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2011/05/05(木)
非国民文化祭1
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国民文化祭とは、まあいうてしまえば各県もちまわりでやる文化祭。国体の文化版みたいなもんだ。まあ、かならず開催県が優勝する国体も十分胡散臭いが、はっきりいって今回京都でするということではじめて聞いた。文化に関わる人間としたあるまじき無知である。私は、高校時代の文化系に比べ、体育科系部活が優遇というか、まあ実際はそんなに露骨な優遇はないんだけど、それ以上に、学校内ヒエラルキーで体育会系のが上のような扱いを受けてる、もうというかもう音楽系以外の文化系はきもい扱いされてるのが腹が立っている(高校から演劇部に入るような奴は確かにきもいが)ので、よく考えれば国体があるのに、国民文化祭がないなど許せる事ではなかったのだが
で、今年は京都であるわけだ。そもそも、1300年日本の文化の中心であった首都京都(正確には遷都などされていない、天皇は140年遊びに行ってるだけである)が第26回まで回って来なかったのは腹立たしい限りであるが、普通に考えれば(道州制になって都道府県が廃止されなければ)次あるのは47年後2058年である。私は74歳だ。第107次笑の内閣をやってる時だ。いくらなんでも80歳になってるシモンさんがプロレスしてるとは思えないので、地元で参加するなら最初で最後のチャンスであろう。
と、いいながら、のるてや反社会的じゃなかの準備で忙しいとか、わしの仕事が決まらんかったりメンバー先の予定が決まらんとか、鬱ってるうちに、出演団体の応募は終わったの(そもそも文化祭中の期間は練習出来なさそうだったこともあり)、もう無理なわけだが(と、いうかうちが選ばれるんかって話)、応援イベント募集ならできるわけだ。おりしも、うちの劇団の次回公演はその応援イベントに合致する9月に決まったので、募集条件には合うのだ
が、問題は第13次笑の内閣のタイトルは「非国民文化祭」にしようとしていることだ。もうこれは、昨年国民文化祭の看板を見つけ、マスコットキャラのまゆまろくんが眞野君に似ている段階で思いついた。これはそれこそ、次回は第107次笑の内閣の時しか使えないので、使いたいんだな。
まあ、タイトルは変えたところで、中身は一昨年と同じ危ないコント集である、ラインナップといえば「日本一危険なホームコメディ、あいちゃん不登校になる」「田母神俊雄アワーウヨっていいとも」「被爆少女ぷるとちゃん」「もしも、高校野球部の女子マネージャーがマルクスの資本論を読んだら」「自傷女戦士メンヘラムーン」とかである。とても反社会的である。なにより応募条件の中に、「政治、宗教活動をふくまないこと」とあるじゃないか。
で、ここが問題である。私は、いつもヤバメなネタをやっていて、社会派とか反体制とか思われていると思う。が、そんなことはない。のるてだけは「反表現規制」という目的があったが、あれは「好きな作品が書けなくなることへの対抗のための自衛手段」にすぎない。それ以外の時事ネタは笑わせるために、政治、宗教をネタにしてるだけで、目的があるわけではない。皇室はネタにしているが、別に天皇制を廃止したいなどと思ってない、手ふって真似したら笑えるからやってるだけだし、創価学会は笑えるからネタにしてるだけで別に私に勧誘にさえ来なければ問題ない。
なにより私が反体制作品を書いているのは、体制が私を庇護しないからだ。私は、シェイクスピアやモーツアルトのように、権力によって庇護するに値する才能を持っていると思っているので、庇護をしない現在の体制は頭が来る。よって、報復として反体制な作品を書いているのだ。もし私を黙らせたければ金をよこせばいいのだ。例えば、私は今は反原発の芝居を書くが、東電が金さえくれればいくらでも原発ヨイショの芝居を書く用意はある。
と、書いておきながら矛盾しているが、私にもやっぱり信念という物もあって、やっぱり創価は嫌いだし、読売や産経は嫌いだし、小泉も石原も嫌いなので、いくら金をもらっても、そういった作品は書けんというのもある。と、いうよりそもそも人から条件付きできた依頼は、自由に書ける作品よりやる気は出ん。
そのうえでだ。実は日よって、「国民文化祭」に応募するか、んなもんしったことかと「非国民文化祭」を脇でやるかというのは、ちゃんなる洒落の問題ではなく、私と笑の内閣の演劇への関わり方を、考える話になってくると思うのだけど、長くなるから続きは今度!
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