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2012/08/30(木) 名古屋公演感想
 名古屋公演に行って来た

 24日深夜に出発し、千秋楽が終わった26日深夜には帰還、観光どころか劇場から100mくらいはなれたところにしか飯屋行ってないし、行き帰りも夜なので車からの景色もなし、劇場回りも名古屋駅から徒歩10分以内とは思えないくらい、閑静な町並み。よって、山ちゃんに行った、あんかけスパやどて煮、きしめんを食ったくらいで名古屋に行った感がほとんどない。どこかしらない地方都市に連れて行かれて「ここな名古屋だったんだ」と言われても気付かないかもしれない。

 ナンジャーレは、1階がローソンショップ100で、2階がキックボクシングの道場、4階が劇場で、エアコンが家庭用なので暑いし、狭いという難点があるが、泊まれるし、24時間使えるし、立地とスペック考えればかなり良い劇場である。

 作品としては、ようやく完成したという実感をもてる出来となった。アゴラでの悔いを払拭し、安心して札幌、大阪と公演出来る出来になった。

 惜しむらくは、目標動員に行かなかった。福岡よりは入ったが、人口比でいえば低い(それいったら1000万いる東京が一番低いが)。名古屋出身者がいないのがいたかった。スポンサーによる買い取り公演なので、金銭的痛手はないが、そのぶんスポンサーには申し訳ない。

 しかし、名古屋の人は「せっかく名古屋に来てくれる劇団には、また名古屋に来たいと思ってもらえるようにする」という意識がすごく高く、現地出演者の右角くん、中村君、芝原君、協力者の長谷川さん、みなさん必死になってお客さんを集めてくれたし、非常に良い気分になれる出迎えをしていただけた。これなら、少なくてもまた来たいと思える場所であった。新井やサンフレスコ中野ら過去出演者や、ナギサのこうはいちえちゃんも受付に入ってくれて懐かしい話が出来た。

 アフタートークゲストの昼間たかしさんは、はじめて「自分で交渉した訳ではなく、別な人が設定したゲスト」ということで緊張したが、とてもフランクに話せた。良い意味で性格が悪い人だなあと思う。その後の飲み会で話した感じでも。表現規制問題に置いては、日刊サイゾーはじめ一番書いてるルポライターなので、ぜひうちの記事も書いてほしい者だ

 なにより、スポンサーのうぐいすリボンさんには感謝である。おかげ様で、名古屋でも出来た。
 
 あっという間の2日間だったが、良いおり返しができた。残り2都市、まだまだ終わらせるわけにはいかない。4都市動員1000人が若干厳しくなって来たが、北海道で親戚いっぱい呼んで、大阪で京都並みに呼べばまだまだ可能だ。そして、札幌からは、そこそこキャストが入れ替わる。ここで終わりの合田、万里、征木はありがとうをいいつつ、新メンバーもよろしくである。

2012/08/24(金) さあ名古屋だでよ
明日から、名古屋公演である。これで、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡と日本5大ドーム(がある街)完全制覇だ。名古屋は、プロレス芝居をしてた時に、スポルティーバさんから声をかけていただいたことがあり、、本物のリングでは怪我すると断念した経緯があるから、ようやくという感じである。

 新井やサンフレスコ中野など、過去出演者の協力もあって心細くないが、なにせ札幌や東京の状況に比べれば、福岡の悲惨さに近くなるおそれは十分になる。あんな悔しい思いは二度としたくないが、幸い現地協力者の方が、「せっかく名古屋に来てくれるからには、また期待と思ってほしい」と言ってくれたのである。暖かいお言葉である。

 私も名古屋の演劇人と大いに交流したい。なにせ、100キロと離れていない場所だ。実家から札幌の距離と変わらん。遊びに行こうと思えばいつでもいける。長久手の劇王はじめ、全国から演劇人を呼ぼうって気概も高い土地だ。思い切り暴れてきたいと思うんで、ぜひ来てほしいと思います。

 作品としても3週間前より格段に進化した。合田、万里、征木はここでお別れだし、ぜひ内閣ファンの人は、大阪バージョンだけじゃなく、こっちでも来てほしい。新幹線なら36分だし、特に10月6〜8に来れない人は、名古屋で見といてほしい(すでに大阪行けないから名古屋行きますて予約はチラホラ入っている)。

 名古屋公演は、表現規制を考えるNPOうぐいすリボンさんに提携いただく事で実現した公演である。http://www.jfsribbon.org/、代表の荻野さんは、なにかあれば日本各地を飛んで、表現の自由を考えるシンポジウムをひらいていて頭が下がる人だ。そんな人が自信を持って薦めているというのも、東海地方で規制に関心がある方、関東からでもコミケ前でアゴラ公演が見れなかった方にもぜひ来てほしいと思う。

 たった2日しか名古屋にいないので、あっという間に終わってしまうと思うが、濃厚で楽しい2日間にしたいと思う。

2012/08/23(木) たかが役者が下手なだけで
のるてちゃん、名古屋ももうすぐ東京は悔いが残る出来になっていたのが、ようやく完成しつつあるかなということになった。恥ずかしい限りである。

 今回は、唐仁原新総裁にかなり演出を手伝ってもらった。私は、自分は世界一面白い劇作家だと思っている。なので、芝居の完成に関してどんとこだわりがない。私の本はテキトーに演出しても十分面白いと思っている。

 しかし、もう5年以上、うちの劇団へのマイナスの評価でスタンダードなのはほとんど、本や企画は面白いけど「役者が下手」「演出が下手」というものだ。私はこの2つが売れない要因になってるというのがすごく腹が立つ。

 漫画の話になると、例えば「みどりのマキバオー」や『ラッキーマン』は、独特な画風(私は下手とは思わないが、下手と言われる事が多い)ではあるが、ストーリーとしてもの凄く良く出来た漫画である。しかし、世の中にはああいう画風というだけで敬遠する人がいっぱいいる。非常にアホな人たちだと思う。ゆえに私は「たかが役者が下手、演出が下手なだけで面白い作品を敬遠する」ことをアホだと思う。

 だから、そんな「たかが役者が下手」「たかが演出が下手」なだけで評価されないのは悔しいから、ガモウひろしがデスノートを描く際は小畑健に託したように、今回は色んな人の力を借りてその弱点を補填しに行ったと思う。アゴラで間に合わなかったのは痛恨だが(これは私が今まで緩い雰囲気を許して来たツケだ)、この3週間で徹底的に話し合って取り戻したと思う。

 ちなみに昨日は、「次世代の若手劇作家を育てるコンペデション」に出場して来た。HIROFUMIと即興でディベート(劇作家は売れてないうちから結婚していいか否か、最後は土下座して本選行かせてくれというオチ)はっきりいって一番笑いを取れたが、惜しくない点数で落ち長久手に行けなかった。面白いだけでは勝ち抜けないことはわかった。だからこそ、名古屋では面白いだけではない姿で爪痕を残したい。残り2日がんばりやす

2012/08/17(金) ああ、不寛容
例の大阪の職員の政治的行為の制限に関する条例 解釈・運用について が発表された。

 ぱっと全部目を通しまして、脚本1本かけるくらいツッコミどころ満載の危険な条例(本当に、国家公務員法と一緒だったことをしらなかったのは申し訳ない限りですが)だけども、かといって全部書いてられないので、演劇に関して

(7) 政治的目的を有する演劇を演出し、若しくは主宰し、又はこれらの行為を

援助すること

・「演出」には、俳優として出演することは含まれない。
・「これらの行為を援助する」…演劇の脚本を提供し、その演劇の上演のために資金を
与え又は募り、無償又は不当に安い対価で資材、設備、労働力、技術等を提供し、又は
これらをあつ旋し、積極的に宣伝を行うこと等を含む。

【事例】
○ 政治的目的を有する演劇に俳優として出演することや、チケットを購入するこ
とは問題ない。


 ということで、出演、チケット購入に関しては危険はないということになりました。

 さて、それでも「これらの行員を援助」屁理屈こねればいくらでもできますね。

・私の親は公務員(北海道だがね)ですけど、公演で大赤字我出たときは援助してもらうけども、それはどうなのか
・無償または不当に安い対価で、提供する、資材、設備、労働力、技術力とはなんぞや。
 例えばうちのスタッフ(に公務員はいないけど)に、私が払ってるギャラは時給換算すると最低時給を下回っていますが、それは?受付手伝いは?衣装貸すとかは。ちゃんとした対価ならいいの?そもそも公務員は副業禁止だから、ちゃんとした対価を払ったら余計ダメなんじゃないのか?小劇場の役者は正統な対価どころか、ノルマ払って出演してる訳で、それでも出演はOKで援助はダメな訳?

 あっ旋、積極的な宣伝の定義

 例えばうちがLINXSでやった日の丸君が代強制をこき下ろすコントなんかは、それを観た先生から「ぜひ、××でも上演してほしい」と言われたことがあるが、そういうのはダメな訳だ、収入源が減るではないか。

 積極的な宣伝とかもなあ、うちのファンには公務員の人もいて、職場の仲間を募って観劇ツアーを組んでくれてる人もいるんだが、そういうのも積極的な宣伝になるんだとするとこれは本当に、商売の面で深刻な問題だ

 
 とまあ、書いてるけどこれは屁理屈し、文章の段階でこれはOK、これはダメなんて全部明確にしてたら、膨大になるわ、むしろファジーにしてくれてた方が良い場合もあるという意見はなるほどと思った。しょうみ、この条例も、まともな価値観をもった人間なら、そんな突飛な運用をされることはないだろう(残念ながら、日本はよそと違って、具体的事例がないと違憲審査をしないからね、しかし具体的な事が起きてからじゃないとってのはリスキーだ。その面で「実際は入れ墨してないのに、拒否して処分を受けてまで、入れ墨調査の違法性を問おうとする職員は立派だ、自分に取って利益になる事等一つもないのに、違法性を問うためにだもん)




 ただ、私は橋下と維新の連中ががまともな価値観をもっているとは思えないので、この条例はキチガイに刃物だと思う。そして世の中全体がどんどん不寛容になってきているのがもっと嫌だ

 ちょっとずれるが先日「大阪市職員が外回り中に喫茶店で休んでるのを市民が通報し訓告」というのを見てとても嫌な気分になった。確かに、勤務時間中にさぼってるのは良くない事だが、しかし勤務中に外回り中にちょっと喫茶店に入ってるのが許せないような社会が正常な社会かね。橋下は「民間ではあり得ない」てことを良くいうが、「民間の営業マンが喫茶店で休憩している」のを通報する奴がいるか?

 と、思ったらですね、いるようなんですわ、私ピザのポスティングの仕事してるんですが、先日市民から「ポス中に携帯をいじっている人がいた」て通報があったというのです(私じゃないけど)、これ見てすごい嫌な気分になった。公務員を通報するのはまだわかる、税金払ってるんだから。しかし、ピザ屋のポスティングをさぼっていたところで、その通報者が損する事なんて何一つないのに通報する、もちろんその人を擁護する訳ではないが、なんというかそこまで寛容性がないのかと思う訳ですね

 そんな為政者はいかれてるわ、世の中は不寛容だわで、この条例では本当にはなはだ恐ろしい。正直、ここまで書いても私に影響はほとんどないものだと思うが、自由な社会にいる人間として、いずれあああの条例の段階で止めておけばという世の中になってしまうと恐れている。もちろん、心配しすぎたったわいになるのが理想だが、私はええかっこしいなので「俺は、この条例の段階から反対してたのに、この馬鹿どもが」と言えることだけは担保(いやそうなると、そう言えない世の中になってるってことだが)しておきたい

 そんな寛容な社会訴えるのるてちゃんは

 名古屋公演
会場:ナンジャーレ
料金:一緒
日時: 8月25日(土) 19時
  26日(日) 13時
  26日(日) 17時30分
 チケット 
  http://confetti-web.com/detail.asp?tid=113405

提携 うぐいすリボン 

札幌公演

会場:シアターZOO


日時:
9月15日(土) 13時 19時
   16日(日) 13時 19時
   17日(月祝) 13時


 チケットhttp://confetti-web.com/ticket/ticket.asp?G=wa00ai62&S=120915
  
提携:北海道演劇財団


大阪公演
 会場:インディペンデントシアター1st
 10月6日(土) 13時 19時
     7日 (日) 13時 19時
     8日(月祝) 13時 17時半

 
 チケット  http://confetti-web.com/ticket/ticket.asp?G=wa00ai62&S=121006

2012/08/10(金) アゴラは悔いが残る結果に
と、いうわけでアゴラ公演に行って来た。

 動員、芝居の出来ともに悔いが残る結果であった。正直、前回のように準備期間3ヶ月でこの結果なら、ともに十分といえる。しかし、アゴラの内定が出てから1年2ヶ月あったわけだ。それでこの結果ではとうてい満足出来ない。

 まず、動員は200名は超えて、のるて初演時とほぼ同数となった。あのアゴラ劇場でやったのに、2年前とほぼ同数ではとうてい満足出来ない。

 観客の動向を見ると、あずアゴラの支援会員の動員は地方の無名な劇団が行った割にはかなり来ていただいていて、ここはかなり取り込めた。支援会員以外でも、東京の小劇場をよく観劇する層、ここはかなり取り込めたと思う。「劇団」として考えれば、ここを取り込めたのは今後東京公演を重ねようとした場合は大きい、ここは誇って良い。

 ただ、「実際に小劇場をしているプレイヤー」は、昨年HAPPLAYで京都に来てくれて、受付手伝って親交を深めた劇団を中心に招待状を送ったが、ほとんど取り込めなかった、ようは演劇界内のうちの知名度は「観劇層はチェックしなきゃならないが、実際に演劇をしている人たちは稽古を休んでまで行くほどではない」という位置なのだと思う。早く、稽古を休んででも行けるだけの劇団にならなくてはならない。

 あと、評論家さんやプロデューサーさんに、送った招待状がほとんど回収出来なかったのも悔しい。今後の仕事とか、展開とか考えると、あまり残せなかった、これはアゴラをチャンスだと思って参加してくれたメンバーに返せなかったということだから申し訳ない。

 そして、一番は表現規制関係者の目減りを食い止められなかったことだ。のるて初演が200人、規制と関係ない非国民文化祭が100人の動員だったから、おおまかにいえば、初演ののるてでは100人以上規制反対派が来てくれたわけである。規制反対派は芝居を見る層ではないから、規制の話じゃないと来ない訳ね。しかし、当然2年前より規制反対派の規制へのモチベーションは違う訳で、ツイッターでの情報の広がり方を見ても2年前とは全然違った。そこを補填するために、規制反対派の方々と交流したり、なんとかしたが及ばなかったといえる。2年前、この問題に興味がある人のかなりの人がのるてをしっていたと思うが、今回はのるての再演があることをしってる反対派は半分もいなかったんじゃないかと思う。これはもう、我々が悔しいというより、知らせられなかった反対派の方々に申し訳ない。手前味噌がだが、のるては今後の規制反対運動の切り札の一つだと思ってるし、なにを置いても行かなきゃならんものだという風にまで出来なかったのは申し訳ない、もし評判を聞けたなら、ぜひ関東の人でも名古屋まで来てほしいと思う。

 
 で、芝居の出来についてもかなり悔いが残る。私は私の脚本は世界一面白いと思っているので、笑の内閣がよくいわれる「役者が下手」とか「暗転の処理とか、演出がてきとう」とかなんて「たかが」だと思っている。しかし、そのたかがで、評価をされないということが悔しい。そこで、今回は新総裁として唐仁を参謀に迎えて作品を作った。

 残念ながら、劇的な改善は見られなかった。個別個別に初演より良いところか多々あるが、まだまだ下手だ。東京まで来て、あのアゴラでやった芝居がこの出来かと思うと本当に悔しい。

 もう一度、目的をきっちりさせなければならない、「出来の良い作品をつくりたい」のか「面白い作品を作りたいのか」「名を挙げる作品をつくりたい」のか「規制を止める作品を作りたいのか」答えは全部だけども、まだまだみんなのあわせが出来てない。

 しかし、名古屋では同じ悔しい思いはしたくない。まだ4分の1終わっただけである。まだまだ戦いは続くのだ

2012/08/07(火) アゴラの旅 思い出
アゴラ公演終わりました。
反省面は、明日以降書くんで、まずは甘っちょろい思い出から書きます。
1日目、とにかくあのアゴラで芝居出来るということで、興奮して深夜バスに乗って(ちゃんと寝たけど)、渋谷から2駅とは思えないのどかな駒場について、海老名サービスエリアで休んだせいで遅れた車組にいらつきつつも、仕込みを開始。まあ、わしはひたすら楽屋で制作作業。近所に届けてくれて安い弁当屋や、隣が安いスーパーなので助かる。また、アゴラで泊まれるのが楽しい。みんなで銭湯に行ったり、とはいえ、修学旅行気分というわけにもいかないので練習

2日目、朝に日替わり刑事のチャリT企画楢原さん、北京蝶々森田さんが入る。あれだけの出番なのに、2人ともものすごい変な顔で笑わせてくれる。ゲネはかなり出来悪く焦るも、1ステは客入りがよくけっこう笑いがとれた。特別ゲストの吉田康一郎都議(2日前に民主党を離党)も熱演してくれた。その日のゲストの長島☆自演乙☆雄一郎選手は、ちゃんとコスプレして来てくれた。オタク代表として、あついオタトークをしてくれた。本当はプロレスの話をしたかったのだが。夜はチャリT企画の方々と、CMキャスティングをする人と飲む。初日は、受付がしっちゃかめっちゃかだったので、反省会。まあ、芝居も噛みまくってたから反省会。

3日目、この日ゲスト、ゲキバカ海野デカはリンクスて一緒にやった仲だから、おなじみ。しかし、でかい。眞野―合田―デカと並ぶと壮観だ。この日〜は噛みがマシになった。アフタートークは宮台真司氏、なにせあの宮台先生である。しかし、以外とわかり易く話していただいた、自分が感じている個人的な実存の怒りを社会的な怒りに返還す人は可哀想だといった話をしてらした。また、宮台さんが「援助交際」をする女の子がいるということを紹介した、そういう言葉を作ったことの製造責任を感じていた。思想家が製造責任を感じるなんてすごいなあ、わしなんか自分の言葉に前々責任感なんかないのに。で、このステージは規制反対派が、その後渋谷でオフ会をするということで、40分ばかしだが、渋谷に出て参加。宮台先生まで参加していて短い間だが色々話出来た。

3ステは、あの七味まゆ味である。柿喰う客の看板女優が、胡散臭い芝居で盛り上げた。トークは、燐光群の坂手洋二さんだが、以外に西部講堂の思い出話ばかりしてた。私は楽しかったけど、東京のお客さんはわからんぞな。けっこう、有名な劇評家さんとかも来てくれて嬉しかった。夜は、坂手さん、七味さん、オレ、神田川、そして紫の後輩で第2次にでた(受付手伝い)のひろたかずはという不思議なメンバーで飲んだ。

4日目、この日のゲスト、ぬいぐるみハンター石黒さん、犬と串モラルさんも楽しい。本当にみんな、あれだけの出番なのに、ゲストの中では一番笑わせてやろうって気概がすごい。呼んで良かった。トークは鈴木寛参議院議員。松井孝治さんの盟友で、大学時代は鴻上とかとも芝居してた(その後官僚になってるんだからすごいが)人だけ会って演劇への情熱はすごい。劇場法にも関わった人だ。まあ、政治家というより学者肌な人で、難しくて良くわからんかったが「表現者として表現の自由を守る戦いを作品で作ってくれた事の威は感動した」とおっしゃっていただいた。

そして、千秋楽を迎え打ち上げ。渋谷の怪しい雑居ビル。七味さんとデカとも楽しく飲めたし、なぜか大原君、稲葉君まで参戦、吉田都議も今回は女の子とばかりじゃなく話してたし楽しい飲み会。2次会は、久々に徹夜、みんな出来には満足出来なかったので、真剣に反省会をして朝まで話した。

 で翌日は観光日、私は47都道府県で唯一いった事がない、茨城に行き、完全制覇を試みるが、目的地のつくばの楽しそうな施設がほとんど月曜定休なので断念、湘南の旅に出かけた。まず、行った横須賀はすごい町だった、まさに軍港なのだが、町に英語の看板が多く、米軍が普通に歩いているスカジャン屋が多く、黒人のがたいの良い米兵が女の子ナンパしたり、「日本人向け物件あります」て不動産屋(普通は、米人むけなのかよ)があったり、海軍カレーと、米国向け(4分の1サイズなのにでかい)の飯場ガーを食ったりした。その後は、古都鎌倉や江ノ島も見て、湘南を満喫。夜は、クロムオブリテンを観劇、空いた時間を観劇に使うとは意識高いなあ、久々に奥田ワレタさんを見れたわ。

てことで、楽しそうには書いたが、動員、芝居の出来とも不完全燃焼な旅であった。その反省点は明日書くが、名古屋以降はこんな悔しい思いはしたくない。すでに匡も制作ミーティングしたし、再スタートははじまっているのだ。

2012/08/03(金) のるて最後の戦いがはじまる
 さっきの日記が本番前最後のつもりだったけども、まだ想いが書き足りない。

 それはやはり、このツアーがのるての最後の戦いだからだ。

 そんなこといって、どうせまた再再演するんじゃねえのかと思われるかもしれないが、ちょっとのるてはもう無理だ。いつでもどこでも何度でも、10年単位で再演出来るのを狙って書いたツレウヨと違って、のるては人数いるわ、替えの効かないキャストが多いわで、再現性が低すぎる、正直「20代のうちにしか出来ない」「中途半端に売れたら出来ない」(もの凄く売れて金があれば出来るけど)芝居だ。だいたい、聖羅はこの公演の最後は17歳と60ヶ月を超えてしまう、もう17歳の魔法少女を出来るような歳じゃない、たぶん就職するし、聖羅って本名なDQNネームだから落とされると思うけど。

 しかし、残念ながら表現規制との戦いは、終えられそうにない。おそらく、1年以内に、国会は自公政権になる。彼らは自由が嫌いな思想を持っている。かなり高い確率で、表現規制はしてくると思われる。しかし、その時はもうのるては使えない、石原というわかりやすいラスボスがいない(維新政権になって橋下なら出来るが、生憎私は石原は真似出来ても橋下は出来ない)。さりとて、このテーマでのるてを超える作品を作れるかどうか
 
 だから、この最後の戦いで、決着をつけなきゃならない。いや、規制派をこの2ヶ月で倒すて意味じゃなく、自分の中で「表現規制との戦いは作品ではやりきる、これ以上は言論でやる」って決着を。

 だから、悔いは残したくない。笑の内閣を、プロレスだけじゃないという劇団に吏てくれた、上演拒否事件で箔をつけてくれた、東京進出させてくれた、知名度上げてくれた、アゴラにまで、全国ツアーをさせてくれるまでにしてくれた、のるてちゃんの最後を4都市で輝かせる、そして、出来るだけ多くの規制反対派、出来るだけ多くの演劇関係者に見てほしい、見てもらえない人が一人でも多ければ、悔いは残ってしまう。ちょっとでも出来が悪ければ、悔いが残ってしまう、そんな別れ方は嫌だ。

 まずは、明日からのアゴラを成功させる。普段はみんなで泊まるなんで場所ではしゃぐ内閣勢は、明日に備え寝る者、台詞を読み返すもの、この時間まで仕事するスタッフ、誰もが真面目に備えている、明日は友人の吉田康一郎都議との最後の共演を成功させる。まずはそこからだ、見に来てください。お願いします

  東京公演
会場:こまばアゴラ劇場
料金:前売り2000円 当日清算 2500円 当日 3000円

日時:
  8月3日(金) 19時
  ゲスト:楢原拓氏(チャリT企画)
  ゲスト:森田祐吏(北京蝶々)
  特別ゲスト:吉田康一郎(東京都議会議員 本人役で出演)

  4日(土) 13時
  ゲスト:海野デカ氏(ゲキバカ)

  4日(土) 19時
  ゲスト:七味まゆ味氏(柿喰う客)

  5日(日) 13時
  ゲスト:石黒淳士(ぬいぐるみハンター)

  5日(日) 17時30分
  ゲスト:モラル(犬と串)

   受付開始45分前 開場 30分前

アフタートークゲスト
  8月3日(金) 19時
  長島☆自演乙☆雄一郎氏(コスプレ格闘家)

  4日(土) 13時
  宮台真司氏(首都大学東京教授 社会学者)

  4日(土) 19時
  坂手洋二氏(燐光群)

  5日(日) 13時
  鈴木寛(参院議員 前文部科学副大臣)

 チケット  http://confetti-web.com/detail.asp?tid=113137   

2012/08/02(木) 権威主義とのるてちゃん
 アゴラに入りました。駒場は、渋谷から2駅とは思えない田舎だ。のんびりした私鉄を、柵が囲むのは元田中にそっくりだ。わしはのんびりバスで来たが、車で来た人はご苦労さんだ。そして上で頑張って仕込んでるが、私は楽屋でネット宣伝だ。

 まあ、自分が今、こうやってアゴラにいるというのが信じられん。もう、1年2ヶ月前に内定もらってたわけだし、旗揚げ7年目で初アゴラなんてのは決して早い訳ではないのだけども。

 改めて説明すればこまばアゴラ劇場は、劇作家で前内閣官房参与の平田オリザ氏所有の劇場で、どんなに大金を積んでも借りれない。劇場スタッフが認めない限り、上演出来ない、若手劇団に取っては、一つの壁である。一応、同世代の京都の劇団では、やってたのは悪い芝居だけだと思う。まさか、うちが選ばれるとは驚天動地である。

 と、いうことで、反権力の芝居を書いてるくせに、アゴラ公演を素直に喜んでる私は、実は権威主義者であると言われても仕方ないだろう。そうさ、宮台真司や坂手洋二や鈴木寛を呼ぶのだって、権威主義だ。ただ、これも致し方ないと思っている

 2年前のるての初演をした時、私にはなにもなかった。ただの売れない演劇人だった。だから、ただの売れない演劇人が「のるてちゃん」をやったって、条例は阻止出来なかった。私にもっと権威があれば、結果は違ったかもしれない。

 だから、目的のため、暮らして行くため(売れるため)、権力が欲しかった。実体がなくたって、後ろ盾が欲しかった。今だって、逆に言えばたかがアゴラに選ばれた、たかがちょっと有名人と交渉してアフタートークに出てもらっただけだ、自分が成長した訳じゃない。それでも多少、本当に多少、世の中を自分の良いと思う方向に変える影響力は強められたんじゃないかなと思う。

 そもそも、私が良いと思う方向に世の中を変えるのが、他の多数の人に良いのかはわからん、自分が権力を持ったとき、それを正しく使えるかなんてわからん、私が橋下が嫌いなのは近親憎悪的な面が強くツイッターで長文とか、批判されると徹底的にやり返すとか、自己中心的とか性格の悪さはかなり似てる(困った事に、頭の良さだけは橋下のが圧倒的に上なのが悔しいが)ので、かなり危険だと思う。

 それでも私は権威が欲しい、権力が欲しい、少なくとも今まで言ってた発言の整合性をとるというプライドにかけ、「自由」に関しては寛容でありたいし、そういう作品を作り、世に啓蒙した時に、影響力を多少は持てるだけの力が欲しい。

 そのきっかけとして、演劇界へのアピールという点では「アゴラでやる=一応東京ではそれなりに注目の公演扱い」というチャンスはもらった。あとは、それをちゃんと結実させる事である。作品に関しては、その力を持つだけのものに出来たという自信はある。あとは、多くの人に見に来てもらうだけだ。

 明日から本番、ぜひ多くの人に目撃してもらいたいです。自由のために

 東京公演
会場:こまばアゴラ劇場
料金:前売り2000円 当日清算 2500円 当日 3000円

日時:
  8月3日(金) 19時
  ゲスト:楢原拓氏(チャリT企画)
  ゲスト:森田祐吏(北京蝶々)
  特別ゲスト:吉田康一郎(東京都議会議員 本人役で出演)

  4日(土) 13時
  ゲスト:海野デカ氏(ゲキバカ)

  4日(土) 19時
  ゲスト:七味まゆ味氏(柿喰う客)

  5日(日) 13時
  ゲスト:石黒淳士(ぬいぐるみハンター)

  5日(日) 17時30分
  ゲスト:モラル(犬と串)

   受付開始45分前 開場 30分前

アフタートークゲスト
  8月3日(金) 19時
  長島☆自演乙☆雄一郎氏(コスプレ格闘家)

  4日(土) 13時
  宮台真司氏(首都大学東京教授 社会学者)

  4日(土) 19時
  坂手洋二氏(燐光群)

  5日(日) 13時
  鈴木寛(参院議員 前文部科学副大臣)

 チケット  http://confetti-web.com/detail.asp?tid=113137 

2012/08/01(水) 上演拒否事件の真実
 いよいよ、今晩東京に出る。

 その前に、のるて上演拒否事件について語りたい。

 詳しくは、2010年10月あたりの日記 

 http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/hibisama/?Y=2010&M=10
 を見てください


 まあ、結論から言えば、すでにこの上演拒否事件は、相手が本当に反社会的と思ってたとか、ましてや都から圧力があったとかじゃなく、単に担当者が「直接会ったとき4日以上しか貸さない小屋を3日でも良いと言ったのに、上司からダメて言われたのを、私に説明するのを嫌がって別な理由にした言い訳」であることはもう、明らかである。なぜなら、反社会的の他に「楽屋の定員が消防法上オーバー」て言い訳を、前の劇団もうちと同じくらい大人数だろって指摘と、消防署に確認取ったぞって言ったら、あっさり嘘だと認めたし。本人も後日、「言い訳」であると認めた。それが本心だと思う。

 しかし、私はだからこそ、「表現」に関わる人間が「4日以上で借りなきゃならない劇場」を「3日」では貸せない、というより「反社会的」て断る方が穏便に済むなどと考えるということが許し難い。そんなこと絶対あってはならないと思う

 と、いいながら、それがきっかけで、箔がついて、有名になって、今アゴラに行けるまでなったんだけども、そんな事が二度とおこらないことを祈って、出発したいと思う。


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