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2013/11/11(月) 風営法裁判傍聴に行く
 「65歳からの風営法」大阪公演をしたNOONは、2012年の4月4日に「客を踊らせた疑い」で摘発された店である。その時のオーナーだった金光さんは、風営法違反で逮捕され(脚本を書く際はかなり取材させていただいた)現在裁判にかけられている。金光さんは男気溢れる方で、ようはすなおに「ごめんちゃい」と言っておけば略式起訴ですんだ(金光さん以外の摘発されたクラブのオーナー、言い方悪いが、明らかに風紀を乱すような店のオーナー含めて、ちなみにNOONは明らかにナンパ目的なクラブではない)のに、「ダンスを踊らせただけで風俗店扱いなんざプライドに反するわい」と徹底的に戦おうとしたってことで裁判になってるのである(摘発した側だって、裁判にまでなるとは思ってなかっただろう)。

 ちゅうことで、「65歳からの風営法」は摘発時を描いた作品であったが、「裁判編」を書いても面白そうなので、ここ何回か傍聴に来ている。これがまたシュールで面白いんである

 http://www.asahi.com/articles/TKY201311100012.html

 この朝日新聞の記事は、なかなか意地が悪く(特に検察側によるダンスのイメージって絵)良い。実際に法定で、現場にいた証人に当時の動きを再現してくださいと踊ってもらうといったアホな展開も起きている。

 今日は、実際に摘発直前に、先にお客さんのふりをして踊っている様子を撮影しておく潜入捜査をした警官の証人尋問だった。「65歳」の主役は、まさにその潜入捜査をした警察官、演じた田中浩之としゃくなげ謙治郎は野暮ったくてスパイだってまるわかりだぜってアンケートに書かれてたが、今日きた警官も田舎の素朴な兄ちゃんみたいでクラバーに見えなかった。

 検察質問の「当時いたお客さんはどのように動かしていましたか」「方をゆらしていました」とかいうやりとりはもの凄くシュールであった。今日の敗退とは弁護側からの質問で「府警本部から通達された、これをダンスとみなすという文書の存在が明らかになった」ことだった。「首を大きく振るは○、ステップを踏むは○、腰をくねらすは△、リズムにのるは×である」なぜ、ステップはダンスで、リズムにのるだけならダメなのか、ステップを踏むより腰をくねらせた方が、男女の享楽的な雰囲気を醸し出す気もするが、なぜ△なのか、常人には理解不能な基準である。また、警官は弁護人からステップの定義を聞かれ左右に1mくらいずつ動く事という証言をした。50cmくらいなら、左右に揺れてもダンスにならないけど、なぜ1mだとダンスになるのか、それだと反復横跳びでもダンスになるんじゃないのか。これもまたシュールな回答である。なにより、生活安全課のおっさんたちが、事前にみんなで実演してこれはダンスか否かを話し合っていたのがシュールである。

 まあ、ようは諸悪の根源が「ダンスが規制」されていることなので、あの時NOONで客がしていたのがダンスか否かではない。金光さんだって、「あの時NOONでされてたのはダンスじゃないから無罪」になったって嬉しくないだろう。あくまで裁判通じてこんなんおかしいやろって世論が高まって、法改正につながることであろう。てことで、このシュールさはどんどん広めてほしいところである。

 まあこの裁判、本当楽しいし、傍聴が抽選になるほどではないから、ぜひ行ってみると面白いですよ。なにより弁護団も検察もキャラが立っている。弁護団長の西川先生はチャラチャラしたクラバーだし、美人すぎる弁護士の亀石先生は、「美人すぎる××」にしては珍しく本当に美人すぎる。http://noon-trial.com/wp-content/uploads/2013/03/kameishi_san_prf.jpg
また、検察の広田検事もまた美人検事で証人尋問の時に上から見下すような視線と弁護人質問の時にすごいニタニタしながら聞いているのがわざとだとすると凄い悪役ぽくて素晴らしい、一方の男性検事の後藤検事は喜怒哀楽が無いんじゃないかってくらいいかなる質問の時も表情がかわらん。これは実に演劇むきである。ぜひとも裁判編作りたいですね


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