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2011/09/26(月)
非国民文化祭作品別総括2
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「和民殺人事件」は評価が分かれた。まあ「熱海殺人事件」を知ってるかどうかにつきるところもあるしね。つか慣れしているごなえの指導もあって、とてもつかっぽくなった。眞野が木村伝兵衛というのはインパクトがあったようだが、私ははじめてみた熱海の木村伝兵衛は重量級の先輩が演じていたので、木村伝兵衛は誰より大きくあってほしいのである。この労働へのメッセージ性も結構賛同してくれた人は多かったのだが、これはね熱海のパロディありきで書いたので、他より訴えたい度が低い作品だったのでちょっとあまり偉そうに言えん。次は野田総理のうちに野田MAPをやりたい
「老害」は、阪神ファン限定ネタだったわりには、風刺と馬鹿馬鹿しさとストーリーのバランスがよく書けたと思う。ギャグ理論で言えば、「遠投が出来ない選手が、過去の栄光だけでレフトにスタメンで出続け、ショートがおもりをしている」というのはギャグそのものだからね。由良主演で書けたのは嬉しい。
「殿下さん」は、別に皇室批判な気はさらさらなく、どっちかというと現東宮一家を批判してる層を批判してるわけだけども、というかあいちゃんが発達障害くさいことを堂々と公表した方がみんなの幸せだよといいたいというか、単なる自分も発達障害な言い訳。ちゃんと見れば、前々皇室を侮辱してないってのはわかるんだが(人への敬意が足りないってのはそうかもしれんが)なあ。まあ、皇室という存在そのものがギャグといえばギャグ。金原のあいちゃんはほんまに完璧
「コンドーム伯爵」は、嬉しい事に今回の再演のが気に入ってる。映像で残してないけど。なにげに馬鹿馬鹿しさが十分あり、一応起承転結あるストーリーがあり、メッセージ性がそこまで説教臭くないというバランスはかなり優秀な作品だと思う。
「健康帝国」は、ストーリーだし、実録ものだし、笑いは少ないし、内閣的な作品じゃないから評価は高くなかったが、私のやりたいことである。「健康の為なら死ねる」ほど高度なネタはないし、ナチスてのは歴史上でも屈指のギャグ政権だろう。ヒトラー自信は狂いすぎててあまり笑えないんだが、幹部と言えば崇高な思想をかかげながら自分にだけは異常に甘く(ユダヤ人撲滅をいいながら自分の好きなユダヤ人は逃がす、高潔に生きよといいながら愛人作りまくるなど、その点ヒトラーはあまり浮気しないし理想に完璧だからあまり面白くない)、幹部同士お互いが仲が悪過ぎて派閥ができないから結果変な結束力があるという人たちはまさにコメディである。やはり、ナチスは長編でかかなあかん。今回は無能副総統へス、優雅デブゲーリング、宣伝狂いゲッベルス、陰険チビ眼鏡ヒムラー、有能ナルシストハイドリヒ、どこでも秘書官ボルマンの6人を出したが(眞野のゲーリングと、由良のヒムラーは本当に似てる)、貴族外相リッベントロップ、悪魔医師メンゲレ、建築馬鹿シュペーア、命令忠実善悪機能0アイヒマンとコメディにするには魅力的なキチガイばかり。マジで、ハイドリヒ以外ネジが飛んじゃってる人ばかりなので、ぜひ書きたいもんである。
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