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2012/03/13(火)
ようやくミミズ50匹総括
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ロマンポップが終わって1週間もたった。改めましてご来場ありがとうございます。5年ぶりの客演、そしてもう何年ぶりであろう主役、勤めさせていただきました。無事というには、怪我が多い、痛いのが大嫌いな私がはたかれる役をこなしました。
ここ5年、自分の書いた脚本で、演出の片手間での出演では味わえない役者という物に久々に真摯に向き合った。前書いた通り、最初の方が役者人生でも屈指の、演出の言う通りに芝居をしていた。が、ウケがよいとやはり調子に乗るね、楽日にはいっぱいアドリブしていた。やはりこれはもう抑えられない。しかし、笑いという結果は出したんだから文句はねえだろう。私はやはりこれからも、自分にも他人にも結果をだせばアドリブには寛容でありたい。
逆に、演出の言う事を聞く楽しみってのは若い頃はわかんなくて、わしが演出した方が面白いのにつまらん演出をつえられてるわいと思う事が多かったが、だいぶわかってきたかな。向坂ってのは悪意のある演出家で、自分でつけた演出を見て、笑うんだよな。自分でやらせといて。私は自分でつけた演出では笑わないいから、本当に性格悪い。だが、それがいい
今回演じた今川氏真は、というか見た人わかると思うが、今川氏真といいながら、今川家が滅亡してからはローソンで働き、ハローワークに行き、蹴鞠の腕をかわれて、トルシエにセリエAにスカウトされるも、行きの船で海賊に教われ海賊になり、奴隷の娘と交流したり、妖精にイタリアに連れて行かれたり、しかもメインのサッカーの宿命のライバルが登場するのが最後の20分前という、わけわからん酷い内容でしてね(失敗した連載漫画みたいな話、氏真がサッカーをするって短編で連載をはじめたら人気が出たんで編集部命令で、連載を長期化して、海賊編とかして迷走したら人気急落し、肝心のサッカーシーンが短いみたいな)。各シーンごとで役作りもクソもあるかって、ダメな人だったり良い人になったりするし、人からはぴったりと言われましたがあの氏真との共通点はダメなことろと、父親がアクシデント的に早死にしたのと、クレーマー(でもあのクレームシーンはあてがきだし)なとこだけだし、最初は向坂自信の投影たったけど、途中から向坂っぽいところなくなったし、結局どうだって話だけど、なんか穏やかな芝居が良かったとか、意外と高間響ちゃんと役者しとるって好評だったんでこれは良かったかなと思う。本当、どっか呼んでくださいよ。
ともかく、語るところがおおい作品ではあったが、忘れてしまったなあ。間違いなく面白い作品だったと思うが、わけわからんと怒りだすとか、どこが面白いかさっぱりわからんというのもうなずける。「世界雌ブタ選手権」とかまったく本筋に関係ないもの、「赤痢」とかもっと受けてほしかったなあ。わしが一番好きなのは、大洋の船長だけどね「子供が産めないハッハッハ」「あれ、死んじゃった、なんで」は天才的だと思う。あと、一番ン見所は、井村のギターと中村さんの歌だったとは思うけど、40人くらいがわーわー(結局50匹はいなかった)行って、良いメンバーに囲まれて楽しかったね。全員顔覚えられるかなと心配だったが、なんのなんのみんなと楽しく芝居出来て良かった。面白い人ばかりだったが、やはりふんどし〆太郎かな。本物の松竹芸人だし、持ってる雰囲気が面白い。あとは鈴木ゆかこさんだろう、こんなコメディエンヌはなかなかいない、面白い事をまったくこれから面白い事をしますよって雰囲気を出さず淡々とこなす、彼女は末恐ろしいコメディエンヌになると思う。
そして、白塗りが出来たのが一番の思い出ですね。横井さんみたいにまったく顔が変わらない人も入れば、山本君のように男前になる人、大洋のように人間じゃねえって人も入れば、吉村さんみたいに完璧に白い人、デスマスクみたいな眞野と面白い物がいっぱいみれた。そんな中、私は、平均的な白さであまり面白くなかった。肌が荒れた
と、いうことで久々の客演楽しかったです。若干燃え尽き症候群。芝居が終わって寂しいなんて感覚、若い頃は毎回だったのに久々。寂しさを感じなくなったのは成長だと思ってたが、単に内閣では毎回赤字で金策してるから寂しいどころの話では無かったようだ
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