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2012/04/06(金)
恋愛と愛国心
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と、いうことで「ツレがウヨになりまして」の稽古、開始しております。
私は作家とプロデューサーを兼ねてるので、企画ありきの公演と作品ありきの公演がありますが、今回は久々に作品を書きたい欲が抑えられなくてうつ企画という、作家性が強い公演です。本来、プロデューサーとして考えれば、勝負ののるて全国ツアーの前に５月末に入れるより準備した方がいいだろうし。なんで、今回はあまり大々的に宣伝はしません。挟み込みといつも送ってる人に宣伝するくらい。マスコミとかはあまりしない。し
いて政治的な目的で言うと、私の作品は基本１５人くらいでる芝居が多いため、どこかから「一本やってください」と言われても人集めからひーひー、稽古もひーひーと気軽に公演出来ない＝パッケージング出来る作品を持ってなかった。ので、今回は８人で稽古時間も短くし、呼ばれたら暇な時期なら１月くらいでポンと持って行ける作品をストックしておきたいて目的はあります。
さて、なんで今回の作品を思いついたかというと、まあ駄洒落ですな。「和民殺人事件」や「もしも高校野球部の女子マネージャーがマルクスの資本論を読んだら」と発想は一緒、タイトルありき。街で「ツレうつ」のポスターを見て、「宮海△ぁ⊆太験茲魯張譽Ε茲笋福廚隼廚辰謄ぅ鵐好團譟璽轡腑鵑錣い燭箸い造鵬爾蕕覆と曚任后」
元々、ネット右翼の、なんでもかんでも韓国だ在日だというキチガイっぷりは多いにあざ笑っていたところに、フジテレビデモ騒動への感想（嫌なら見んなよ）と、オチ（さんざん煽った主催者が「彼女が出来たからデモやめる」と離脱）が面白すぎるから、これはネット右翼で一本作品が書きたいと思ったので書き始めたのですね。まあ、あと私は普段はこっ恥ずかしいので恋愛ものなんて書かないのだけど、昨年は恋愛でゴタゴタしてしまったので、作品でも書いて色々うっぷん晴らしとかないと、精神衛生上よくないですからな。私に取って創作は排泄です。
と、書いてるし実際コメディだけど、真面目な話は、愛国心と愛についてはしっかり書かないとあかんと思っているというのも事実です。ようは、橋下の野郎の君が代強制には腸にえくりかえってるわけです。私は君が代が国歌として問題あるとは思ってない（殺せだ死ねだの他国の国歌に比べ、君が代は万葉集の段階では君との恋が千代に八千代に苔がむすまで続くと良いねってラブソングだからね、君を天皇にしたのは大山巌の勝手な解釈）が、とにかく強制する異論を許さんというのが腹が立つ。私は、教育というのは「誰かに言われたからこうするではなく、自分で物を考え、納得いかない事には命令でも従わない精神」を養うことや思ってますから、私は日教組の先生方からその精神を教わったおかげで、日教組に逆らって君が代問題無しの結論を得たわけだし。
まあ、橋下は実際は愛国心なんかなくて、単に支配の道具として君が代を利用してる（別に理論的には「金太の大冒険」でもいいわけだ）と名言してるから、それでいいんだけど、ほんまに日本を愛してる右翼の皆さんはなにを考えているんだろうと思うわけです。私は阪神ファンですし、阪神ファンが増えたらいいなあと思ってるけど、甲子園いって座ってみたいファンに対して「六甲おろしは立って歌え」とか言ってるファンがいたら怒るよ。そんなことしたら阪神嫌いになってファンが減るだろうと。
ようは、右翼のみなさんは、日本の愛し方がおかしいんじゃないかと思うんですね。私は、女の子なら誰でも良いので、つきあってない時に好きだと言われたらたいていはつきあうけど、いくら私の事好きでも、町中で街宣車にのって「高間響が好きだ好きだ」とわめいたり、「高間作品はすばらしい、それにくらべて、山崎彬や向坂達矢や大崎けんじや河瀬仁誌はクソだ、みんな死んだらいいのに」とか言う女がいたら、つきあいたくないもの。しかし、凱旋してる右翼や、中国韓国を罵倒してるネット右翼はそうじゃないかと思うんですね。日本の身になってみろ、そんな愛され方したいか、ストーカーの愛じゃないかとね、日本を擬人化出来ないなら、天皇陛下の身になれ「強制は望ましくない」っておっしゃってるじゃないか、だいたい臣民の分際で畏れ多くも雅子妃はふさわしくない、秋篠宮殿下を後継にとかぬかす保守派もいるしな。何様だ。
だいたい、日本が祖国だから好きってのはもう理屈じゃないんだから、無理矢理日本を立派な国にしなくてもいいじゃないか、ダメな国だけど好きってのもありだろう。逆に日本が立派な国じゃないと愛せない程度の愛国心しか無いのか。ダメな所は多いけど好きって人がいるから、私のようなクズでもある程度モテてるんじゃないか。ダメじゃダメなのか
と、いうことで愛国心と恋愛は、離れてるように見えるけど、愛は愛にかわらないので、近いと思うんですね。だから愛国心ラブストーリーというのいは非常にしっくりいく作品になるはずです。それを、アフタートークゲストの一水会の鈴木邦男氏と話したら、鈴木氏もほぼ同じ意見でした。あの人は右翼ですが、他の右翼のストーカー愛国心を批判し、穏健な愛し方をしているので、そのトークは実に楽しみである。
といいながら私自身にもそんな人様に誇れる立派な愛国心はないし、恋愛では相手の気持ちにたった愛し方を出来ない未熟者ではありますが、これから愛と愛国心について、本番まで語っていき、作品でぶつけていくと思いますが、ようはつきあっていただけるとありがたいです。
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