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2012/10/03(水)
大人数で芝居をやる事と、劇団紫の後輩への思い
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ようやくのるて全国ツアーが終わろうとしている。４ヶ月である、今回の参加者とは１年の３分の１も一緒にいてしまった。来週からは会わなくなると思うと寂しいのである。
まあ、どうせ劇団員や藤井や髭あたりはしょっちゅう会うと思うが、この大人数ですることはないだろう。笑の内閣といえば、本当の内閣みたいに１７人くらい出るんでおなじみだったが、もうそろそろそんなことはなくなる。と、いいながら、プロレスやる時とか、京都オンリーならそうするかもしれんが。
なんで、こんな多いかというと、プロレス芝居は構造上最低５試合×最低１人（人手が足りなくホウキとかも戦ったが）レフェリーで最低１１人いるように、人がいないとならんのだけど、普通の芝居でも私のは多い。生ゴヅラもヅッコケも。よく書き分けられますねて言われるが、むしろ足りないんだな。今回ののるてだって、賛成派は石原、倉田本部長、アグネス、PTAの新谷会長がモデルのキャラがいるが、前田雅英教授、赤枝恒雄医師、後藤啓二弁護士、大葉ナナコ、シェーファー駐日大使、スウェーデン王妃など規制派のキチガイはたくさんいるんでそれぞれがモデルのキャラだって出したかった。しかし、そんなに出すには役者何人集めなあかんねんて話だし、私はコロス芝居が嫌いで全員に見せ場を与えないと気が済まないので、そんなに出したら４時間あっても足りんてことで断念したのだ。
が、もう限界だ。人数多けりゃ、身内チケットも売れるし、参加費も集まるしという金計算もあったが、こう遠征行くようになり金銭調達手段が助成金にシフトしてくると当然むしろ人数少ない方がよくなる。さらに、私はそもそもd代人数を統率する力などないダメ君主である。京都で馬鹿で楽しい芝居してる分には大人数も良いが、そろそろ売れる為には少数精鋭にせにゃならん、その目的で作ったツレウヨも成功したし、今回みたいな楽しい楽しい学生団ンタイ旅行の続きみたいなのは、もう終わりにせんとならんだろう。
http://www.intvw.net/ijuin_seira.html
で、上の聖羅のインタビューを読んだらちょっとうるっときてしまったし、悲しくもなった。彼女に取ってこれ以上良い思いが出来ないってほどの体験をしてもらえる場を提供出来たのはすごく嬉しいし、同時にそれくらいの体験、「劇団紫」でも出来なきゃならんのに、先輩としてそういう劇団として残す事が出来なかったことが申し訳ない。
聖羅もちひろも平田もうちで貴重で楽しい体験をしてくれてると思うが、私が現役の頃は、ヨソにも出まくって楽しんでたが、紫でも楽しんでた。今の子はどうだろうか。
まあ、ようは紫の子らにチケットが全然売れてないようで、それはうちにかまけて所属をないがしろにしてる聖羅やちひろの自業自得でもあるんだが（わしや千本や長町は客演しまくってたが、客演翌週に紫もでるとかやってうまいこと主流派ヅラしてたしな）、まあ（うちは高くて遠いからてのも強いが、どうも近場の学生劇団もあまりみにいってないようなので）ヨソを観に行かないというのは非常に困った事である。
当たり前だが、演技なんて究極は模倣しかないのでヨソを観に行かないと絶対に上手くならない（先輩から「１ヶ月１万は観劇に使え」て言われてたし）、なによりいっぱい色んな芝居を見ないと、真の芝居の楽しさがわからんだろうと思う。
別にしらん劇団ならいいけどさ、聖羅、ちひろ、平田と気に入った子だけうちに出させて楽しんでもらえりゃいいやでいいのだが、やはり紫は愛着がある出身劇団だし、紫に入った子は全員、芝居の真の楽しさを知ってほしいなと思う。なにより佛大には一個しか劇団がないのだから潰れちゃ困るのだ。佛大に入る、演劇に興味がありそうな天才を、劇団がなければ取り逃がすおそれがある（現に、私という天才も紫がなかったら芝居やめてただろう、合田という天才も取り逃がしたおそれが高い）、これは演劇界に取って大損失である。
内閣はもう若手を引き上げて楽しむ場ではなくなっていくだろうし、紫も、紫だけじゃなく未踏座も下劇も、そういう場であってほしいと思う。そのためにも第一歩として、色々芝居を観てほしいなと思いますです。
そして、内閣が馬鹿みたいに大人数でわーわーやって楽しそうなことをやるラストのるてをぜひ、みなさん観に来てほしいと思います。ゆうて２８のやることじゃないですぜ、でも笑えるから来てね。
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