いました。

 そして、出来たビラを見てみたら、高間響(主役)と書いているではないか。びっくりである。自分が主役であるという事を、ビラで知るんだから。主役なんて、大学1回の時の「ナツヤスミ語辞典」でのクサナギ先生以来である(スエさんヤマさんのおもちゃ会議のヤマさんは主役と言えば主役だが、私は助演のつもりだった)。だいたい、私は主役タイプの役者ではないのだ(クサナギは消去法)。「エメラルド」のエザシや「パンドラの鐘」の教授は好演したとは思うけど、主役じゃないし。

 と、いうことで、ロマンポップ見に来てください。その前に内閣の本番だけど、まずはそっちのチケット買ってください。早割は年内なんで、早く予約してね。ロップのチケットは、内閣の受付で売るからそこで買ってください。

 内閣の予約は
 
 http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=31732

2011/12/21(水) 第14次役者紹介5
 中西良友
 
 生ゴヅラにでて以来出演の無いものの仲のよい唐仁原が、吉田寮しばい部で育てたルーキーである。10月の吉田寮しばいで見て、あーこりゃいいツッコミしてんなあということで素カウティングして来たのである。正直まだあんま人となりをわかっていないのであるが、あの吉田寮に住んでいるのである。並大抵の人間ではないのは間違いないだろう

 彼は、笑の内閣では珍しい、ダメなところがない人間、能力を買われ大企業の取締役から副市長に抜擢された落合秀世を演じます

 菅原陽樹

 09年のコントで山形県として、コンドーム伯爵や黄緑川博士をを演じたはるさん。私の同期であり、私のがハイペースで芝居をしていた筈なのに、8回でも卒業出来て、不本意に社会人になったはるさん。バカバカりの演劇人の中では常識がありそうなのにこのざま。それでも珍しい、正当派で上手い芝居が出来るはるさんをはじめて長編でご一緒出来るのは嬉しい限りである。

 彼こそが、元タレントで助駒市の財政再建に燃えるものの、激高し易く傲慢不遜な市長、岸辺豊を演じます。


 高間響

 そして、すんません。ビラに名前書いてたのに、出演やめた。今回は久々に演出に専念。虚偽のこと書きました。ごめーんち

2011/12/18(日) 第14次役者紹介4
 菅原タイル

 タイルは芸達者だ。悲惨な目に遭う役から、傲慢不遜な役まで。前回も9コント中7個も出た。稽古場でも、なにをやってもものまねもやれば、ツッこんでくれる。非常に楽な男だ。そんな彼も内定取れましてね、絶対演劇不可能な職場なんでねえ、本当内定取り消しになってほしいなあと思う。

 今回は、丸山との名コンビを組んで、助駒市文化生活課課長小原実を演じます

 キタノ万里

 2年ほど前から、うちの制作として活躍してくれている万里ちゃん。当時の彼女は非常におとなしい稽古場に来てもぽつんとしてるような子だった。なんでくせ者好きなうちは、制作としては非常に優秀で使ってたけど、なかなか役者としては起用していなかった。しかし、その間彼女は他所に出まくって、徐々にキチガイ役者になっていった。そして初出演。内閣に出る女優としては嬉しいが、大学も中退して人としてはどうかと思う

 そんな彼女は、助駒演劇界の重鎮。助駒芸術連盟会長、阿藤紗妃を演じます。オーバーな芝居してます

 ピンク地底人2号

 ごなえはもう説明不要ですな。京都演劇界一のエキセントリックコメディエンヌ。僕は、ごなえにアテ書きしてる時が一番楽しい。これはもう恋だな。つきあいたいとは思わないけど

 今回の彼女は、ねつ造記事ばっかり書くアホ新聞記者、助駒新聞社会部当麻すみれを演じます。

2011/12/17(土) 第14次役者紹介3
髭だるマン

 髭は福岡遠征を経て、京都演劇界のレジェンドになった。伝説なんてなかなか作れるものじゃない。彼のように演劇歴3年、たいした劇団に出ているわけでもない。それを15000円で果たしたのである。役者に取って一番必要な、機を見る。勝負所というのを、備えているではないか。その結果、まさに演技の面でも完全に一皮も二皮もむけたといっても過言ではないだろう。リンクスのブログに「髭だるマンは、髭面で気持ち悪いと思ったが、髭を剃っていても気持ち悪かった」という髭。今後活躍が期待される

 今回も正にアテ書き、めんとくさがりニートで親にたかって芝居を続ける男、劇団クラブパズル座長、北島真矢を演じます。


 森麻子

 私が何百人も出ていた学生演劇祭の役者の中で一番気に入った役者である。演技も面白かったが、その後の打ち上げでも狂った言動をしていたのがさらに気に入った。私は狂った女優が好きである。そして巨乳である。狂って巨乳なんて最高じゃないか。彼女はスケジュール的に一旦無理となったのに、私がツイッターに「サド顔の女優が足りない」て募集ツイートを書いたら、やっぱり出たいと無理して出演してくれた。サド顔に反応して出たいってのは嬉しい話である。後は「佐渡島出身ぽい顔だった」てオチじゃないことを祈るばかりだ

 そんな彼女は、己の功績にする為反対運動を裏から操るしたたかサド顔市議会議院、平下孝子を演じます。

 丸山交通公園

 初出演だけど、全然初出演な感じはしない。ゴールデントリオだった、金原、タイルがさんざんうちに関わってるので、その元締めだった丸山は、前回の21世紀枠に出てたこともあり、本当に初出演な感じがしない。彼の作品をはじめてみたのは、まだACT時代で、劇団全員で内を見に来てくれたから、お礼にわざわざ京産大まで見に行ったわけだが、非常に才能のある男である。いじめられっ子だった経験を活かした卑屈な笑いだが、売れてほしいなあ。俺の次に売れてほしい。面白いよ友達図鑑

 そんな彼は、一回りし年下の市長にヘコヘコ、お調子者で小物な市議会議長、春日俊郎を演じます。

2011/12/16(金) 第14次役者紹介2
 藤井麻理
 
 前回、6回連続出演が途絶えた藤井さん。まあ、コント向きではないと思ったからだけど。笑の内閣の芝居かて、全員狂ってるコントと違って、芝居なら笑いをとらないポジションだって必要なのだ。そういうところには藤井さんは非常に役に立つな。なんやかんや言うて、うちの稽古場に居るのは楽しそうだし、作品を良くする事にプライドをかけてそうなのはなにより

 そんな藤井さんは、3人組の所属する劇団、劇団クラブパズルの衣装を手伝うフリーの役者兼衣装、坂東聖子の役です。よく怒る役、ステファニー、まちこ、古谷さん、さおり、カルシウム足りない役が多いな

 太田了輔
 
 月面クロワッサンの若き看板役者だ。イケメンである。いや、いい男だ。そして良い人だ。20歳にしては出来た男だ。ロップとの合同池袋公演の時、自費で受付の手伝いに来てくれて親しくなったのだが、謙虚で可愛らしい。そして声が良いので、役者としても映える。なんか、たぶん良い男かつ悪人系のいい男ではないので、いいところが回って来がちになりそうだけど、色々試してほしい(ヨゴレのダメ男や馬鹿も映えそう)役者だ

 そんなわけで、傲慢不遜、金に汚いために反対運動を陰で操る、低俗過激団主宰、姫川匠の役を演じます

 鈴木ちひろ

 聖羅の紹介をした時に美人は才能と書いたけど、可愛いもまた才能である。今まで内閣で「美人」といいうより「可愛い」で押せる役者といえば、鶴丸さんか四方さんだと思うが、鶴丸さんは可愛過ぎて現実感がない、四方さんの可愛さは笑っちゃうベタな可愛さである。二人とも、実在の人物なのに非実在少女っぽいのだ。そこでいて鈴木さんは、かなり可愛いけど現実にいそうである。だからこそ、ギャグじゃなく「可愛い」てキャラを演じさせられるのである。あと、可愛いのに地声が低いってのも希少だな。

 と、いうことで「可愛い」ゆえに、彼女のおねだりでハチベエが反対運動に身を投じるきっかけになる、低俗過激団の新入団員、坪中明菜を演じます。

2011/12/15(木) 第14次役者紹介
 昨日から予約開始してるのである。ぜひ、早割のうちに予約してほしいものだ。

  http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=31732

 さて、恒例の役者紹介。今日はズッコケ3人組を

 クールキャッツ高杉

 おなじみのキャッツくんである。キャッツは、イッパイアンテナの看板だから毎回出演出来るわけではない。というか、来ない回の方が多い。今回は12次以来だから、たいして久々ではない。で、キャッツと芝居をすると、時の流れを感じない。内閣に出てる人は、代替わりが激しい。2005年に旗揚げしてすでに3回転くらいしている。そんな中、1個下のキャッツはかわらん。本当に言動の馬鹿さかわらん。演技の高さも変わらん。時が止まっているようだ。少年のような身長も合わせ、永遠のモラトリアムだ

 そんなキャッツは、もちろんハチベエ。身長と良い、お調子者がにあうところといい、ハチベエをやるために生まれて来た役者のようだ

 眞野ともき
 
 眞野さんを今さらなにを書けばいいというのか、リンクスに出て久々に眞野さんて180キロもあってすごいインパクトなんだと思い出した。なんか今度はじめて、年下の劇団に客演するらしいから楽しみだ

 もちろんモーちゃんである。説明必要なし


 由良真介

 だいぶ声がでるようになった。結果わかったことは、声が小さくなくたって十分変なやつだということだ。マイナーすぎる映画を何百本も見ているという点、カポエラを習っている点、ツイッターやミクシイに聖書を書き写しているような点、東京の自由行動で行ったのが密教展だった点。うーんミステリアス

 今回は声も出始めたのでハカセに抜擢、眼鏡のイメージはないが、眼鏡はかけさせます。皮肉屋が似合うところとかいがいにあう。

2011/12/12(月) なぜヅッコケなのか
 今回は「ヅッコケ3人組の稽古場有料化反対闘争」である。言うまでもなく、ズッコケ3人組シリーズのパロディだ。なぜズッコケのパロディかというと、私がズッコケ3人組シリーズが好きだからだ。小学校の図書室にあったので、私が小学校を卒業した96年までに出たのはほぼ全部読んでると思う

 まあ、それだけだと身も蓋もないが

・ そもそもうちはパロディが多い、生ゴヅラ、ウヨっていいとも、和民殺人事件など、プロレス芝居もハッスルのパロだし、のるても広義の意味で魔法少女という様式美からつくってる
・ 稽古場有料化問題は、用語設定が多いためその説明に+して主要人物の人間性や関係性まできっちり書いてると時間を食い過ぎる。チビの元気者、ハカセ、デブという、型が決まった3人組をだすことによって時間を短縮出来る

などといった利点もあるわけだが

 さりとて、忍たまでもなんでも、だったらなんでもいいじゃねえかて中でズッコケを選んだのは、ズッコケ3人組が大学生で演劇してたら絶対、稽古場有料化の際に反対運動をしていたと思うからだ。同人誌とかわらん2次創作的な発想だが

 ズッコケシリーズは児童文学ゆえ、清く正しい作品に見えるが、あの3人組はけっこう、えぐいことやってるのである。もちろん彼らは小学生だし、不良でもないので、えぐいいうてもそんな悪い事ではないが、怪盗Xと対決とかタイムスリップとかSF的なのじゃなく、身近で起こりそうなものの中にこそズッコケの魅力がある。そこで、何本が書評を書きたい。

 「噂のズッコケ株式会社」
 なんと、3人組は小学生なのに本当に株式会社を作るのである。釣り客でにぎわう港で弁当を売ったら儲かるんではと考えたハチベエが、クラスで株式を発行しお金を集め儲けるんである。これが小学生の発想かである。しかも、一時的に損をしに投資したクラスの子らに責められ株主総会になった時にハカセは儲かってると粉飾決済したりとかなりえぐい事をしている。そしてラストは、ちゃんと儲かってめでたしめでたしなのだ。児童文学なら、子供のうちからそんなあさましい考えはって思わす為に失敗しそうなのに

「ズッコケ結婚相談所」

 母親が再婚するってことで、離婚した実の父にモーちゃんが会いに行くって話だが、DVを扱ってるのがえぐい。主役の母親がかつてDVしていたって書けるってのがすごい

 「花のズッコケ児童会長」
 ハチベエが津久田という子が児童会長になるのを阻止する為に、動くのだが、事前運動、買収などを駆使しているのである。買収と言ってもお菓子なのだが、児童文学とは思えない汚さである。またこの津久田という子の設定が深い「ハンサムで高身長で運動も勉強も抜群だが、自分にも他人にも厳しいので、出来ない子の気持ちがわからない」という性格で、「スポーツで体を鍛えよう」ってのにたいし「頑張りたくない子だっているんだ、強制なんかするな、出来ない子の気持ちがわかる子こそ児童会長なるべきだ」って主張なのね。作者のトップ論がわかるし、橋下を支持した奴はこれを読んで反省すべきだ。

 「ズッコケ山賊修行中」

 これは現実的にありえる話ではないが、宇宙旅行やタイムスリップならなみの作家だって考えつくだろう。しかし「1000年以上前に大和朝廷に負け、復讐するため山奥にこもった部族が、たまには外の血もいれないとと3人組を拉致し姫の婿候補にする」って設定がえぐすぎる。児童文学どころか、横溝もびっくりである。

 「ズッコケ3人組の家出旅行」
 これは唯一、新しい作品だが、なんと3人組が家出してむかったのが、西成のドヤ街なのである。西成を書く児童文学。しかも、ホームレスに同情的な左翼的作品でもなく、しっかり働かないとホームレスになるから怠けるなという右翼的作品でもなく、淡々と西成はこんなところですよと書き、それに順応する3人組を書いているのだ。深い

 と、イメージを覆されるえぐい話が多いじゃないですか、これならデモや陳情くらいしそうじゃないですか。ってことでヅッコケなのです。

2011/12/11(日) ヅッコケ3人組の稽古場有料化反対闘争について
 いよいよ、「ヅッコケ3人組の稽古場有料化反対闘争」の、チケット発売が迫っている。今回は、早く予約してほしい。いいかげん、1週間前になってようやくまともに予約が入るなんて状態は嫌だ、ということで早割制度を導入した。12月31日までに予約していただいた方は500円お得で、1000円である。ぜひ、

 さて、稽古は2週間前からはじまり、そこそこ順調である。全部出来てないけど、3月のように鬱になったというより、物理的に書けてないだけなので、ケツは決まってるし悩んでるわけではない。今回はあえて、アゴラのるてのためのテストとして、リスクはあるがご新規を多めにしたが、また面白い奴ぞろいで明日以降紹介して行こうと思う。

 今回は、もちろん2009年の青少年活動センター有料化騒動がモデルの芝居であり、2月の市長選にぶつけて争点化しようと目論んでるわけだが、どちらかというと私ががんこな反対派から、中立に変わったのと一緒で、むしろ「行政が芸術に税金を使う意義があるのか」を説いた作品だ。

 多くの演劇人同様、私は橋下が大嫌いだが、他の人がどうも橋下の芸術軽視に怒っているなら私は違う。私は人間としての良心が、彼の他者への寛容性のなさが許さないだけで、実は文化と公共に関してはわからん状態になっている。理想をいえば私は、芸術は行政がやるべき事ではないと思う。貴族がやる事である。古代、芸術の保護は、エリートの嗜みというかむしろ義務であった。貴族は、戦争の際は前線で戦うかわりに普段人より良い暮らしをしてたわけで、戦争の無い今、持つ者は興味のあるマイナースポーツや芸術のパトロンになるべきというか義務があると思う。真のエリート教育というのは、そういうのを養う事だ。行政の役割は「人を不幸にさせない」で、芸術は「人を幸せにする」ものだから、芸術支援をエリートがやれば本来は行政がする必要がないからね。

 が、現代においてエリートがその役割を全うしないからややこしくなるわけで、じゃどうすればいいかってわけね。劇場法とか、ほかにも色々あるけども、私は稽古場有料化問題が、行政と芸術について考えるきっかけになったし、運動をし続けていなければなめられる、お芝居をのうのうとするにも戦わなければならないって学んだ。だから、演劇の先輩方には戦ってる姿を見てもらいたいし、後輩方にはこの作品を通じて戦う大事さをしってほしいし。

 演劇をしてない人は、演劇の実態をこの作品で知ってほしい。演劇をしている人には、当たり前と思っている芸術と支援の意義をこの作品で知ってほしい。不幸の原因は、演劇人と一般人の乖離にあると思う。一般人は本当に演劇の事を知らない。演劇人は京都の、その他の都市の苦しさを知らない。お互いを知らないから不満も出るのだ。極端な話、人間知らない奴なら、あまり痛まず殺せる。戦争に行ったって、ようしらん他国の奴ならささっと殺せるもんだ。しかし、知った人を殺すのはなかなか難しい。だから、お互いを知る事によって歩み寄りをさせたい。この芝居はその架け橋になるように作っているのだ。

 とか、言っときながら、下ネタ多いし、ズッコケシリーズのパロディだから、いつも通りの内閣テイストの馬鹿馬鹿しいコメディですよ。でも、表現者として己の立場、覚悟を示した作品であるとは思う。私はお芝居をする理由は「楽しいから」とか「名誉欲」とか「モテたい」とか「排泄行為」とか「自己顕示欲」とか「本当は本番より打ち上げでうまい酒が飲みたい」とか「旅行行きたい」とか「芝居以外に得意な事が無いので仕方なく」とかいっぱいあるが、その中でもでかいのが「自分の都合のいいように世の中作り替える」ためです。私はこの作品によって、自分が演劇し易い世界にかえる。なので、みにきてください。一緒に、芸術とその支援の意義、考えましょう。いつまでも、演劇を作り続けやすい世の中でいるために

第14次笑の内閣「ヅッコケ3人組の稽古場有料化反対闘争」

 会場 東山青少年活動センター想像活動室

 日時 2012年1月20日(金) 1 8時 21日(土) 13時 18時 22日(日) 13時

 料金 前売り1500円 当日 2000円 早割 1000円
 
 予約
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=31732

2011/12/08(木) リンクス感想 内閣編
 遅くなったが、昨日リンクスの内閣の打ち上げをした。

 今回、リンクスに参加出来た事がとても楽しかったのは以前書いた通りだが、笑の内閣の作品としても素晴らしい事であった。まあ、主催興行じゃなく作品が出来るってのは本当に楽で、普段自分が本番前に緊張している原因は作品の出来じゃなく集客なんだなと実感したわけだけども、それ以上にである。

 大阪では過去一度だけやったが、しょうじきアウェイである。アウェイで自分の笑いがどれだけ通用するかは、まあ札幌でも東京でも福岡でも通用したし心配してないんだけど、それらはみんな笑の内閣を見にきた客であって、リンクスには他の劇団目当ての客もいるわけだからと思っていたが、まあ受けた受けた。リンクスにあげられてる感想ブログをみるかぎり、「酷すぎる」「きわどすぎる」「ギリギリアウトだ」と褒め言葉を頂戴しました。

 殿下さんはまあ鉄板でしょう。おかげで殿下さんたちのお父様も体調が回復稽古にあるようで、まだまだそのネタが続けられそうで嬉しいです。まあ、退位出来るのは必要だと思うがね、しかしご次男のアッキーが定年制に触れちゃあかんだろう。お兄様が終世天皇だと5歳差のアッキーは下手したら先に死ぬ、即位出来てもヨボヨボになってからに対し、60歳定年なら55歳て働き盛りで跡を継げて、在位は5年とはいえ時代のひーくんが41の時の子だから19歳で即位だろ、そんな若君なら父君が摂政になる可能性は高い。うわー、アッキーに有利だ・・てな話を次は書こうと思います。三笠宮ロリコン説(26の時、16にプロポーズ、しかも相手は麻生太郎の妹)や、高円宮承子ヤリマン説なんかも書きたいが地味だしなあ。金原のあーこは貫禄だなあ。わしのアッキーも本当に似てるらしいが

 橋下ネタはちゃんと、立って歌えと言われ勃起しながら君が代歌うことによって、「そんな命令おかしいって、自分で考え判断出来る子供を作るのが教育、我が子は盲目的に従う教師よりクビをかけて戦う教師がいる学校に通わせたい」というとても大切なテーマだったんですが、マスかきながら君が代歌ってるせいでただの下ネタになりましたね。眞野の金八は本当ひどかったなあ。木村のスクールウォーズも髭の鬼塚もしゃくなげのぬーべーも全然似てないなあ。馬渡のまちこ先生はおっぱいだけ。金原のヤンクミはまあまあかな。金原は私の大学時代の彼女にそっくりなんだけども、その子は山口さんというので、彼女が山口先生と呼ばれてると悲しくなったな

 しかし、奮闘むなしく維新が勝ってしまって本当に無念である。どうも、世間では演劇人が反橋下が多いのは文化軽視してるからだと思ってるようだが、そんな自己利益のためのせこい考えではない。橋下の、「自分に反対する者は排除する」という思想が、「表現の自由」とは相容れないのだ。だから、およそ表現するものとして、基本聞く耳を持たない人間が上にたつなど耐えられるものではない。政治に強いリーダーシップを求めるなんて、しょせん自分に政策がない人間だ。私は自分に政策があるから、理想のリーダーは自分の言う事を聞く人間である。表現者なら、その自覚は持ってほしい者だ。

 が、橋下がトップのうちは、橋下をディスる芝居でやるチャンスはいくらでもあるから、いいけどね。こんな内閣らしさをだした芝居で、大阪の人に知ってもらえて名が売れた。こんな嬉しいことはない。32枚前売り売れた事だし、これを1月公演につなげたい。続く


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.