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2011/12/12(月) なぜヅッコケなのか
 今回は「ヅッコケ3人組の稽古場有料化反対闘争」である。言うまでもなく、ズッコケ3人組シリーズのパロディだ。なぜズッコケのパロディかというと、私がズッコケ3人組シリーズが好きだからだ。小学校の図書室にあったので、私が小学校を卒業した96年までに出たのはほぼ全部読んでると思う

 まあ、それだけだと身も蓋もないが

・ そもそもうちはパロディが多い、生ゴヅラ、ウヨっていいとも、和民殺人事件など、プロレス芝居もハッスルのパロだし、のるても広義の意味で魔法少女という様式美からつくってる
・ 稽古場有料化問題は、用語設定が多いためその説明に+して主要人物の人間性や関係性まできっちり書いてると時間を食い過ぎる。チビの元気者、ハカセ、デブという、型が決まった3人組をだすことによって時間を短縮出来る

などといった利点もあるわけだが

 さりとて、忍たまでもなんでも、だったらなんでもいいじゃねえかて中でズッコケを選んだのは、ズッコケ3人組が大学生で演劇してたら絶対、稽古場有料化の際に反対運動をしていたと思うからだ。同人誌とかわらん2次創作的な発想だが

 ズッコケシリーズは児童文学ゆえ、清く正しい作品に見えるが、あの3人組はけっこう、えぐいことやってるのである。もちろん彼らは小学生だし、不良でもないので、えぐいいうてもそんな悪い事ではないが、怪盗Xと対決とかタイムスリップとかSF的なのじゃなく、身近で起こりそうなものの中にこそズッコケの魅力がある。そこで、何本が書評を書きたい。

 「噂のズッコケ株式会社」
 なんと、3人組は小学生なのに本当に株式会社を作るのである。釣り客でにぎわう港で弁当を売ったら儲かるんではと考えたハチベエが、クラスで株式を発行しお金を集め儲けるんである。これが小学生の発想かである。しかも、一時的に損をしに投資したクラスの子らに責められ株主総会になった時にハカセは儲かってると粉飾決済したりとかなりえぐい事をしている。そしてラストは、ちゃんと儲かってめでたしめでたしなのだ。児童文学なら、子供のうちからそんなあさましい考えはって思わす為に失敗しそうなのに

「ズッコケ結婚相談所」

 母親が再婚するってことで、離婚した実の父にモーちゃんが会いに行くって話だが、DVを扱ってるのがえぐい。主役の母親がかつてDVしていたって書けるってのがすごい

 「花のズッコケ児童会長」
 ハチベエが津久田という子が児童会長になるのを阻止する為に、動くのだが、事前運動、買収などを駆使しているのである。買収と言ってもお菓子なのだが、児童文学とは思えない汚さである。またこの津久田という子の設定が深い「ハンサムで高身長で運動も勉強も抜群だが、自分にも他人にも厳しいので、出来ない子の気持ちがわからない」という性格で、「スポーツで体を鍛えよう」ってのにたいし「頑張りたくない子だっているんだ、強制なんかするな、出来ない子の気持ちがわかる子こそ児童会長なるべきだ」って主張なのね。作者のトップ論がわかるし、橋下を支持した奴はこれを読んで反省すべきだ。

 「ズッコケ山賊修行中」

 これは現実的にありえる話ではないが、宇宙旅行やタイムスリップならなみの作家だって考えつくだろう。しかし「1000年以上前に大和朝廷に負け、復讐するため山奥にこもった部族が、たまには外の血もいれないとと3人組を拉致し姫の婿候補にする」って設定がえぐすぎる。児童文学どころか、横溝もびっくりである。

 「ズッコケ3人組の家出旅行」
 これは唯一、新しい作品だが、なんと3人組が家出してむかったのが、西成のドヤ街なのである。西成を書く児童文学。しかも、ホームレスに同情的な左翼的作品でもなく、しっかり働かないとホームレスになるから怠けるなという右翼的作品でもなく、淡々と西成はこんなところですよと書き、それに順応する3人組を書いているのだ。深い

 と、イメージを覆されるえぐい話が多いじゃないですか、これならデモや陳情くらいしそうじゃないですか。ってことでヅッコケなのです。


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