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2012/04/17(火)
アフタートークに右翼と革命家
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普通の劇団のアフタートークは、演劇人を呼ぶが笑の内閣は特殊な人ばかりだ。プロレスラー、政治家、学者と、その公演のテーマに関連した人を呼ぶ。理由はいくつかあるが
・ 私がそれらの方々の話を聞きたい。それらの方々の話が面白い ・ 演劇人にもオファーをかけてるが来てくれない ・ の2点がある。補足すれば私が呼べる演劇人は、世間の人も私なら呼べるだろうって思われている。世間の人が驚くような演劇人は来てくれないというのもある。そして私が呼べる演劇人でも嫌われているのか、意外と来てくれない。そもそも私がよそのアフアートークに呼ばれないしな。私が演劇人呼ばないからかもしれないが、東京でしかアフタートークしてない、いいかげん京都でも呼んでくれ。私は小さい人間なので、最近は年下でうちよりチケットが安い劇団の主宰すら呼ばれているのに嫉妬してるぞ
一方で、プロレスラー、政治家、学者なども、実は結構断られている。ただ、とにかく声をかけまくってるので、快諾いただける方も多い。そして、意外とOK言ってもらえるのものだ。ようは、学者や政治家というのは「話すのが好き」で「目立ちたがり屋」なのである。だから、私のような若者が「話を聞きたいんです」というと嬉しいのだ。実際、間にマネージャーが挟まるような人じゃない人は、ほぼ全員「趣旨に会わない」といって断られた事はない。ギャラかスケジュールのことだけである。特に政治家はギャラかからない(アフタートークじたいが選挙活動になるし、向こうも得)し、空いてさえいれば絶対来てくれる。学者もけっこう、そんなもんである。何度も言うが、この世に「会いたい」と言われて、嬉しくない人なんかいないのだ。怪しい者じゃないとさえ認識してくれればけっこう会ってくれる。
で、今回のゲストだが、まず前述の通り、鈴木邦男氏である。 浅沼稲次郎暗殺に衝撃を受けて右翼思想を学びたくなり、早大時代に右翼学生になった後、普通に就職したが、友人の森田必勝が三島由起夫の解釈をしていたことで再燃。新右翼団体一水会を結成し、当初は他の右翼と似たような過激な事をしていたが、80年代ころから穏健になり、君が代強制に反対し左派との対話も重視する、右翼の中では異端(と、いうか「あいつは右翼じゃねえ」と批判されるような)な右翼として有名な人である。朝生やたかじんなどに出てる鈴木氏の「穏健な郷土愛を基にした愛国心」を見て、いつか話を聞いてみたいと思っていたので、今回がチャンスとオファーをかけた。直接一水会に電話をかけて「鈴木さんに連絡を取りたい」て電話したのはすごく緊張したが、先月東京行った時に直接お会いして、紳士だなと思った。ぜひ、見に来てほしい。26日13時から
そして、さらに「右も呼ぶなら左も呼んでバランスとったら」ということから、鈴木氏と一緒に会った編集者さんから「彼ならツーカー」といって紹介してもらったのが、獄中生活19年、日本のレーニンの異名を持つ、塩見孝也元赤軍派議長である。
京大在学時に赤軍派を結成。ハイジャックを計画するも、実行直前に逮捕(そこで逮捕されなかった実行部隊がよど号ハイジャックを起こす)。思想犯として19年も獄中生活(その間も奥さんは待っててくれたそうな)。出所後は、穏健な言論活動をしつつ、今は駐車場の管理人として過ごす(それまでは支援者のカンパで食ってたらしく、66歳にして労働の意義をしったとか)という人物だ。学生運動世代の人から見たらカリスマ的存在である。こっちも話を聞いてみたいという思いからおよびした。28日13時から
ほんまに、アフタートークが右翼と革命家である。どちらも前科者だし、ちょくちょく北朝鮮に行くような人だ。危険すぎるわ。ほんまにうちの劇団はどこに行こうとしているのやら。
他にも、お客様が株主として今後の内閣の方針を提案出来る笑の内閣株主総会(チケット1枚につき1票なので、100枚くらい買ってくれたら、僕を代表から解任してうちの劇団乗っ取れます)や、髭だるマンがお客さんの恋愛の悩みを聞く髭だるマンの恋愛相談室、ちょうどダービーの日なので役者で予想してダービーをみるイベントなど、全ステージにくだらないアフターイベントを企画しています。ぜひ、興味がある時に来てください。
予約はこちら、4月中は安いし早めに予約を
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=26543
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