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2012/11/18(日) 私はクラブに行かないけど、その権利は守る
 前日記ではアホみたいない書いたけど、私はさすがにいきなりあんな場所で初対面の人をナンパする技術はない。でも、ありゃうまくやれば出来るな。あんな大音量で出会いもくそもあんのかよと思ったけど、顔を近づけないと話せない分、逆にめちゃ密接になっても不自然じゃないし、酒もがんがん入って踊り狂ってれば普通に手まわして体密着出来るし、さすがに一人で来てる子は少ないから、一人ではしにくいけど、複数で行くべきである。というわけで、今度は髭だるマンと中西と一緒に行きたい。髭だるマンと中西と3人組でナンパなんて、考えただけでも面白そうである。

 ダンスに関しては、そこまで気負いしていくところではないのねと思った。いや、演劇やってるとね、ふだんレベルの高いダンスを観る事が多いので、いきなり踊れませんわって思ってたが、こう書くと怒られそうだけども、みんな音楽に合わせてテキトーに体をゆらしているという感じであった。よく考えたらミュージシャンレベルのダンスなど、あの空間の人口密度で踊ったらぶつかって危ないんだから当たり前であった。ようは、高度なレベルのダンスをしたいというより、音楽にあわせ自然と体をゆらす事に快感を覚えているのではないかなと思った。風営法の本や、クラブ関係者への取材をしていて「踊るという行為は自然なものなのになんで規制するんだ」って意見があって、それはいまいち理解出来ない「いや、ダンスなんてナチュラルにするもんちゃうやろ」と内心思ってたわけだが、確かに昨日観たクラブのダンスはなんか、楽しくて自然に体が動きだしちゃいましたわって感じだった。。最後の方には私も踊ってはいたしね。

 取材をしていても色々な意見を聞いた、「音楽が好き」「ダンスが好き」「雰囲気が好き」「ゲストアーティスト目的」「出会い」「酒が好き」など、それぞれの目的を達成出来そうな場所だと思った

 そのうえで、私はどうだったかというと、まあ「そんなに楽しいとは思わなかった」である。なんでかと考えたら、まず私は「酒が好き」だけど、一応バー業界に伊丹としては、あそこの飲み放題の酒はおいしくない(しかしビール以外甘い酒ばかりなのはまいった)し、音楽を聞かない人間なので音楽目当てではないし、「踊り」は確かにちょっと楽しさの片鱗はわかったけども、やはり大音量でとにかく叫ばないと喋れんというのが一番の理由かと思う

 「出会い」に関しては、興味あるものではあるが、まずあの大音量で叫んででは、私のしたい出会い方法が出来んわけですね。私は趣味がいっぱいあるが、共通するのは「自分は優れた人間であると他人に認識されたい承認要求」が満たされるものが好きなわけです。まず演劇は「今まで触れたものの中で一番得意」なものだし、脚本を書けば賢い(またはあまりに馬鹿すぎて、こんな馬鹿が出来るなんて逆に凄い)と思われるし、飲み会が好きなのも「相手に持論を聞かせ頭良いと思われる」のが好きだし、競馬は当れば「データを積み重ね頭で考えた結果が正しいと証明された」ことになるし。読書やネットでの情報収集も趣味あるが、あれは知識をつけるための充電なので、賢さアピールという放出には必要な事だしね。なので、叫ばないと持論の展開が出来ないし、本能的な「踊り」というものをする場所であるクラブはそこまで楽しいと思うところではないのだろう。そして、と、いいながら、昨日は結構時間がたつのが早いと思うくらい楽しめたのは、「取材」という充電が出来ていたのと、はじめてクラブに来て上記のような考察、分析をしてる俺頭良いと思って気持ちよくなってたからだ。

 で、ここからが大切なわけだけども、私はクラブに興味がない。たぶんこのネタで書くなら、あと何回か行くと思うし、行ってるうちにはまって公演が終わっても通うかもしれないけど、でもたぶんクラブが無くなっても私の人生には影響がない。つまり、規制に関してはどっちでもいいわけである。

 しかし、どっちでもいいからこそ、昨日あそこで楽しんでいた人の権利は守りたい。少なくとも、あの場に私に直接的に嫌な事をして来た人はいないし、ましてやドラッグなんかあり得なかった。なら、いいじゃないか、まさにのるてでも一番大事にしたテーマ「私は君の意見に反対だ、しかしそれを言う権利は命がけで守る」に通じる、「私はクラブの面白さはわからん、しかしそこで楽しんでいる人たちの権利は守る」である

 ようは、そこを理解してもらえるかどうかが賭けだったわけです。のるてをした時も一部のオタクには私がオタク文化を知らんくせにネタにしやがってという反感はあった。ましてオタク文化よりもっとわからんクラブ文化である、反発がないかどうか。ただ、たった一人のサンプルだけど、例のその後バーにいったお姉ちゃんは、クラブに興味がない私が援軍に行こうとしている事への感謝と、興味がない人を味方に付ける重要性を理解していた頭の良い女性であった。彼女も「署名だけはしてるけど、それ以上わかってない子が多い」と嘆いていたけども、「自分に必要がない事だからって、それが必要な他人もいる」ことを理解するのが動物とホモサピエンスの違いである人を増やす事が重要である。

 ちなみに彼女は橋下が、弁護士時代はけっこうクラブに来てたくせに、警察とつるんだり、規制強化の方が票になるだろうと色々やってる事をムカついていた。まして、安倍ちゃんなんて馬鹿だから、クラブに連れて来たらそれだけで嫌悪感を感じ、しかも自分が嫌悪感を感じるものは不健全で規制すべきというおめでたい価値観で生きてる奴だしガンガンやるだろうな。で、私が小沢が好きなのは、小沢はクラブの面白さなんか絶対理解出来ないだろうが、「別に合理的に規制する理由がない(小沢の基本的な価値観は金と票なので、害が明確じゃないものは放置するし、票を気にする割に自分の人気を気にしないので人気とりに大衆迎合しない)」ってほっとくであろうからだ。どういう価値観を選ぶのかまさに判断が問われていますね。


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