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2012/04/13(金) 第15次役者紹介
今回は役者が8人しか出ません。まあ、普通の劇団なら8人でも多い方なんだろうけども、内閣は普通の劇団より正劇団員が少ないのに出演者は多い。何故か?(金がないから、人数多く出して参加費をむさぼりかつ出演者に客を呼ばせて集約に結びつけるしかない)、なにも言ってないぞ、そんな情けない理由などない。私は「人間」より「事件」を書くタイプの脚本家なので、必然的に人数が多くなるのだ。「のるて」も「ヅッコケ」もあんな多人数を描いてて凄いと言われたが、実はもっとだしたいキャラがいっぱいいた、「のるて」ならエロ規制しろと圧力書ける外国人とか、「ヅッコケ」ならセンターの職員や演劇以外のセンター使用者なども描きたかったが、これ以上キャラを増やしさらにそのキャラに見せ場を作ると2時間超えてしまう(そんなに多い人数のオファーもだしてらんない)のでやむなくカットしたのだ。

 で、いながら、今回は8人。なぜこうするかというと、いいかげんパッケージング化出来る芝居の一つや二つもっておかないとならんと思ったからというのはある。実はのるての名古屋公演は、完全にスポンサーがお金を出してくれる売り興行(チケット収入もスポンサーに入るし、黒字が出るだけお金が貰えるわけではないので+−0だが)である。が、名古屋公演を売り興行に出来るのは、東京公演と札幌公演の間でやれるからであって、名古屋でやるためだけにあのメンバー全員揃えるなんてのは不可能である。今後、売り興行やゲスト出演が増えてくると思われる中、劇団としてのストックが客演かき集めなきゃ出来ない15人以上の芝居しかない、ようではオファーを貰っても対応出来ない。今回の芝居かて客演いるが、8人ならまだかき集めて稽古も少なめで出来ないことはないので、それをストックしようというのも一つなのである。

 で、今回の役紹介

 鈴木ちひろ

 前回は、客演デビューで「誰とでも寝るビッチ、秋奈ちゃん」の役を好演したちひろちゃん。「のるて」「魔法少女」のイメージで、京都演劇界で覚えられてしまった聖羅も気の毒だが、「ビッチ」で覚えられるのでは可哀想すぎるので、今回はまともなヒロインあおいちゃんをやってもらうことになった。

 前回も書いたけど、ちひろは可愛いのだけども「カワイイ」ではないというのが貴重な役者である。どういう意味やねんというと、可愛くて可愛くて仕方ないネタになるような笑っちゃうような可愛さではない、普段の言動もおっさんくさいとか人をむかつかせる言動をするとか、ネガティブすぎるとか一切ないし、聖羅みたいに腐っててモテないとかではないのに、別に「愛でたい愛でたい」とならないのが不思議だ。まあ、よく話すと腐ってんだけど。弱点が体力が無くて自転車がこげないというマヌケさがいいのかもしれん。かわいいのに、ナカノ実験室にも似てるのも

 そんな、ちひろなので正当派ヒロイン、日向あおいを演じます。彼氏がネトウヨになったのに見捨てられない甘々です。あー、うらやましい。

 上蔀優樹

 笑ってしまうほどカワイイ。愛でたい愛でたいといえば、上蔀である。毎度恒例、楽ステ前に泣く上蔀は、本当に皆から愛される子だ。冷静に考えたら23なんだから、関わってる中では結構年取って来たとは思えん。可愛い女の子が大好きなのに、わしみたいなエロ目線なおっさん臭さがまるでない(むしろ童貞なはずのタイルの女好き発言のがおっさんくさい)。私は知恵がないヤツは、あまり好きではないのだが、彼の場合は馬鹿で良いよと思う。この溺愛のしかたは、たぶん彼を人間扱いしてないのかもしれない。ペットだ、愛玩動物だ。

 そんな彼は、ネット右翼になる、蒼甫を演じます。純粋故にネットを信じ、右傾化していく様は彼にぴったり
 
眞野ともき

 眞野さんは、もう説明不要です。私が外面ばかり重視し内部固めをしないことを、いつもしかってくれます。最近の内閣は、私はどんどんチャンスが広がってるように見えるが、彼はそのぶん私が増長しているから逆にピンチだと戒めてくれます。でかいですね。体も心も。ちなみに私の名刺は、私と眞野の写真を載せて「細い方です」といれた写真を使ってます。そうすると、一度名刺交換した人に絶対覚えてもらえるので、効果が高いんですね。

 そんな彼は、今回は娘を溺愛するあまり、公私混同な捜査までしてしまう、右翼対策も担当する左京署生活安全課課長にてあおいの父、日向斉彬を演じます。


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