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2011/05/08(日) 就職
 明日から就職することになりましてん。まあ、バーという楽しくて仕方ない職場をやめたのは元々昼の仕事にシフトすることを前提なわけですが、なかなか転職うまく行かず鬱になりましたが、なんとか。なんと、知人の起業を手伝います。演劇より多少マシなだけでギャンブルにかわりないじゃないかということですが、私は人生において絶対譲れないのは2点「演劇を続けたい」「なるべく楽にいきたい、楽しい事だけしたい、苦しい事は少なくしたい」「楽をするためならどんな苦労も、どんな努力もいとわない(矛盾している)」なんで、その条件に合うにはもってこいの職場です。

 もちろん、演劇で安定した収入を得れればさっさとやめますが、さりとてその演劇の仕事が、やりたい芝居かもわからん、なによりこのまま安定した収入無しにフリーターを続けると芝居じたい出来なくなる危険も考え、これはいったん金を貯めようと就職だと思ったわけですが、稀代の極悪党である小泉、ケケ中のせいで今この国は「普通に就職をして趣味で芝居を続ける」ことですら難しい状況にあります。私一人なら、私が頑張ればなんとかなるでしょう。しかし困った事に、お芝居は一人では出来ないのです。私は一緒に芝居をしたい仲間が居ます。つまり趣味で続けようにも「一緒に芝居したい仲間に全員そういった職に就くための努力をしてもらう」必要があります。努力が嫌いだから、モラトリアム的に芝居をしている社会落伍者にそんなことは不可能に近い、幸いうちの180キロある副代表は継ぐ寺がある僧侶なので将来安泰ですが、もはやこの国は「趣味で芝居を続けるより、芝居で売れる方がまだ可能性がある」国になってしまったのかもしれません。

 しかしこれは、いくら有能な為政者の治世化であっても芝居を志すものすべてが売れるなどということはありません、たいへん難しい道です。となれば、方法として、芝居に関係のない儲かる会社を起こしそこで一緒に芝居をしたい仲間を雇用する。これしかないのではないかと思うわけです。

 しかし、私のような社会人経験のないものが儲かる企業を起こすなど、芝居よりほんの少し(いや、芝居はまだ才能があるが、商才があると思えんのでそれ以上に)マシなだけで厳しいのですが、こんな注意欠損多動性障害という仕事をするというスキルにおいて非常に問題があるうえ、それにあぐらをかいて直そうともせず、自分が世界で一番偉いと思っている傲慢不遜な私でも企業するために力を貸してほしいとおっしゃっていただいた社長のために、精一杯努力したいと思います。いや、そんなこと書いても私は人のためになにかをすることはありません、すべては自己利益のためです。ですから、しょせん他人に雇われる企業では本気等出さないでしょう。客演してても本気出さないから、客演で呼ばれなくなったし、そもそも自分で劇団をたちあげたのです。ですから、自分のため、自己利益のため起業するしかなかったのかもしれません。

 正直言いましてこの話に乗りましたのは「私は絶対に1銭も出さない」ゆえに、失敗しても損害はないし、少なくとも履歴書に翔る経験にはなるという事と、社長の考えに共鳴したからです。それは「十分な利益を出したら、もっと発展する気はない、好きな事をしよう」というものです。

 私は石川遼の「今年の賞金全額寄付」てニュースをみると凄い男だと思いました。「全額寄付すること」じゃなくて「全額寄付しても生活出来るくらいお金を持ってるのにまだ仕事をしている事」が。私ならもう働きません。いや、引退はしなくても少なくとも練習はしないでしょう。

 この国はひたすら経済成長する事で発展してきました。それは素晴らしい事です、でももうその呪縛は取り払っていいんじゃないでしょうか。この国のほとんどの商売は「経済が成長することを前提に」なりたっています。だから苦しいし、なんとか成長しようとしているのですがもういいじゃないですか、どのみち少子化で衰退するんで「衰退する」ことを前提に商売すれば。という観点で、うちの商売は「経済が衰退してもなんとかなる商売」をします。守秘義務とかあるんで具体的には書きませんけど。

 成長ってのは目的でなく手段です。成長しないで、堕落して幸せになれるならそれにこしたことはないじゃないですか。私は楽して行きたい。苦しい事はしたくない。芝居を楽しく続けたい。幸せになりたい。そのために、明日から精一杯精一杯努力し続けたいと思います。


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