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2012/07/28(土) 公務員 演劇禁止 3
 と、いうことで、残念ながら大阪の「職員の政治的行為の制限に関する条例案」は成立したのである。とにかく、本番前で忙しく、これに関するロビーをする時間がなかったのが、悔いが残る。防げなかった事に関しては申し訳ない。まあ、私がロビー活動をする義務がある訳でもないので、誰に対して申し訳ないって話ではあるが

 とりあえず、私がする時間がないので、演劇人ではない一般人でこの条例をおかしいと思っている知人に、大阪市議全員に解釈を質問するメールや、綿糸気軽国会議員に上級法の国家公務員法じたいおかしいんではという陳情はしてもらっていたわけだが、やはり自分でやるのは違う。

 大阪市議は実際に2人ほどアポを取ってあえたそうなので、私は遠隔操作で質問を働きかけたわけだが、ちょっと腹が立った。会った議員の党は反対な訳だがらそれでいい。ただ、その党が反対しようが成立する訳である。ならどうするか、筋を通して反対してメンツを守るか、重箱の隅をつくような質問をして、拡大解釈の入る余地を防ぎ、少なくとも「演劇」については、実質無力化出来る確約を取るかのどちらかしかない。

 
なので、「そもそも、国家公務員法に習うのか、拡大解釈をする気はないか」

「政治目的の演劇とは、どの範囲を言うのか、昨年の寸劇のように公務員のみで構成された、定期的にそれ意外に公演もせず、主張を通すためだけに結成された集団で、特定の政党を直接的に批難や支援をしている演劇、ととらえても良いか」

「主宰、演出は明確だが、援助とは、どのようなものがはいるか
「出演は援助に入るのか」
「資金提供は支援に入るのか?(上演をしてほしいとスポンサーとしてまとまったカンパ金をだすことから、親が公務員で、子供にお小遣いをあげるのまで援助になるのか)」
「チケットを買う、グッズを買うなども援助とみなされないのか」
「どこまでの職員を対象に含むのか?現業職員もなるのか?教員もなるのか?教員の場合、演劇部の顧問をしていて、生徒が自主的に政治的な芝居をするとしても援助と見なされるのか」
「公務員としての立場を表明せず、勤務時間外に芸名を使って、公務員とあかさないで演劇活動するのであれば趣味になるのではないか?あくまで問題は、公務員が公務員の立場を利用して政治活動をする事なので、明かさないでやることはどうなのか」

 などを質問していただきたいと頼んだ、はっきりいえばこれらの質問をすればすべて維新側は否定したと思う。橋下の狙いは職員の選挙活動の否定なので、これは否定するだろう

 もちろん、向こうも喧嘩早い人なので、もしこれに対してまで、「例え、身分を明かさなくても、時間外でも問題がある」とか「市の政策に反する芝居に、観劇であろうと援助するのは問題だ」とか言うリスクも会ったろうが、それならそれで楽しい展開だ。そんな奴の下でプライドもなく演劇続けるなら、みんなで戦って玉砕しようって出来るじゃないか、楽しい楽しい

 ところが、あった人とといえば、私が最初に出したような「疑えばキリがないような拡大解釈が出来るから反対」だけで、それを質問で潰して行くという発想がない。ようは反対するってメンツをとったわけだ。これは腹立ったな。確かに、私もこの条例は「演劇」がなくたって、職員の表現の自由を奪う条例だと思うが、通るのは通るんだから、実質無力化を狙わねえと、議会はお前らのオナニーの場じゃねえぞ、野党てのは危険な案を出来るだけ安全にするために修正や、確約をさせるためにいるんであって、オナニーするだけの野党なんかいらねえよ。

 てことで、これは私が直接その議員に会っていれば言えたことだろうと思うので、つくづく本番1ヶ月前で時間が取れなかった事が悔しい。

 前にも書いた通り、この条例がで来たからって、直接的にうちの劇団や演劇界に影響する事はほとんどないだろうが、ニーメラー牧師の詩にある通り、「人がこう表現したい」てことを兵器で踏みにじるような者はいずれなにをするかわからない。公務員じゃないから良い(もちろん、公務員にはその職務内容上色々な権限があるから、勤務時間内の規制は必要だが)というわけではない。

 橋下は、ここの政策でいえば、支持出来る事もそこそこやってる(私は、芸術関係者にしては珍しく、文楽の予算カットあたりは、理解してるしね)が、かかるような人の自由を踏みにじる思想を持つ輩は、表現をしたいものの敵である。今後も、監視を怠ってはならない。

 と、いうことで表現の自由を考えるのるてちゃんは、来週末からアゴラでやるよ。  詳しくはこちら
http://warainonaikaku.sitemix.jp/


 なお、一応、与党側から2名ほど「心配なさらずとも、国家公務員法の基準に倣う形でしかしないと思います」との返事は来ていることだけは追記しておきます。まあ、1年生議員のメールでの回答が確約になるかといえば、怪しいところはあるけども、これで安心出来る方は安心してください。


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