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2012/11/29(木) 仙台にイク人の紹介とあらすじ1
 今日から、笑の内閣「仙台公演」の稽古が始まりました。


 今回は実録コンドーム伯爵の一代記というお芝居をします。ご存じですか、コンドームを発明したのはチャールズ2世の主治医であったコンドーム伯爵という人なんです。私は若者の望まない妊娠問題や、避妊を否定するキリスト教原理主義者の問題等を扱った芝居を書きたいと思っていました。そこで、この話を聞いてコンドーム伯爵の伝記を書けばかけるんじゃないかなと思いました。しかし、幾ら調べても、コンドームを発明したのはチャールズ2世の主治医であったコンドーム伯爵という事実以外はコンドーム伯爵については資料がありませんでした。なので、コンドームを発明したのはチャールズ2世の主治医であったコンドーム伯爵という部分以外は全部創作で書きました。前々実録じゃねえじゃねえかってツッコミはなしで。


 あらすじはこんなかんじ

 「 17世紀半ばのイギリス、時に国王チャールズ2世は好色で愛人を作りまくり私生児は増えるばかり。これ以上子供が増え後継者争いが激化するのを恐れたドクターコンドームは避妊具作りを急ぐ。しかし、その前に快楽のセックスを認めるわけにはいかないキリスト教原理主義の大司教が立ちはだかる。果たして、コンドームは大司教の妨害をはねのけ理想の避妊具を開発する事が出来るのか?」

 で、仙台では当然初めてなので、男道ミサイルファンの方にも知ってほしいので、遠征にいくメンバーを紹介します




 
 伊藤純也

 伊藤さんは今年の7月に初めてあったという付き合いが一番短い人ですが、一気に仲良くなっただけあって相当なゲス野郎です。年上だけど言います。クソ野郎です。劇団オレと松本というところに所属している、おそらくオレの方ですが、松本さんは良い人です。しかし、伊藤さんはゲス野郎です。しかし、ムカつく事に、ゲスに見えない好青年な顔をしています。

 しかしですね、彼は良いヤツです。なぜなら、確かに野郎で集まった時酷い下ネタを言っています。しかし女子がいたって同じくらい下ネタを言っているからです。女がいるからって抑える人とは友情は育めません。だから大好きです。

 役者としてはね、なにせうちに出てるとき以外まだ観たことねえからなあ。

 彼は主役の、避妊具作りにかける若き医師、コンドーム伯爵を熱く演じます。

 眞野ともき

 笑の内閣幹事長の眞野ともきは、体重170キロ前後という京都演劇界一の巨漢です。なぜ、前後かというとよく変動するからです。私は彼と出会ってかれこれ10年ですが、一案重い時期は190、一番痩せてて150キロでした。一番重い時期だと今、幕内にいるどの力士より重いし、その差で小学生一人消滅してる計算になります。

 で、ありながら本業は坊主なので、「檀家が死んで稽古に来ない」ということもあります。まさに大食漢の生臭坊主だし、稽古場では酷いことばかりいうクソ坊主です。しかし、本当にクソ坊主かは怪しいです。なぜかというと、みんなでいる時は回転寿しを30皿食ったりとかしてるのに、私と二人で食事してる時は驚くくらい小食だからです。どうも「デブは大食い」というイメージを守るために、あまり親しくない人と食事する時は必要以上にたくさん食うらしいです。だから彼は本当はそんなみんなの期待を裏切らないようにする優しい男だと思います。

 役者としても存在感たっぷり、しかし出オチ感がどうしてもいなめん

 彼は、セックスしまくりるため後継者争いが起こらないようにこれ以上子供が出来ないようにと、コンドームが避妊具を作るきっかけとなる(それは事実)英王、チャールズ2世を演じます。

2012/11/28(水) 仙台にイク人の紹介とあらすじ2

 由良真介

 笑の内閣の政調会長の由良真介は、3年前入団したいとメールが来たときあいにいったら、声量が小さすぎて、全然聞こえんという致命的な状態で現れました。しかし、まあ人手不足だしと、事務から手伝ってもらったら、家にコピー機があるという利点を生かし、驚くほどの事務能力の高さをみせ、内閣の石田三成の異名を取りました。

 さらに、カポエラがうまいとか、器械体操が出来るとか、毎日聖書を引用した日記を書いてるとか、映画に詳しいとか、喋らないのにミステリアスさがどんどんわかって、一変まったく喋らない役に抜擢したら、おかしくなる前の田代まさしなみに小道具を駆使した怪しい役をして、一躍役者として開花しました。

 でも、たぶん仙台に行っても本番以外は喋らないと思います

 彼はコンドームに避妊具作りを命令する摂政ウィリアム・ピルを演じます。

 藤井麻理

 藤井さんは、内閣で衣装小道具を担当しています。非常に短気です。9月に札幌に行った時、楽屋で本番開始時にあった小道具のBL本(いわゆるボーイズラブ、ホモ漫画ですね)が本番中に無くなるという事件がありました。大騒動になったわけですが、結果は一番真面目な女優が出番前に呼んでいたというオチでして、本番後のトラブルシューティングで重い雰囲気の中、彼女が自首した時はみな吹き出しそうになったわけですが、藤井さんが「ほんまやめてください」とかなりドスの聞いた声でいって、余計吹き出しそうになったわけです。てかこれじゃ藤井さんの話じゃなくて、読んでた女優の話やないか。ごめんMコバ

 そんな彼女ですが、そういうSっ気のあるかっこいい女性の役が得意ですあと、プロレスもします。

 彼女は、避妊の方法として、占星術で排卵日をわりだそうとする、占星術師キャサリン・オギノを演じます



 鈴木ちひろ

 鈴木ちひろは、ヒロインを務めた「ツレがウヨになりまして」という公演で、右翼団体一水会最高顧問の鈴木邦男氏のブログに取り上げられたことがきっかけで、2ちゃんにスレがたち、ちひろタソかわゆすと一部の2ちゃんねらーに人気になった内閣きってのアイドルです。しかし、人気の源だったせっかくのロングヘアを、最近美容院で「宮任△「い澆燭い砲靴討C世気ぁ廚箸いζ「琉Cっ輅犬鬚靴燭蕁△世気ぅ轡隋璽肇悒◆兵]痢屬海韻掘廚任垢氈コ尊櫃呂気蕕帽鵑@屮廛螢鵝廚筺岷誓臧畍R戞廚澆燭い雰舛任后砲砲覆蠅泙靴拭」

 上記からもわかるように彼女はとてもアホです。カラオケの採点を本部の人が聞いてやってると思ってたとか、クラーク博士の銅像に行って来たのをクラーク博士のお墓に行ってきましたとか言ったり、アホすぎます。あと食い過ぎです。男子の唐揚げまでとるのはどうかと思います。そういう人なのでダメ男がよく寄ってきます。なので芸名を「だめんずホイホイ」にしろといったのに拒否されました

 そんな彼女はふくすまなまりなぬけないいわき市出身、東北出身者として初の東北公演はなみなみならぬことでしょう(牛タン食えるからもあるだろが)。でも、いわきから仙台への最短ルートは、今はふくいちくんのために通れません。


 彼女は、コンドーム伯爵を巡る恐ろしい陰謀に加担してしまうメイド、ルーシー・ペッサリーを演じます。



 髭だるマン

 髭だるマンは、今京都の若手で一番の注目株の一人です。髭の濃さからゆらいするふざけた芸名ですが、最近ニートをやめてあなたとコンビニファミリーマートで働き始めたため、毎日髭を剃らなくてはならず、由来がわからんくなってしまいました。彼の清潔感0のゲンドウみたいな髭は、気持ち悪さを増幅する特徴だったので残念です。

 なんといっても彼は遠征先で、毎回風俗に行くということで男を上げています。シャイで恋人を作れない彼ですが、何故か風俗情報だけは積極的集めていて、颯爽と繁華街の無料案内所に消えて行く彼の姿は本当にカッコいい。ぜひ仙台でお薦めの風俗街を教えてほしいところです。めざせ、47都道府県制覇
 
 彼はこの話最大の悪役、快楽目的のセックスを許さないため、避妊具作りを邪魔するイギリス国教会のノースキン大司教を演じます

2012/11/19(月) たかがクラブに行くだけで
 風営法のダンス規制の話を、次回作の候補にしているため、クラブ関係者に取材を続けている最中である。 前書いた日記はこれ

 http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/hibisama/?Y=2012&M=6&D=2


 しかし、なにせ「クラブに行った事がない」のである。オタクじゃないのに、のるてを書いた私であるが、HIROFUMIはじめオタクは周りにいっぱいいるし、聖羅はじめ腐女子もいっぱいいる。しかし、クラブに行ってる人は周りに殆どいないため、のるて以上に道の世界である。

 それではまずいと思って、ワークショップの教え子がクラブに行ってるという情報を聞いて連れてってもらったのである、まずは終電まで京都の箱でと思ったが、彼女から来た提案は22時に道頓堀集合である。そんな、そもそも関西に来て10年、大阪でオールなんて去年のLINXSではじめてしたような私が、初クラブでオールでしかも道頓堀と来たもんだ、そして彼女は終電で帰るというではないか、行きて帰れんのかわしということになったのだ。昔さくらももこの「たかがディスコに行くだけで』という自伝読み切りを読んだが、同じ状況である。


 と、いうことで、入店でボディチェック、中に入るとわしが石原や田母さんだったら、全員たたっ斬りたくなりたくなりそうな若者と不逞外人ばかりである。最初は、連れてってくれた教え子と踊っていればいい訳だが、彼女が帰るまでには一人でなんとかせねばならない(終電で帰るという手もあったが、それでは取材にならん)、とりあえず酒を頼んで、はじの方で踊りもせず、どんな人がいるか、どんな行動をしているか観察する。

 しかし、入り口で「何時まで営業してますか」と聞いて、その後踊りもせず怖い顔(私はきほん目つきが悪いし、怖い顔をしている)をしながら、メモをとってたまに携帯をいじっている、みんなラフな格好の中、私はジャケットにシャツに黒スラックスなのに、下はうっかりスニーカーである、まんま公安のファションやないかって話である。さらに、この店は風営法に違反してないかと「床面積66平方メートルあるか」も目で計ってたので、もう完璧公安のスパイである(しかも、「遅くまで営業してます」という曖昧な答えで1時以降も営業してたし、視界を遮る1m以上の机や見通しの悪いボックス席があったし、風営法的にはアウトな可能性が高い箱であった)

 とまあ、いつまでも警察のスパイっぽいと怪しいので、なんとか取材をしようと決行。とにかく、音楽が大音量でうるさすぎる(そういう場所だとつっこまれたらそうなんだが)ので、すげえ顔を近づけないと話せない。そんな不自然な事出来るかいと思ったが、雰囲気的にむしろ初対面の人に話しかけ易いんだな。と、いうことで、ちょっと踊り疲れて休んでる人を中心に、「脚本家です、こんど風営法ので本を書くんですが、クラブに来たのは今日が初めてなんで、どういう人が来てるか取材してるんです」といって「よく来るのか」「どういうきっかけで来始めたのか」「どういうことが魅力で来ているのか」「普段はなにをしているのか」「風営法については知っているか」などを聞いて回った。

  そうこうしているうちにである、2時半頃、なんと警察が踏み込んで来たのである。急いで音楽を止めて店員が説明している。その時仲良くなってた常連のお姉ちゃんが、「最近は良くあるポーズ」だと言ってたので、再会を待っていたが、警察もいつもより本気だったらしく、今日は閉店ということで追い出されてしまったのである。始発まであと3時間朝までどないしたらええねんという話である。朝まで飲み放題なのに別な店に行けば余計な出費だし無念である。まあ、はじめてのクラブでこういう場面に遭遇出来たのは貴重な体験ですなあ、出る時に「お勤めご苦労、国家の犬」と言ったら、3人組の一番若い警官だけ吹き出していた、あの警官が後で上司に怒られてないか心配である。

 と、いうことで朝までその常連のお姉ちゃんとバーに行って風営法について聞いたのである。本当に、これは褒めてほしいのだけども、その姉ちゃんより「やれそうな、ナンパ待ちっぽい子」はいたのである(どういう目的で来ているのかに「出会い」と答えていたような)。しかし、「性欲」よりも「取材」を優先させ、クラブ事情に詳しいそのお姉ちゃん(そのお姉ちゃんは、クラブでお持ち帰りされるではなく、クラブで過ごすことが目的で来ている子なので一緒に出たところでやれるわけではない)の方と一緒に店を出た事に関しては、本当に脚本家の鏡だと思うわけですよ。そりゃ、私だってナンパ待ちのお姉ちゃんと浮気してベットで聞きたかったさ、でもあんまりクラブの知識がなさそうだったんだもの。と、いいながら、一番詳しそうなのはホモっぽい外人だったんだよなあ。彼について行って聞いた方が良かったかもしれない、よい脚本を書くならアナルの一つや二つ犠牲にすべきだったかもしれない

2012/11/18(日) 私はクラブに行かないけど、その権利は守る
 前日記ではアホみたいない書いたけど、私はさすがにいきなりあんな場所で初対面の人をナンパする技術はない。でも、ありゃうまくやれば出来るな。あんな大音量で出会いもくそもあんのかよと思ったけど、顔を近づけないと話せない分、逆にめちゃ密接になっても不自然じゃないし、酒もがんがん入って踊り狂ってれば普通に手まわして体密着出来るし、さすがに一人で来てる子は少ないから、一人ではしにくいけど、複数で行くべきである。というわけで、今度は髭だるマンと中西と一緒に行きたい。髭だるマンと中西と3人組でナンパなんて、考えただけでも面白そうである。

 ダンスに関しては、そこまで気負いしていくところではないのねと思った。いや、演劇やってるとね、ふだんレベルの高いダンスを観る事が多いので、いきなり踊れませんわって思ってたが、こう書くと怒られそうだけども、みんな音楽に合わせてテキトーに体をゆらしているという感じであった。よく考えたらミュージシャンレベルのダンスなど、あの空間の人口密度で踊ったらぶつかって危ないんだから当たり前であった。ようは、高度なレベルのダンスをしたいというより、音楽にあわせ自然と体をゆらす事に快感を覚えているのではないかなと思った。風営法の本や、クラブ関係者への取材をしていて「踊るという行為は自然なものなのになんで規制するんだ」って意見があって、それはいまいち理解出来ない「いや、ダンスなんてナチュラルにするもんちゃうやろ」と内心思ってたわけだが、確かに昨日観たクラブのダンスはなんか、楽しくて自然に体が動きだしちゃいましたわって感じだった。。最後の方には私も踊ってはいたしね。

 取材をしていても色々な意見を聞いた、「音楽が好き」「ダンスが好き」「雰囲気が好き」「ゲストアーティスト目的」「出会い」「酒が好き」など、それぞれの目的を達成出来そうな場所だと思った

 そのうえで、私はどうだったかというと、まあ「そんなに楽しいとは思わなかった」である。なんでかと考えたら、まず私は「酒が好き」だけど、一応バー業界に伊丹としては、あそこの飲み放題の酒はおいしくない(しかしビール以外甘い酒ばかりなのはまいった)し、音楽を聞かない人間なので音楽目当てではないし、「踊り」は確かにちょっと楽しさの片鱗はわかったけども、やはり大音量でとにかく叫ばないと喋れんというのが一番の理由かと思う

 「出会い」に関しては、興味あるものではあるが、まずあの大音量で叫んででは、私のしたい出会い方法が出来んわけですね。私は趣味がいっぱいあるが、共通するのは「自分は優れた人間であると他人に認識されたい承認要求」が満たされるものが好きなわけです。まず演劇は「今まで触れたものの中で一番得意」なものだし、脚本を書けば賢い(またはあまりに馬鹿すぎて、こんな馬鹿が出来るなんて逆に凄い)と思われるし、飲み会が好きなのも「相手に持論を聞かせ頭良いと思われる」のが好きだし、競馬は当れば「データを積み重ね頭で考えた結果が正しいと証明された」ことになるし。読書やネットでの情報収集も趣味あるが、あれは知識をつけるための充電なので、賢さアピールという放出には必要な事だしね。なので、叫ばないと持論の展開が出来ないし、本能的な「踊り」というものをする場所であるクラブはそこまで楽しいと思うところではないのだろう。そして、と、いいながら、昨日は結構時間がたつのが早いと思うくらい楽しめたのは、「取材」という充電が出来ていたのと、はじめてクラブに来て上記のような考察、分析をしてる俺頭良いと思って気持ちよくなってたからだ。

 で、ここからが大切なわけだけども、私はクラブに興味がない。たぶんこのネタで書くなら、あと何回か行くと思うし、行ってるうちにはまって公演が終わっても通うかもしれないけど、でもたぶんクラブが無くなっても私の人生には影響がない。つまり、規制に関してはどっちでもいいわけである。

 しかし、どっちでもいいからこそ、昨日あそこで楽しんでいた人の権利は守りたい。少なくとも、あの場に私に直接的に嫌な事をして来た人はいないし、ましてやドラッグなんかあり得なかった。なら、いいじゃないか、まさにのるてでも一番大事にしたテーマ「私は君の意見に反対だ、しかしそれを言う権利は命がけで守る」に通じる、「私はクラブの面白さはわからん、しかしそこで楽しんでいる人たちの権利は守る」である

 ようは、そこを理解してもらえるかどうかが賭けだったわけです。のるてをした時も一部のオタクには私がオタク文化を知らんくせにネタにしやがってという反感はあった。ましてオタク文化よりもっとわからんクラブ文化である、反発がないかどうか。ただ、たった一人のサンプルだけど、例のその後バーにいったお姉ちゃんは、クラブに興味がない私が援軍に行こうとしている事への感謝と、興味がない人を味方に付ける重要性を理解していた頭の良い女性であった。彼女も「署名だけはしてるけど、それ以上わかってない子が多い」と嘆いていたけども、「自分に必要がない事だからって、それが必要な他人もいる」ことを理解するのが動物とホモサピエンスの違いである人を増やす事が重要である。

 ちなみに彼女は橋下が、弁護士時代はけっこうクラブに来てたくせに、警察とつるんだり、規制強化の方が票になるだろうと色々やってる事をムカついていた。まして、安倍ちゃんなんて馬鹿だから、クラブに連れて来たらそれだけで嫌悪感を感じ、しかも自分が嫌悪感を感じるものは不健全で規制すべきというおめでたい価値観で生きてる奴だしガンガンやるだろうな。で、私が小沢が好きなのは、小沢はクラブの面白さなんか絶対理解出来ないだろうが、「別に合理的に規制する理由がない(小沢の基本的な価値観は金と票なので、害が明確じゃないものは放置するし、票を気にする割に自分の人気を気にしないので人気とりに大衆迎合しない)」ってほっとくであろうからだ。どういう価値観を選ぶのかまさに判断が問われていますね。

2012/11/17(土) 内閣 仙台に行きます
さて、衆院が解散し、京都2区か北海道9区か10区かで、国民の生活が第一から出馬も考えましたが、16日はこっちに先約があったので断念しました。

 12月16、17日に仙台に行きます。

http://www.facebook.com/SRmissile

http://www.facebook.com/events/302360753210994/

 短距離男道ミサイルという劇団の公演にゲストとして呼ばれます。ゲストといいながら、うちとミサイルさんしか出ないので、実質合同公演です。合同公演と言いながら、作品もって行くだけなので、合同公演でもないけど。おかげさまで、ギャラとここ数回で集めた「東日本大震災復興支援に行く我々を支援する義援金」を使って行きます。

 しかし、このミサイルさん、まずHPを持ってないでフェイスブックだけなうえ、紹介文を見る限り、酷すぎる芝居をしているようです。脱ぐのがディフォルトのようだ。正直、なぜうちに声をかけたのかわからない。うちは近いようには見えるが、プロレスしない時はナヨナヨした劇団だしなあ.熱さと劇団の使ってる漢字からいうと男肉を呼んだ方が良かったんじゃないかなあ。

 ちなみに、本番の前の週にKAIKAにも来るから、京都の人は観に行ったら良いと思う。あと、名古屋公演でお世話になった長谷川さんのミソゲキにも呼ばれてるし、名古屋人はそっちにいくのも


 まあ、やるからには負けるわけにはいかない。むこうが、ダンテの神曲をモチーフにしながら、下品な事をやるっぽいので、こっちも対抗して「下品+キリスト教なら、コンドーム伯爵」しかないだろうということで、コンドームと解散総選挙の日とかぶったからには選挙ネタもやらないとね、野田自爆解散で野田地図(夢の旧民社党)の泥鰌降臨(どじょうきたりて)っててのを考えてるが、たぶんタイトルだけで終わると思う、野田芝居のパロディはつかパロの和民殺人事件より難しい。

 さて、仙台へは車で言い来ます。途中、我らがアイドルちひろタソの故郷、福島県いわき市によります。いわき公演実現のため、候補の劇場見学と地元の演劇関係の有力な方と会います。仙台もそうだが、なんかいわきで公演するとか言ったらなんか意識高そうでしょ。

2012/11/12(月) 当日清算をなくせ1
 今回の非実在少女のるてちゃんは、前売が2000円、当日清算が2500円、当日が3000円だった。今回初めて設けた制度である。ネットで予約し、コンビニで清算、事前発券するカンフェティを利用すれば2000円(もしくは役者から直接買うか)だが、予約だけして受付で清算するのだと2500円にするということだ。なぜ今回からそうしたかという理由は、様々あるが、一番は楽屋泥棒が怖くて、遠征先に大金を持って行きたくなかったからである。地元関西なら、役者は知人には手売りで売る(うちは、役者が直接手売りするならたくさんマージンを出すが、当日清算だとあまり出さないので、みんな必至で手売りで売る)から、当日受付での金銭授受は小額で住むが、遠征先となると手を打たないとほとんど当日清算になってしまう。そんな高額な金を持ち歩くなんて怖すぎる。

 改めて、当日清算というのは、予約だけをしてもらい、代金はその場で払ってもらうシステムだ。(ちなみに、よく「どの回に来ていただいても、前売り料金で見てもらえます」という当日清算券というのをばらまいている劇団もあるが、うちはそれは旗揚げ当初から一切やってない。そんなもん、わざわざ予約してくれたお客さんもいる中、その券を持ってたら予約してなくても値段が一緒じゃ、予約してくれた人に失礼すぎるし、動員予測がまったく読めないので、そもそも予約を取っている意味が無くなる、しかし未だにそれをやってる劇団も多い)

 当日清算券は上記の理由で論外だが、私は予約済みの当日清算も非常にリスキーだと思う。ようは、予約しているとはいえ、当日まで劇団にお金が入らないというのは、劇団に取って不利すぎるのだ。ようは、もしドタキャンされた時、金銭的不利はどちらが受けるべきかということである。

 まず、筋道論でいえば、約束を破った方が不利を受けるべきなのは当然である。例えば飛行機は、予約した時点でお金を払う、そしてキャンセルすれば(何日前かによって返金もあるが)全額返金されることはないので、その不利はお客さんが負う。だから、ドタキャンされ空席で飛ぶことになっても、非行貴会社が不利を負うことはない。逆に飲食店、大人数の宴会がドタキャンされた、これは小さい店だと困るが、しかし買ってしまった食材が腐る前になんとか別なお客さんを入れて損害を最小限に食い止めることは出来る。

 じゃあ、演劇はどっちに近いかと言うと、飛行機と一緒で離陸時間に来ないからって今から別なお客を乗せれんように、開演時間になってはじめて予約した人が未着(ドタキャン)で判明したからといって、そっから別なお客さんを呼び込む事は不可能である。

 にも関わらず、小劇場は当日清算が当たり前である。実際、台風で1ステージ全然お客さんが来なかったために、大損害を受けたという劇団もあるそうだ。しかし、これはすべて事前発券事前入金が当たり前なら、未着でもお金は入ったし、そもそもまだお金を払ってない状態と、お金を払ってる状態のどちらが、当日天候や体調面で面倒だなと思っても行くかとなるかといえばそりゃ火を見るよりも明らかであろう。

 では、なぜ劇団側がこんな不利なのを甘んじているかというと、事前発券システムがあまり普及してない(役者の身内以外に売るのがたいへん)てのもあるが、力関係において客の方が強いからであろう。どう考えても小劇場は「劇団側がお客さんに見に来てほしい度」と「お客さんが観に行きたい度」を比較すると前者のが高いからだ。発売則完売の三谷さんの芝居で、事前入金を面倒だって言ってる奴なんかいないじゃないか。

 うちの劇団だってそうなのである。このことをツイッターに書いたとき、どっかの生意気な高校生に絡まれたのである「観に行くか微妙です。前もってお金払うの嫌いなんで」とか「そんなシステムで劇団のブランドを高めるより、敷居を低くしないと、ますます映画に比べて演劇が敬遠されますよ」とかぬかしやがったのね、このガキ、ある程度の期間上演されてて、しかも満席になる事がほとんどない映画と、回数が決まってる演劇じゃあ構造上敷居が違うに決まってんだろ、そもそも映画だって公開前に前売り券を買えば1300円と500円お得じゃねえかと反撃したかったが、このガキでも客に鳴る可能性があると思うと出来なかったのである。それくらい弱い。

 しかし、打破しなくては未来は来ない。そして、私だってチケットを売る側にはせいぜい年に3、4回しかならないが、圧倒的に客である立場のが多いんである。そりゃ、客の立場なら当日清算のが楽だし、行けなくなった時に事前に金払ってるリスクは怖い。ならということで、500円安くしたのね。

2012/11/11(日) 当日清算をなくせ2
 で、結果は続きます


 で、結果がですね。ああ、その前に、事前発券にすれば先にお金が手に入るからメリットっていう論もあるけど、それはないから。ほとんどの発券だ以降システムは翌月払いだからむしろ当日清算より遅いし、手数料かて馬鹿にならん(たまに手数料がお客様負担の劇団もあって、それはやめてほしいんだよなあ、ますます事前発券が嫌われる)

 で、話しそれたけど結果

 招待券などをのぞいた有料入場者数のうち前売り57%(うちカンフェティが40%、役者の手売りが17%)、当日清算31%、当日12%でした。まず、予想外に当日が多かったことに関しては、素直に「作品の評判を聞いて当日来た人が多かった」で喜んでおきたい。

 で、ここで問題なのが、事前発券した方が500円お得にしたにも関わらずまだ3割当日清算がいるということである。私の友人も、直接売れない人にはカンフェティから事前発券した方がお得だよって案内したのに、面倒だ、わからんとか言って当日清算にした人が多かった。

 私も試してみたが、全然面倒ではなかった。確かに、カンフェティに最初に会員登録するのはちと大変ではある。住所登録もあるため、個人情報をやるのが嫌だって人もいたようだ。私の友人は笑の内閣以外を、まして表現規制反対派の人はのるて以外を観に行かないから、わざわざ会員登録するのは面倒だってのはまだわかる、しかし小劇場をよく行ってる奴まで面倒だというのはどいういことか、まあこりゃカンフェティにもっと営業頑張ってって行った方がいいかな、ほとんどの劇団が使ってればまた別。会員登録さえしてしまえば、むしろ毎回名前書かなくても良いだけ、下手な予約フォームより楽だもん。まして、セブンイレブンでの発券だって、画面操作とか必要なし、レジにいってメールみせてお願いって言ったら店員が勝手にやってくれた。はっきりいってATMで金を下ろす方がよほど面倒くさい、イメージだけで面倒がられているのだ。

 それ以上に、よそが楽なのにとか、前はやってくれたのに、って反発があるんだろうな。我々作り手は、当日の値段の価値がある芝居を作っている。んなもん一番高い金を払う人の値段に相当する公演にしようとするのは当たり前だ。しかし、お客さんは一番安い値段が基本だと思う。前述の生意気な高校生に「そんなに事前入金が嫌なら当日清算もありますよ」てレスしたら「学生さんは金がないんです」とか言いやがったからな。いいか、当日清算を高くしてんじゃねえんだぞ、あくまで前売りを事前入金をしてくれたお礼に安くしてんだ

 で、ここからは思想の話になるんだけども、演劇ってのをどうあるべきかってところになってくるんだろうな。ひとつは、毎日、街のどこかで芝居がやってて、ふらっと入れるというのが豊かな演劇界って考え方だ。
 
 もう一つは、面白そうな芝居はチケット発売するや否や予約し、何ヶ月も前から本番を楽しみにしてもらうという考え方

 どちらが正しいということはない。実際外国では発売則完売なんて信じられん、評判聞いて徐々にのびていくものだてのが主流とも聞く。が、私は後者であってほしいんだな。

 それは作り手のワガママではあるが、私は自分の作品は「予定が空いたら観に行く」なんてもんじゃ満足出来んのである。そのために予定を空け観に行くものでなければ。私は妻にメロメロで浮気されてもDVされても別れないと思うが「もし自分の芝居を見に来なければ離婚する」とは言っている。妻が、私が命をかけてる芝居を、予定が空いたから程度のモチベーションでしか見に来ないのは耐えられないし、妻はちゃんとそのために(販売業なので)シフトを休みにして見に来てくれる。多くのお客さんに、そうなってほしいのだ。

 そして、お客としても、私はちゃんと観に行くと決めた芝居は、予定を空けて行く。もちろん、第2段階で偶然空いたら行くというのもあるが、そのランク分けはちゃんとしてる。予定を空けて行く芝居と、予定が空いたから図書館にでも行くかと競馬でも行くかとかが同じ価値なわけがない。

 私は、多くの人に、観劇を冠婚葬祭レベルで予定を空けて行くものにしたいし、少なくとも笑の内閣は、何ヶ月も前から楽しみに。チケット予約してから本番までの間、自殺したい事が会っても本番見るまでは死ねないと思いとどまるくらいの作品を作ってるという自負がある。


 でだ、具体的にどうすりゃ、早く予約してくれるんだと思うわけですよ。まあ、私の思想に近い、出来るだけ早く予約してくれるひと程得をするシステムにすればいいわけで、考えたのが最近出来た格安航空界社です。

 札幌―関空が5000円とかいってるんですわ。ほんまかいなと思って翌日見たら6000円になってたりするんですね、ようは残席によってどんどん値段を上げてるわけです。

 これはぜひ真似してみたい。例えば、マックス60席の劇場で、残り席10席までは1000円、11〜20は1200円、21〜30は1400円、31〜40席は1600円、41〜50席は1800円、51〜60席は2000円とかにしたら、早く予約してくんねえかなと思うわけだ。

 これすると、予約が少ない回ほど、安くなっていつでも良い人が少ない回に行くから、回によるムラも減るというかなり制作にはありがたいシステムなんだけども、わかりにくいって文句出るだろうなあ。資本主義なんだから、希少価値があがればものの値段はあがるってのは当たり前で、ガリガリくんコーンポタージュ味が売れすぎてるなら本来値段があがったっていいはずなのである、実際はいくら品薄でも余ってる普通の味が60円なのになんでコーンポタージュだけ値上げなんだって怒られるあろう。なにより、役者って本当に馬鹿だから、簡単なシステムも理解出来ないし。あー、いい案ねえかなあ。
 

2012/11/10(土) のるて出演者への感謝1
たいへん遅くなりましたが、のるてに関わった人への感謝の気持ちを述べたいと思います。あまりに関わった人が多過ぎて、漏れがあるかもしれません。けっして悪意はありません。忘れてるだけです(十分悪いが)。あったらすいません。なにせアゴラなど3ヶ月以上前だが、本当に3ヶ月前とは思えん、もっと前な気がする。普段の3ヶ月前より思い出せない事が多いもの

まずは、そもそも再演をすると決意したのは、選んでくれたおかげこまばアゴラ劇場。本当に、渋谷から2駅とは思えないけども、また来年もお願いしますです。

 
 名古屋公演が出来たのは、ここのおかげ(もちろん他都市でもいただいた)表現規制に反対するなら、まずはここに寄付金をだしてください。うぐいすリボンさん。また、関西陳情団の方々含め、規制反対の人はたくさん支援していただきました

 名古屋に関しては、役者集めに、WEB掲載に、お客集めと多大な協力いただいた長谷川公次郎さん。そもそも名古屋見学の段取りつけてくれた大橋さんに、そしてナンジャーレ、名古屋っぽくはないけどまた行きたい、

 ふたたび札幌で出来たのも、選んでくれたおかげ、北海道演劇財団とシアターZOO。これまたまた行くだろうけども。そして、またも港の送迎に受付に宿泊に、相互協力劇団ハムプロジェクト(特に出演知れくれた彦素君と、苫小牧―札幌港間の送迎中だけで、眞野のボケたおしにつっこめるようになったかつき)。帰り送迎してくれた南参さんと、中学の旧友黒川にも感謝である。

 大阪はもちろん、インディペンデントシアター1ST、相内さんはじめお世話に也真四tあ

 金銭的に困らずに出来たのは助成金をいただいたおかげ、全国税理士共栄会と大阪市(橋下市長ありがとう)

 情報や感想載せていただいた、演劇ぶっくに、北海道新聞に、ぴあ関西版に、吉永さんのサイトに、紙の爆弾に、表現規制について少しだけ考えてみる(仮)に、レビュー書いていただいた高野しのぶさんに、東京で見れないとわざわざ名古屋まで来て宣伝も書いてくれた鈴木邦男さんと、まだまだあるけど、全部把握し切れてなくてすいません。

 こんな素人の我々をコミトレにブースをださせてくれた青ブーブー通信社に、アイドルイベントに出させてくれた関係者の皆さん

 ゲスト集めに奔走してくれた石田1967


 受付に来てくれたすべてのみなさん、東京では粋雅堂の人に、懐かしの紫の後輩ひろたかずは、名古屋では、新井敏之にサンフレスコ中野の旧出演者勢に、昔のバイト仲間の智恵ちゃん。札幌のハムプロ勢に、大阪は元祖やよいの金原に、なぜか職場の同僚になった丸山交通公園ほか

 東京現地ゲストとして湧かせてくれた、楢原さん、森田さん、デカ、七味さん、石黒さん、モラルさん、みんな1回の出演なのに少しでも胡散臭くという気構えを出していただきました。もう、昔すぎてですが、改めて森田さんには北京蝶々観に行くことで恩は返せたけど、他の人はまだまだや

 吉田康一郎は、民主党離党2日後に出演というきなくさいタイミングだったが、あいかわらずの45歳とは思えん若々しさで笑わせてくれた。次の選挙も中野区民の友人応援しますよ

 名古屋の3人、右角くん、中村くん、芝原くんは、3回やったってことで、どんどん熟成された感はあり、距離的に行けない事はないのでなんとかせねばあなあ。翌日観光した藤井、征木の2人は名古屋城で働く彼らを見れたらしく羨ましい

 札幌の彦素、長流さん、熊谷君もまた5回もやっただけにどんどん胡散臭くやってくれた。漫画の神までやってくれた長流さんは内閣最年長なのに最年長感のなさが、熊谷君はどんどんメイクが暴走する様がよかった。そして、旧百瀬こと本宿は、札幌帰ってもう不可能と思われた共演をまた出来て良かった。

 大阪のゲストも、勝山さん、ミツルギさん、石原さん、西川さん、有元さん、長谷川さん、大塚さん、坂口さん、亀井さん、ぽるんちゃんと多彩、その後食事や飲みにいけた勝山さん、ミツルギさん、大塚さん以外とはちゃんとお礼を出来ずに申し訳ない限りだが、近い距離だしなんとかなるでしょう。カメっとそんは観に行って最後の二人にはお礼出来たし、なかなかたいへん。まあ、我々の世代からすれば、石原、坂口の両巨頭と共演で来ただけでもすごいことです。

 アフタートークの方々も、まずコスプレでトークしてくれた長島☆自演乙☆雄一郎選手。好きなアニメの話についていけなくてごめんなさい

 本当に、当代一の社会学者と話せたてだけで感激の宮台真司教授。自分が援助交際の女子高生を紹介したことも影響したのではなどと、言論人でありがなが自分の発言をちゃんと背負っているのが印象的でした
 
 芝居の中身より西部講堂の話が多かったけど、その後飲みにまで行けた坂手洋二さん

 参議院議員というより、学者肌な話というか、小劇場の先輩として話を聞けた鈴木寛氏

 下世話な話もたくさん出来た昼間たかし氏、早く日刊サイゾーに記事書いてくんないかな

 授業で使うとDVDを買ってまでくれた山口二郎教授、北大の事業で流れたら感激だ

 と学会的思考というより、オタクの先輩としてみてもらえてよかった山本弘氏

 演劇関係者として、ちゃんと演劇的な目で感想をおっしゃっていただいた上田誠さん

 創作者として、まずやっては行けないのは自主規制という頼もしいお言葉を頂いた竹宮恵子先生(腐女子の聖羅も感激)

 続きます

 

2012/11/09(金) のるて出演者への感謝2
今回も音響として、初音ミク版のるてのテーマまで作ってくれた神田川、予算不足で大阪に呼べずすまん(しかも結局呼べた)

 こちらももくもくととうとう札幌まできてくれた照明の山本君、大阪公演ではオペもしてくれた中西めぐみさん

 破りも破った何十枚、ほぼチンコで破る障子を作るのみの小道具をやりとげたつじ

 チケット管理として、複雑なシステムを管理してくれた浅田さんに、4都市全部受付として同行してくれた平田さん

 会計として、むしろ助成金決算報告書を作ってる公演後のが頑張ってくれてる井上さん

 本物の地下アイドルとして、のるてにアイドル力を注入してくれたり、日本橋を回ってオタクをいっぱいつれて切れくれたにょろ

 素敵なイラストを描いてくれた、宇都宮在住の神奈江さん

 豪華なパンフを作ってくれた末山に、初演杉山から一転、なんやかん宣伝美術を手伝ってくれた栗山

 アホな映像作ってくれた月クロスタジオ

 今回も雑用の川崎

 京都学生演劇祭笑の内閣賞というありがたくない賞を貰い、アゴラ前座権という餌で、結局漫画の神や警官。名古屋、大阪も出演に映像オペに敦賀港までの送迎までこきつかった、藪内に新谷君(でも中西より票入ったしな)


 向坂には、今回向坂が映える役を用意出来なくて申し訳なかったなと思う。浦田は遊びづらい役だし。が、頭の良い彼の指摘のおかげで、脚本の穴がかなり見つけられたし、それが最後に結実したと思う

 シモンさんは、まあもう初演からOKだったしね。旅で辛い事があった時に、いることが頼もしい、それでいいや

 征木ちゃんは、ほぼはじめての出演で、すごく悩んでくれたけど、良い経験が出来て良かったと思う。すごく良い女優さんだし、彼女にアテ書きしたいと思った。

 源氏さんは、久々に来ていただいて、前より姐さん姐さんしてもらわなくても稽古場が回るようになって良かったなと思う。その分、勝手に小道具用意してくれたり思う存分遊んでいただけたかなと思う

 万里には、2回連続暴走おばさん系になって申し訳ないのだが、良い阿久根さんっぷりだった。コメディエンヌとしてはアッパー系が続いたが、ダウナー系もいけると思うので、今度こそそっちをやらせたい

 ステラは、2回目なのにもう内閣に5、6回出てる感じのイカレコメディエンヌっぷり、ZTONでカッコいい役してる方が普通なんだが、既にそっちに違和感が出るくらい。稽古場での傍若無人ぶりふくめ阿久根さんそのもの

 髭は、ツレウヨで髭だるマンの決定版というべき「内藤洋吉」を演じた直後だけに、同系統でも最初の羽生田では薄くなってしまうという申し訳ない事をした感はある。次は違う髭を用意しないとな。まあ、眞野のツッコミ役とか稽古場のいじられ役とかでは大活躍(ススキノ体験もね)だけど

 合田は、羽生田の髭だるマン固定により、役がウロウロしてしまって申し訳ないが、ほぼまったく別人格になった杉山を演じ切ってくれた。まさに作家の魂を込めた役を作家にしてもらえたのはよかった

 伊藤さんは、今回唯一のほぼ初対面出演となったが、まあ稽古場にいて楽しいゲス野郎であった。見た目のインパクトが合田よりうすい分、彼の杉山はより台詞のゲスさ(またいい声でいうんだ)が際立っていた

 浪崎の森島はある意味前回で完成してしまっていた為、今回のさらなる進化が難しかった面はあるだろう。他のキャラを濃くした分ワリを食ってしまった面があるが、モデルになった宮台先生にも会えたし、有給まで使ってありがとう。

 ジェシーの森島も、北海道だけでしか見れないというのが勿体ないうさん臭さ。浪崎版ではない、ハーフ髭というかっこいいのにゲスという違った森島が出来た。なんだかんだで2回北海道いってるからな

 

2012/11/08(木) のるて出演者への感謝3
 
谷脇の百瀬はいい味だしてたなあ。本宿時代のいいかげんキャラから、狸親父キャラに変わった、司会ぶりもよかったし。しかし、千秋楽の午前11時まで家出寝てて、警察に捜索願まで出した事件は内閣屈指の事件だ

 藤井は、榊原へのスライドを苦しんだが、Mコバ時代とは違った榊原(より野心家)に作ってくれたと思う。衣装もほぼ一人でようやってくれた。なんといっても、Mコバへの説教が面白かった

 眞野は、説明不要。乳首を目にしてきゅうべえのパロにしようという唐仁のアイディアがすべてだったな。だんだんお腹が顔に見えた

 由良は、もう放任主義なので、今回も勝手にやってくれた。完璧にイスラム系だもんな

 中西は、ツッコミスピードという前回彼の良いところをいかせる役に触れなかったので、今回まわせてよかった。タイル時代からMVPが入らない役だが、それを凄い気にしてたのに、大阪の楽ステで入ったのはちと感動した

 ちひろタソは、内閣の可愛い子ちゃんとして順調に伸びてくれた。金原の時とうってかわって、「荻窪の堕天使窪ネコ」というアホ設定を見事に演じ切って、道中アホをしまくり、最後に泣いてくれたのは嬉しかった


 上蔀は、初演から同じ役の役者の中で一番パワーアップしただろう。「オタクにしては可愛すぎる」だった卓也が「まじでキモイ」卓也に進化したのは彼の努力の賜物だ。やっぱり最後に泣いてくれて嬉しかった

 Mコバは、尊敬する中谷和代から武田先生の役を引き継いで、よくやってくれた。中谷が褒めてたのがなによりの殊勲だろう。彼女の武田は本当にチャーミングで生徒への思いはぐっと来た。彼女の芝居への取り組みの稽古への苦言は頼りになったし、楽屋で小道具のBL読んでて「勝手に小道具を動かすな」と怒られたのは本当に愉快だった。


 田中君は、前回も悩んでいて、同じ役で脚本そんな変わってないのに今回も悩んでいたな。彼の芝居に対する真摯な姿勢と、躁気味なテンションは4都市回る中で本当に頼りになった。正直この先も手元に欲しい。津川先生はまさに真の主役だ、今回の生徒を思う気持ちは泣けたよ


 我らが聖羅、彼女は本当美人でもっと可能性のあった女優だった、それを歌がド下手のアイドルという変なイメージを固定をさせてしまったのは申し訳なかったとも思っている。でも、聖羅なしののるては考えられない、だからももう再演もしない。

 インタビューで「これ以上良い思いが出来ないから引退する」って言ってた。彼女の17年と60ヶ月の人生で、これ以上ないいい思いをさせてあげれたのは本当に嬉しい。でもあえて、もっと良い思いさせてあげるか就活失敗したら夢の続きを観に来てほしい。

 そしてなにからなにまで一番働いた前総裁唐仁原俊博。安心して退任してください。ありがとう

2012/11/06(火) のるてMVP
 のるて打ち上げが終わった。久々に0次会から、4次会までと朝まで騒いだし、鴨川もわたったし楽しかった。

MVPは武田先生役の小林まゆみでした。2位の眞野、3位の田中とは接戦。2位の眞野は正直、理由が「きゅうべえに似てる」とか「見た目のインパクト」とかいうあまりに浅い理由で入れてる人が多くて、作家としては不満なのだが、武田、津川は私自身の教育論の渾身込めたキャラなので、初演に続いて票がとれたのは嬉しい。のるても4位で上位に来たしよかったよかった。5位は由良とちひろで、由良がとるのもあかんよなあ、台詞0で動きだけで笑わせてんだし。荻窪の堕天使という初演とかなり変わったキャラになったちひろは何故か名古屋だけ異様に票をとってた。名古屋演劇界に行った方がいいんじゃないか

2012/11/05(月) 今日はのるて打ち上げ なんかモヤモヤ
 本日がのるての打ち上げである。まず、収支に関してはなんとかなってよかった。もう助成金をもらってるので詳しくは書けないが、まあ今までのいい加減な会計から、お金を頂く身になったんだから、しっかりやったし勉強になった。これからも貰えるに値する作品を作り続けたい。


 正直、終わって1ヶ月なんとも言えないモヤモヤ感があった。なにせ、アゴラに内定貰ってから終了まで準備期間が1年半、その間に妻とは一回別れてヨリ戻して山科引っ越して結婚までするわ、就職した先が給与未払いで裁判まで起こすわ、内閣の公演は3回ロップ客演1回あるわである。さらに練習開始から終わりまでも4ヶ月、その間でも色々あったし、4都市公演といっても、1回1回京都には帰ってきて中2週間あけてたわけだし、なんか時間をかけてひとつの大きな公演を成し遂げた達成感がない、単発の公演を連続でやった感じか。ひとつひとつの公演は、どこも楽しかったんだが、合計した喜びが薄いんだよな

 特に、札幌、大阪はまだけっこう覚えてるんだが、キャストが大幅に変わる前の東京、名古屋はかなり忘却の彼方だ、それらがまだ3ヶ月しかたってないと思えない、むしろ5月のツレウヨのが近かった感すらある。打ち上げであった征木ちゃんなんて、ずいぶん久々に(大阪の受付来てくれたしあっってんだが)会った気がするし。たいへん申し訳ない話だが、東京のゲストの方と、今あってすげえ親しく話せる気がせんのだ(実際、他都市のゲストより時間が足りなくて深く話せなかったし)。宮台先生となんか、本当もっともっと喋りたいんだが、遠く過去の人になってしまったし(まあ、アフタートークゲストはそうだけどね、鈴木邦男氏だけその後も仲良くし過ぎなんだが)

 なんだろうな、この寂しさは。前日記に書いた http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/hibisama/?Y=2012&M=10&D=4 動員、演劇界での地位向上、オタクへのムーブメント、規制問題を盛り上げれなかったといった、後悔というものがあるから、色々な事がもっと出来た、もしくは結局は人の悩みの9割はお金があれば解決するから、これだけやったのに「食える」って結果が出て来ないイライラなのかもしれないけど、よくわかんないや。十分楽しかったんだけどさ、初演の「のるて」って企画段階ではプロレス芝居とプロレスの間のつなぎみたいな、私の中では期待度が低い公演だったのに、結果的に内閣史上最大の結果(劇団的にも、自分の楽しさでも)を出してしまったから(それで期待度の高い第12次でウツになってしまったんだが)、その再演で期待度以上の結果を出せなかったのが悔しいのかなとも思う。

 結局、表現規制問題とは、決着つかずに(都知事選の応援には行くかもしれんが)中途半端に終わってしまったし、今回の公演がこの先の人生に同なるかわからんけどさ、人生かかってる公演と意気込んだわりになんだかなと思う

 ただ、せめて関わった人が幸せだったら、まあ自分はしゃあないかとも思えるわな。幸いみんな思いきし楽しんでくれたとは思う。だから、今日の打ち上げは楽しむし、明日から関わった人へ感謝も書いて行く。メンバーいれかわりあったし、東京から数えたら関わりすぎててわけわからんけど、とにかく良かった。今回ののるてで私の人生はあまり変わらなかったけど、なんか変わった人がたくさんいたらそれでいいや。今日は楽しむぞー。そして、とりあえず都知事選は規制反対派がちゃんと候補を出して勝つぞ

2012/11/04(日) フリンジプランの結果が出て1
  私が参加した京都エクスペリメントフリンジプログラムのディレクターの結果がでた。詳しくはこちらを観ていただきたい。

 http://kyoto-ex.jp/info/7324/


 私はのるてちゃんを通じて「表現の自由」の尊さをといたが、じゃあ自分が存分に言論の自由を行使しているかというと、そんなことは無い。

 高岡蒼甫のフジテレビ批判は、私の意見とはまったく逆だが、彼がそのことによって芸能界を干されたことは遺憾である。しかし実際は、お仕事相手であるフジテレビを批判して、干されないというのは難しい。結局は「言論の自由」はあっても、「その言論をしてもリスクをしょわない自由」はないのだ。だから、私もリスクを恐れて思ってる事を全部は言わない。

 なので、KEXに関しても色々思うところはあるが、結果が出るまでは書いてなかった。で、おちたから書くのかとというと、かっこ悪く見えるが、ここはもう「逆恨みで書いてる」と思われてでも、書かないとならんことだと思うので書く

 ええ、結果に関して納得いかんとかではないが、私は当日羽鳥さんの案を聞いていて非常に腹がたったのである。

 「劇は使える、ダンスは使える」というテーマで、劇やダンスは日常のコミュニケーションに役に立つという考え方の下、ワークショップやインストラクション(指示)を伴った作品発表をし、その記録集は公開し、3年計画で支援をして育成をして行くというプランであった。その案そのものに関しては、たいへん意義深いことだと思う。もっといえば、私はこのプランが多くの人に意義のあるプランであると思ってもらえる世の中であってほしい。

 しかし、私は京都の人間だから田舎臭い考えであるが、「東京の人間が、京都の現状も知らんと、自分の理想を語りにきやがって」と思ったのである。

 前にも書いたが、私はソフトとしてのKEXが好きである。だから、こんな良いイベントが、市民に若手に避けられてる(あえて、「知られてない」とは書かない)のは悲しい。私は杉原さんが選んだフリンジプランはかなり気に入っているので、もしKUNIO続投もあり得るプレゼンだったら、応募しないでどしたら今のプランを観に行くかの側面支援をしていたかもしれんくらいだ。今回はそうではないので、じゃあ今あるソフトにどう味付けすれば良いかを考えた。

 「選挙で決める」というのは、現状のKEXだからこそ考えたプランである。私が元々やってみたくて、たまたま応募したというのとはちょっと違う。理想の演劇祭をしたいなら、地元に帰って、好き勝手なコンセプトの演劇祭やる。(地元の役場ならコネで入れるだろうし文化芸術なんかわかる職員はいないから、頑張って信頼得たらやれんこたない・・かな?)

 ようはですね、うちの妻とか、昔いたバーのお客さんとか普通の市民の人が、あれだけ市の掲示板にポスター貼ってるのに誰も知らない。京都で演劇やってる若手が、観に行かないどころかまったく興味もないというのをなんとかするには、まず目立ってかつ、当事者意識を持たせるしかないと思っているわけです。

 なのにですね、ワークショップにインストラクションに言われて、私の勉強不足とはいえ聞いた事ない講師陣出されてですね、(まあ羽鳥さんは「どこでKEXを知ったんですか?」て聞いた時に「え、日本で2番目の演劇祭なんだからチェックしますよ」て答えたんだから、そういう認識ならあのプランを出してくる事に違和感はないわけだけども)、難しい単語、聞いた事ない単語をバシバシだしていたわけです。こういう活動をしてる人でわかり易く言うとオノヨーコさんと言ってたんですが、もうそこがね最高に腹が立って、だってマジョリティーの市民に取ってオノヨーコは「ジョンレノンの妻」以外にどんな活動をしてるか知らんと思うのですよ。それをわかり易く言うとと言われると

 あのプレゼンを市民や若手が聞いた時、どう思うか?芸術家の言ってる事はわからんと反感をもつと思うのです。私は前書いた通り、市民は『芸術に無関心なのではない、芸術が嫌いである』と思ってます。それに対して、ああいうプランを出し、税金をくれというのは逆なでしてると思うのだな。

 なにより若手だ。プレゼンをする前、ある違う劇団のうちに出てない女優さんから「絶対勝ってください」と言われたのである、「わけわかんない東京もんに勝たすな」という非常に田舎臭い論理ではあったが、加えて「KEXが京都でやってても遠すぎる。近づけてくれ」と言われたわけです。

 もっと言うと、「どうせ、羽鳥さんに決まってる出来レースやろ。高間さんも大原くんも当て馬やろ」とも言われたんですね。これは、私は「プレゼン後も、個人的に呼ばれて色々聞かれた事」「28日発表だったのに、4日ものびた事」からして違う、橋本さんはガチで考えてくれたと思ってます。しかし問題派ですよ、「ガチ」で選んだのに「出来レース」だと思われてるということです。

 ようは、若手からするとKEXは芸術志向の上流階級が勝手にやってることで、自分ら(高間のような大衆迎合)はハナから関係ない世界と思ってしまっているという事です。

 私は、それに対しプランは違えど、参加者は皆違うんだって構えで来てほしいと思っていた。しょうみ、羽鳥さんのプランでも「こんな案だから、俺たちには関係ないって若手がいたら、お前らが意識低すぎるんじゃアホ、騙されたと思って、わしのプランのワークショップに応募せんかい」って感じで話してたら、腹立たなかったと思う。しかし、終始ボソボソとプレゼンをしていて、これでは益々、市民と、若手と乖離してしまうと思って腹が立ったのです。

 なので、とても悔しいわけです。続きます

2012/11/03(土) フリンジプランの結果が出て2
しかしですね。前日記で羽鳥さんに腹が立ったといいますが、究極の選択であのプランを出す羽鳥さんと、あれは意味わからんあんなもんに税金使うなって市民や若手が対立したら、私はどっちの味方かというと、羽鳥さんに味方します。二重に鳴るが、私はこのプランが多くの人に意義のあるプランであると思ってもらえる世の中であってほしい。芸術と市民が、ましてや芸術と若手が対立しないようであってほしいのだ。

 で、今後どうするかという話だ。まず、前提として私は自己利益のためにしか働かない。というか、世の中他人のためになにかをするということなどあり得ない(自分が気持ち良くなるためになにかをするしかない、例えば私は妻のためなら死ぬ覚悟もあるが、言い換えれば妻のためというより妻に先立たれるのが嫌だからだ)。今回のプランだって、まあ自己利益第一だ、芝居関係で食えるようになりたいしね。で、その上で私は、自己利益のためには、京都演劇会に、芸術が発展し、せっかくあるKEXというものが盛り上がって、市民も若手も幸せになることがかえってくると思ってプランをだしたわけです。

 で、落ちてどうするかっていうと、大原君には「勝手になんかやろう」という風に提案した。

 というか、迷いに迷った橋本さんが狙ったのはそこではないかと思っている。というか、腹立ったって言い方と矛盾してるが、私が橋本さんの立場でも羽鳥さんを選んでいたと思う。てえのは、羽鳥さんは距離的にも、プランの中身的にも、KEXの公式なフリンジプランに選ばれないとやりようないが、私と大原君は非公認でも勝手に出来そうだからだ。3人ともにやってほしいと思ったなら。

 まあ、そこであのプレゼンの日のお客さんも言ってたが、エディンバラ演劇祭である。エディンバラ演劇祭のフリンジとは、第1回の演劇祭に招待されなかった劇団が、公式プログラムとは別に勝手にその期間中周辺(フリンジ)で公演をしたことが期限である。

 まさに、今年の大原君が路上でやってたしようよエクスペリメントは(長いのでこれ以降は、大原君の路上SEXと略します)、それであるが、もっと大々的にやったら良い。橋本さんの「KYOTO EXPERIMENTに京都の舞台の全てを集約させるつもりはないので、そのカウンター・パートに成長するものとしてのフリンジという意味では、是非大原さんや高間さんの独自の活動に期待する。資金的な応援はできないが、広報面で提携できることがあればご一緒したい」というのは、まさに我々がそう言い出すのを狙ってのものではないかとも思う。

 とはいえ、私はプロレスを愛する男なんで、KEXに対してどういうスタンスでやるかはわかりません。KEXを盛り上げるために協力するかとか、んなもん知らんとやるとか、盛り上げるためにあえて「わしを選ばんかった事を後悔させてやる、ぶっつぶしてやる」といって、京都駅についた羽鳥さんを伊勢丹前で襲撃するかもしれない。まあ、やり方は色々あろう。とりあえず、選挙はせんよ。ありゃあ、公式プログラムだから(つまり税金を投入するからそれに対するツッコミをかわすため)出したプランで、自分でやるなら別である。

 と、いいながら、私はお金大好きなんで、こりゃ赤字だわってならやらんし、同時期にもっとお金になりそうな仕事がくればそっち行くけど、まあ上記のようなことをグダグダ含め一言で自分のために最善の策を取ります。プレゼンで、葵祭、祇園祭、時代祭、KEXを京都4代祭にしようと言ったけども、来年秋はKEXを中心に祭りになってると良いですなあ。


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