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2011/04/25(月)
保坂展人氏 世田谷区長当選
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夕張が、猪瀬の子分の30歳の都職員の若造になってがっかり(秀吉市長が見たかった)だが、世田谷では嬉しいニュース。のるてちゃん吉田寮公演で、アフタートークゲストとして来場された、前衆院議員の保坂展人さんが世田谷区長に当選された。
なにを隠そう、私は出馬することを電話で保坂さんから直接聞いている。いや、別に私に電話して相談しされたとかじゃなく、たまたま「表現規制を扱った北京蝶々の芝居アフタートークに出るから、良かったら見に来てください」て電話をしたら、丁度出馬を決断した日で「なんで見に行けない」とおっしゃっていただいたのだ。ちなみに6日にあった出馬会見では、私が翌日に会う坂手洋二さんも出席。のるて上演拒否事件に関しても触れてくれたりしているのだ。
そんなわけであったが、正直選挙予想屋としては保坂さんは厳しいと思っていた。今回の区長選は、保坂さんは社民、国民新党、新党日本が推薦したが、民主と共産は別な候補をたてているので左派票が分裂していたからだ。まあ、自民側は自民側で、世田谷区議団としては前区議会議長をおしたものの、党中央ではなんと民主党都議だった花輪智史氏を引きぬいて推薦の分裂選挙だったわけだが。しかしこの花輪というのはとんでもない奴で、民主党都議にも関わらず土壇場で裏切り、1票差で否決される筈だった築地を豊洲に移転する案に賛成し、その褒美として石原の推薦を得て区長選に出るという、まさに卑怯きわまりない裏切り者である(都議団控え室お会いした西沢さんもツイッターで怒り狂ってた)
と、いうことで花輪だけは落としたいとは思っていたが、それでも選挙に弱い保坂さんでいけるかという不安も会ったが、なんのなんの大接戦の末当選を果たしたというのは誠に喜ばしい。
支持者として正直に言うと、保坂さんは国会の質問王の異名を取り、中学時代から筋金入の反体制だったことを考えると、権力である首長としてより、国会の野党議員でいてほしかったという思いはある。区長の仕事に忙殺され、表現規制問題に関われなくなったらという不安はある。しかし、当選したからには首長として活躍してほしい。人口80万の23区最大の区、世田谷区長として1期勤めあげたあとは4年後は都知事にうってでてほしいところだ。都知事として青少年健全育成条例を撤廃してほしい。
なにより世田谷はあの下北沢やこの前行った三件茶屋のトラムもある演劇の町である。公約には下北再開発凍結もあるようだが、表現規制が進む東京に会って、保坂さんの同志である田中良区長のいる杉並と世田谷(吉田都議、西沢都議の中野や松下都議のや吉祥寺=武蔵野市も含め)は、表現をするもの、創作をするものの抵抗の場として残ってくれたといのは喜ばしい。
京都人としては、表現の場として東京が没落し、優秀な人材が京都に流れてくればいいやとも思っているが、やっぱし一番人口が多いところに、優秀な表現者が育つ土壌がないというのは寂しいところ。石原なんか通す東京はなんて愚かなんだと思ったが、まだ良識をもつ人間も居る事は救いだ。
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