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2011/07/23(土)
第13次役者紹介
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金原ぽち子
のるてかた3連続出演になる金原さん。彼女は不思議な女優である。常識と狂気を共有している。まあ、中谷のように意識的に常識と狂気を共有している女優はいるが、彼女は意識的には見えない。かといって、ありふれた天然という表現では陳腐すぎるのだが、彼女は無の気持ちで笑いが取れるコメディエンヌである。実際はばりばり狙ってんのかもしらんが、笑い取ったるでという嫌みがない。
内閣の作品は、「どや、見んかい」という作品なので、別にどや女優でもいいのだけど。彼女はACT時代の盟友の丸山君らと友達図鑑て劇団をたちあげたのだが、丸山君のコントなんか「どや」より「すいません」といいながらやる作品である。そこに「どや女優」ではくどすぎる。その面で丸山君が彼女を重宝するのは理にかなっているだろう(それにしては同時に重宝するタイルはどや俳優だけど)。そして、下の世代は「すいません」作家が多い。となれば、彼女はこれから需要が高まる女優だろう。そして重要なのは彼女は普段から、嫌みなく普通に生活してるのに面白いということだ。
役所は 放射線計り隊 代々木高校の第2マネージャー 木村伝兵衛部長の愛人、片桐ハナ子 軍国少女隊B あーこ様
などを演じます 上蔀優樹
上蔀優樹は、出演していなかった福岡公演にも映像オペでついていったということで、今回の東京も行くから劇団員以外で内閣の遠征に全てついていったという稀有な存在である。
彼もまた内閣の出演者といか、演劇関係者にはよくいる馬鹿であるが、しかし一線を画す馬鹿である。彼のやっている言動は、箇条書きしてみるとけっこうあくどいともいえる。遅刻は多いし、よく好きな人が変わるし、実際はそこまで馬鹿じゃないし。しかし、なんとなく可愛いとか、なんとなく純情そうとかで許されている。なら、普通は計算に見える筈なのだが、計算に見えなく悪意を全然感じず、、可愛いなあと思うのは、ようは言動が馬鹿というより(実際はジャージのように愚かな選択はあまりしない)、本当に学力がないように見えるという事である。これは非難されることがおおいゆとり教育の数少ない勝利なのではないだろうか
で、なんか若い役が多いので、ちょっとワルもやってもらおうと思って年配も当てたけど、やっぱり若い役が多いなあ
ぷるとちゃんの解説を受ける卓也君 代々木高校のエース 西宮か劇団の若手、林君 乱暴な男子 健康帝国の大臣
などを演じます
伊集院聖羅
昨年の笑の内閣は冷泉のるてこと伊集院聖羅の存在なくしてない、なにせウィキペディアにのった作品の主演である。じゃあ、すごいのかというと、だって別なところに出てるのほとんどみたことないんだからわからん。出身の紫ですら見た事ないし。役者として役名で覚えられるってのは、良い事なのか悪い事なのか微妙だが、彼女はよその劇団を見に行った時にのるてちゃんと呼ばれている。
ただ、彼女はけっして魔法少女専門役者ではない。だいたい、美人だが萌え系の役ではない(金原の方がよほど近い)。まあ、美人だけど、いわゆるわかりやすい誰もが認める美人ではないし、妖艶でもセクシーでもないし、本当はプロレス映えると思うんだけどな。プロレスやってほしいなあ。まあ、今年で紫卒団だし、内閣はいってほしいんだけどな。なぜなら、彼女は演劇をやっている女子特有の、見た目にはわかりづらいけどなんとなく鬱積したネガティブさながい、決してポジティブすぎるわけではないのだが、なんとなく闇、なんとなく病みを感じない、ただひたすら稽古場で男同士がちょっと触ってるだけで喜ぶ腐女子の聖羅はぜひ来年のアゴラでののるて再演でも活躍してほしいところだ。
で、今回の役所は
原子力少女ぷるとちゃん 代々木高校正マネージャー ABちゃん 軍国少女隊A 女官
などを演じます
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