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2011/09/27(火)
非国民文化祭 作品別総括1
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うちはありがたいことに、笑の内閣ぽい芝居をしてるとこなんか他にないと言っていただけているが、私は自分でオリジナリティ溢れる本なんか書いてるつもりはない。私は、いつだって私が面白いと思う事を自分でやりたいという幼稚な事をしている。三谷作品が面白くてたまんない時期は、三谷みたいな芝居書いてたし、ハッスルにはまってた時はプロレスしていた。
時事ネタもまたしかりである。ニュース、特に人の発言の中には私に取っては面白くてたまらないものがいっぱいある。昨年ののるてにおける表現規制派の発言「ジャニーズは児童ポルノ」とか「ロリコンは精神異常」とかってすごいギャグだと思うのね。規制が厳しい国のが性犯罪が多いのに規制しようって動きとかAカップの女性はAV出演禁止とか、もちろん怒りもあるけど、ギャグとしか思えんのよ。不謹慎かもしれないが、怒りより先に笑っちゃうのよ
が、こんなに面白いギャグなのに、三谷作品やハッスルと違って、普通の(自分が天才だという意味じゃなくね)人はあんま笑えないと思うのよ。でも、これが笑えないってのはあまりに勿体ない、こんな面白い発言や事象はもっと大奥の人に笑ってほしいと思うから、作品にするわけだ。田母神さんのトンデモ発言なんてのは、怒るんじゃなくてギャグとして楽しむってのが正しい解釈なわけだが、ギャグに変換するには詳しい戦史と、皮肉なユーモア精神が必要であって、それを一般的な人手も笑えるように変換することが出来ればと思って作ってるわけです。
「ぷるとちゃん」は、福島ロケ映像についても、不謹慎、ふざけてるという印象をもたれることは重々承知であった。実際そういう意見もあった。正直、この原発事故に対してどういう反応をすれば良いのかわからない。いや、大げさに考えてたけどたいしたことなかったねですめばいいし、こんな呑気に避難勧告もだしてないなんて殺人やないかという事態なのかもしれない。どっちが正解かわからない。わからないなら最悪の事態を想定した方が良いかもしれないし、最悪の事態なんか想定してたら生活なんか出来ないというのも一理ある。が、少なくとも「日本の原発は安全です」てのをギャグとするのは、被害者からしたら不謹慎かもしれないが、しかしすごい話だろう。いや、実害がどうかはともかく、もうイエローカード、次事故でアウトって認識してないなら見事な呑気さである。まあ、聖羅は実質原発擬人化でのエロネタ(制御棒がバイブ)で、MVPをとったんだからよくやったといえる。昨年のヒロインに、下ネタというよりエロをやらす演出家、ひどい
「事業仕分け」は、事業仕分けをネタにしながら、単に科学特捜隊と光子力研究所とショッカーをネタにしただけ。中谷の蓮舫も良かったが、七井さんもよい。
「もしマル」は、「もしも高校野球部の女子マネージャーが、池田大作の人間革命を読んだら」を続けてやったのがよかった。共産主義というのは20世紀最大のギャグだったが、宗教は21世紀のギャグになるだろう。日本はまきこまれたくないものだ。ちょっと難しいかなと思ったけどちゃんと笑いが取れた。 ぜひ、もしマキャ(マキャベリの君主論)なんかも見たいてアンケートにあったのは嬉しかったな。
「血液型差別」もまた壮大なギャグである。科学的根拠がないものを日本人のほとんどが信じている。日本と韓国ぐらいで、他の国など全く信じていない(そもそも自分の血液型もしらない)のに。観客も巻き込んでやったインチキ血液型判定テスト(封筒は、ABOABに別れてるけど、中身は全部一緒)をやって、血液型判断なんかただのバーナム効果ですよって証明すんのは、みなさん薄々感じずいててびっくりってならなかったけど。
「田母神」は、実質石原慎太郎ショーになってたけど。まあ、実際の田母さんは笑われる発言も多いが、笑わせることも出来る人だし「お前はなんで食ってんだ(=自衛隊は税金で食ってるんじゃないのかという意味で)」て質問に「茶碗と箸だ」と答えたのは高いギャグセンスを感じた。まあ、私は今回の作品で左派よりすぎな印象を持たれたので、次は尖閣に上陸する映像を鳥に行こうと思う。どうやっていけばいいか知らんが、この前行って来た吉田都議に頼むか
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