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2012/08/23(木) たかが役者が下手なだけで
のるてちゃん、名古屋ももうすぐ東京は悔いが残る出来になっていたのが、ようやく完成しつつあるかなということになった。恥ずかしい限りである。

 今回は、唐仁原新総裁にかなり演出を手伝ってもらった。私は、自分は世界一面白い劇作家だと思っている。なので、芝居の完成に関してどんとこだわりがない。私の本はテキトーに演出しても十分面白いと思っている。

 しかし、もう5年以上、うちの劇団へのマイナスの評価でスタンダードなのはほとんど、本や企画は面白いけど「役者が下手」「演出が下手」というものだ。私はこの2つが売れない要因になってるというのがすごく腹が立つ。

 漫画の話になると、例えば「みどりのマキバオー」や『ラッキーマン』は、独特な画風(私は下手とは思わないが、下手と言われる事が多い)ではあるが、ストーリーとしてもの凄く良く出来た漫画である。しかし、世の中にはああいう画風というだけで敬遠する人がいっぱいいる。非常にアホな人たちだと思う。ゆえに私は「たかが役者が下手、演出が下手なだけで面白い作品を敬遠する」ことをアホだと思う。

 だから、そんな「たかが役者が下手」「たかが演出が下手」なだけで評価されないのは悔しいから、ガモウひろしがデスノートを描く際は小畑健に託したように、今回は色んな人の力を借りてその弱点を補填しに行ったと思う。アゴラで間に合わなかったのは痛恨だが(これは私が今まで緩い雰囲気を許して来たツケだ)、この3週間で徹底的に話し合って取り戻したと思う。

 ちなみに昨日は、「次世代の若手劇作家を育てるコンペデション」に出場して来た。HIROFUMIと即興でディベート(劇作家は売れてないうちから結婚していいか否か、最後は土下座して本選行かせてくれというオチ)はっきりいって一番笑いを取れたが、惜しくない点数で落ち長久手に行けなかった。面白いだけでは勝ち抜けないことはわかった。だからこそ、名古屋では面白いだけではない姿で爪痕を残したい。残り2日がんばりやす


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