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2012/06/19(火)
ふたたびのるてちゃん
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のるてちゃんの稽古がはじまった。
なぜ、今のるてちゃんの再演をするのか?
答え=アゴラで選ばれたから。
なのである。アゴラに選ばれなきゃ、間違いなく他の土地でもやらない。 はっきりいって、今、別に「表現規制問題」は旬じゃない。全然話題にもならなくなった。規制反対派の多くが、反原発にシフトしてしまったってのもあるしな。今なら、生活保護やダンス規制の話をした方がよい。
まあイチバン大きい理由は、昨年6月青少年健全育成条例改正案が施行されてから、その基準で販売規制になったものは0である。
前回のるて観てる人からしたら、施行されるや否や「恣意的判断でドラえもんまで違法」みたいに書いてたから、意外に思われるかもしれないが、私はある程度そうなるだろうと予測していた。
なぜなら、この条例はそもそも青少年治安対策課の役人が、「本気で漫画をぶっ潰してやろう、検閲をしてやろう」なんて考えというよりは、「日本ユニセフみたいなとこから要望もあるし、たいした問題ではないし、さっさと通るだろう」という軽い気持ちで提案したと思われるからだ。
しかし、実際はたいへん問題がある条例なので、大反対された。しかし、役人ってのは「自分が出した条例が通らないと、出世に響く」というものなのだ。だから、メンツにかけ絶対通さねばならないのだ。石原もまた、そういう男だ、石原なんかあんな小説を書いてるくらいだ、実際に漫画なんかどっちでもいいと思っていた臭い。しかし、メンツがつぶされるのは大嫌い。なので、あれだけ反対されても、結局はあんな修正案で可決までいってしまったのである。
しかし、実際は可決さえされればメンツは保てるのだ。それどころか、大反対に会ったというだけで役人としては失点だ、なので施行されてまたなにか漫画を標的にすれば、また騒動になる。なら、ほっといた方がいいのだ。石原だって、同じでそもそも興味がある問題でもないんだから、可決してメンツさえ保てればもう、心は尖閣に夢中である。青少年治安対策課も、強硬派の倉田本部長や、櫻井課長が転勤でいなくなり、穏健派が配属されたというのも大きいだろう。
じゃあ、こうなった結果は、それこそ反対運動の成果、手前味噌だが「のるてちゃん」も、その一翼を担えたとは思う。 なので、旬じゃないし、集客大丈夫かいなって話だが、こんな時期だから、油断出来ないのだ。上記で、穏健派が配属されたと書いたが、そういう役人人事というのは、たいてい強硬派と穏健派が交互でつくから、次の転勤時は油断できないし、石原は興味なくても次の知事が規制に熱心な人になるかもしれない。あの条例がある限り「恣意的判断で、表現を規制出来る」状況に変わりはないのだ。
じゃあ、役人や政治家を震えさせるにはどうしたらいいか、規制に手を付けると面倒くさいことになると常に常に、思われ続ける事だ。アグネスより高間響の方が、めんどくせえ奴だと思われ続ける事だ。
それには、規制問題を風化させないこと、つまり「のるてちゃん」の再演を成功させねばならない。
さあ、のるての戦いがまたはじまります。がんばろー
http://warainonaikaku.sitemix.jp/ http://confetti-web.com/ticket/ticket.asp?G=wa00ai62&S=120803
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