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2011/02/12(土)
第12次役者紹介2
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金原ぽち子
前作で腐女子高生藤吉弥生を好演した金原(きんぱらと読む、最近県民ショーで静岡ではきんぱらと読むという特集をしていたが、なにを今更感があった)さん、ACTを卒団し就活をするはずが、福岡に行くはめにである。
私は彼女の演技は、自分の作品とACTでしか見た事ないのだが、非常に使い勝手の良い役者といえる。彼女は童顔なので、若年層の役が当てられる事も多いが、しかし若年層しかあわないということもない。見た目も可愛らしいのでヒロインもいけるが、美人過ぎて脇に置けんとか最早芸かネタであろうという可愛さ(四方さんみたいなね、あの可愛さは可愛い事をネタにしないと説明しづらい)いう使い勝手の悪さはない、基本真面目な部類だが、笑いは落とせばきちんととれる。そして、私は基本女優はSの女優(歴代の内閣に出てる女優を見よ、ほとんどS系演技をする人ばかりだ)が好みなのだけど、珍しく彼女はM芝居が出来る(実際に、SかMかとか、実際に私がSが好みとかMが好みとかは別だよ)
と、いうわけでいはゆる宛書きしたくなる女優ではないのだが、いてくれるとポジション調整で非常に助かる女優さんである。そして、なにより稽古場にもいてくれると非常に助かる、それは仕事としても、ギスギスさせないためにも、一件常識人なのにたまにアホ発言して和ませるという面でも
そんな彼女は、今回は便利屋扱いというか、たんぽぽ学園職員で、秀太と正次郎の幼なじみ、誤解によって戦う2人をなんとか和解させようとする(ヒロインといえばヒロインなのだが、別にヒロインではないというある意味損ではあるが)寺前千草を演じます
クールキャッツ高杉
イッパイアンテナの看板俳優、2年半ぶり久々の出演である。栄えある第1回のプロレス芝居の主役が、プロレス芝居に帰って来た。彼の小さな身体を活かしたルチャ系の動きは、他のレスラーには真似が出来ない。演技面でももちろん、なによりうまいし、笑いへの嗅覚も十分、役者としての基礎的な上手さと、飛び道具的な技を両方持っているというのは、同世代の中ではなかなか希有な存在である、だからこそひっぱりだこだし、昨年地元で見せたかった京都で出会った面白い奴=北海道に連れて行けなくて無念だった四天王(キャッツ、肥後、どす恋、浪崎)の一人であるといえる。なにより、稽古場に入ると楽しい、実際イメージよりは控えめだし、イメージより馬鹿な言動はしないのだが、節々に楽しい。
そんな彼は福岡出身。地元で彼を店ら得るというのは嬉しくて仕方ない。はっきりいってこの魅力的すぎる男を、脚本家として私はまだ最高の役を作れたとは思っていない。彼に与えた、亀プロの主役伊達政人1世、小渕部長の参謀中杉、曹操の3役はどれも素晴らしかったが、キャッツの役者人生最高の役だと思っている役は私が書いた物ではなく、イッパイアンテナの大崎君が書いた役だ。そりゃ所属してる劇団の主宰だから当たり前なのだが、しかし同じコメディ作家としては超えたいところである。
そんな彼に用意した遠野とおるという馬鹿な少年は、そのポテンシャルは秘めている馬鹿だと思う。キャッツに少年というのは安易ではあるが(他に「御大と呼ばれる時代劇の大御所」「やたら色んな資格を持っているトラブル解決名人」「20代後半の、だらけきったフリーター」などやらせたいパターンはいくつもあるが)、しかし絶対に受ける。お楽しみに。ちなみにプロレスはその少年としてではなくもっと変なのでするけど
末山孝如
まさに、私にとっての参謀である。所属団員ではないのが、だからこそ脚本に置いても運営に置いても、少しひいたところからのアドバイスがありがたい、ブレーンというか軍師というか、同郷であり7年という、現状で関わっている人の中では一番長い付き合いということもあるが、彼はいわゆる天才とは感じないが、知的である参謀である。むしろ、同じ夢を追っていないからこそ、うまくいってる関係ともいえるかもしれない。
結局最初関わってなかったのるてでも東京に連れて行ったわけだけど、彼といると楽しいというより安心する。演技に関しても、彼の演技はオーソドックスなのか、やはりくどいのか、いったいうまいのか下手なのか、どれくらいのレベルなのか、もうわからなくなった。ただだからこそ、いつまでも一生友達でいたい後輩だし、また彼と旅に出れるのは嬉しい。
そんな彼は、駒田組組長駒田旭。カリスマとまでいえないが、主人公や仲間からはある程度の信頼を得ている、リーダーというのは、まさに彼のポジションといえる。表向きはヤクザプロレスという悪役ながら、演じてるだけで心優しい駒田組長は彼しかいない
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