|
2011/09/03(土)
今日からあなたも非国民
|
|
|
芝居の前日はたいがい、決意表明を書くのだけども、今回はそうもイカンザキである。台風である。
結論から言えばやる。1人でもお客さんが劇場に到着する可能性があるならやる。そして、吉田寮の裏に事務所を構えるマサホ市議の予約がある以上ある、いくらなんでもマサホさんが来れないようでは、まず役者が劇場に到着しない。まあなにせ吉田寮ですから、寮生が来る。寮生はむしろ、台風の方が「予定してた行動が出来ないし暇だから、食堂で芝居でも見るか」てことになる可能性もある。なら、中止にするいわれはない。
もちろん、うちにくるために無理はしてもらいたくはないので、いつも通り、着て来て節は言えないが、あえていえば、強風を押してくる価値のあるコントはしている。いや、ゲネみたけど面白いわ。やっぱりわし天才やわ。
こう書くとあれなんですけれども、去年書いたのるてって、けっこう遠くの世界では評価されるんですよ。アゴラはじめ、遠方の演劇の方から、数件いいお話を頂く。しかしである、これが京都では武器にならん。表現規制への危機感が違うからだといえばそこまでだが、そもそも時事ネタに対して評価が低いんじゃないかと思うわけです。
が、私から言わせれば、表現者として社会問題に対して、作品にするまではいかなくても、賛成か反対か保留かという意見すら持たずしてなにが表現者だと思うわけです。人類史上最大の原発事故が祖国でおき、それでもなお継続に賛成するも反対するでもどっちでもいいが、それに創作意欲がわかないなんてのは理解出来ない。世界有数の万世一系である皇室に対して創作意欲が起きない。事業仕分けというイベントに創作意欲がわかない。ブラック企業に創作意欲がわかない。身近な事や内面を書くのは悪いとは言いません。が、そっちが高級か?時事ネタは低級かね?
問題作って単語の意味は、別に中身が問題があるというわけではなく、「社会のありさまや矛盾、人々が目をそらしがちなテーマなどについて、強くメッセージを発している作品のこととのことである。問題作一つ書けないでどうすんねんという話だ
面白いのは間違いないが、「非国民文化祭」をなめていいと思ってるなら、所詮世の中変えられない。私は、自分の都合のいいように世の中はかえたい。だから時事ネタコントは書く。ぜひ、演劇にかかわるなら、いや演劇関係者じゃなくても人間として社会に生きるなら、非国民文化祭は見に行くべきである。
第13次笑の内閣 非国民文化祭 9月3日(土) 14時 19時 4日(日) 14時 19時 5日(月) 14時 前売り1000円 当日1500円 会場 吉田寮食堂 予約は http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=28843
|
|
|