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2013/03/11(月) 今後の京都学生演劇祭への私見2

 で、今後の演劇祭をもっと考えて行きたいんですね。

 あと、来年演劇祭は8月になるようです。私は夏開催のがメリットがあると思うから、これは賛成です。お祭りっぽさの出し易さ、卒業公演と被らないことによる出場し易さ、全国大会開催するなら2、3月にだと年度をこし、地区大会に出た4回生が出れない事(高校演劇は、地区が秋、全国が翌年夏のため、3年生が出れないという悲劇が起きている、まあ大学生はその気になれば5回生になれるけど)

 しかし、デメリットもあって、まずは今の3回生が、来年出れなくてかわいそう(私は高校演劇時代、合同公演が冬から春に以降する学年にあたってしまったため、3年生の時なくて消化不良で卒業したので気持ちは分かる)。

 そして、学生劇団の分裂要因は、外部に出る人と出ない人で仲が悪くなるてのがあって、まして1回生が劇団内で完全に仲良くなってない夏に、外部と交流して楽しすぎる演劇祭に参加してしまうと、参加しなかった人たちと溝が出来やすくなるんじゃないかって心配はある。

 別に、そんなのは演劇祭運営側からは知ったこっちゃないのだが、しかしそれで分裂する劇団があると「演劇祭のせいで」と恨まれる可能性があるのだな。うちの劇団は、学生劇団からたくさん客演を呼んでるのですが、とにかく口を酸っぱく「出身劇団を大事にしろ、うちの練習休んでも、重要な行事には出ろ」と言ってるわけですが、すでに出身に愛着がないとか愛はあっても愛情表現がヘタクソなやつも多くて、こじらせてしまうこともあるわけですね、そうなると「内閣さえオファーをださなければ」と恨まれるというなんでやねんという事態になるわけです。

 すると、どうなるかというと、××大学の劇団△△ではなく、△△の人が作ったユニット☆☆で出るってことが増えて行くと思われます。しかし、それは演劇祭としてどうなんだと思うわけです。

 これは、私の好みだけども、僕はやっぱり各大学の継続して活動してる劇団が、年に一度大学の看板背負ったプライドにかけて勝負をしにくる演劇祭が見たいわけですよ、演劇祭のために好きな仲間とぽっと出で来てるとこよりはね。ワールドカップの国の代表ってのはさ、帰化させない限りその国の選手しか選べないわけでしょう。それが、ユニットだったらやりたい放題で、喀血劇場なんて色んなところから良い役者集めて出るって、スペイン代表とか、ブラジル代表がワールドカップしましょうかって言ってる中で、レアルやバルサやマンUとして出てるようなもんだろう。んなもん薄いポジションを大金で埋めてりゃ、国の代表よりクラブのが強いに決まってる。

 繰り返しになるが、学生ってだけでどんなグループでも組める演劇祭になるんじゃ、なんでもアリだ。寄せ集め集団で、優れた演劇作品を作る団体の優勝を決めようってなら、わざわざ稚拙な学生を集めた演劇祭の中の一番を選ぶより、うちやロップやアンテナやZTONやピンクや弱男や悪い芝居で、80年代前半生まれ演劇祭をやった方が面白いに決まってる。私は、自分とこの大学に、自分をしたって入って来たわけではないしかも下手な後輩を使って、うまい芝居を作ってくる作家、演出家に興味がある。だいたい、私自身が飴玉エレナを笑の内閣賞にしたけどさ、本当はダメだよ、山西君はすでに相当な実力実績ある人だ、そんな人がたまたま学生だったということだよ。桑田が早稲田に入ったからって大学野球で投げて良いわけではないよ。

 その面で、今回、同小の初参加は嬉しかった(脚本が伊藤君である事、参加者が全体ではない事ということで同小全体として出たのかというのが疑問ではあるが、それでも別ユニットではなく看板を背負って来たことは嬉しい)ディフェンディングチャンピオンの西一風、第1回アーコン賞のBKC、龍大の老舗未踏座、そして京女ブランドと独特の世界観(他の参加団体では替えがきないあ)SFPが、見合わせたというのは非常に残念(特にSFPは、昨年の作品をかなり高く評価していたので残念だ、今年の他団体のレベルで去年と同レベルの作品が来てたら間違いなく笑の内閣賞をあげてたと思う)である。髭プロ、ヘルベチカ、ドキドキぼーいずは良い意味でのステップアップのための卒業(ドキぼは特別公演出てたけどさ、岩手代表として来たんだから卒業でいいだろうよ)と言って良いが、この4団体はいないのは辛い。

 これらの4団体に諸事情あって、けっして見限ったというわけではないのかもしれないが、そもそも「年間スケジュールを組む際に、まず学生演劇祭参加が一番最初に決まって、次を決めて行く」くらいにならなきゃならないイベントだと思うのだ。なにより、3年経ってもまだケッペキが出ていない。これは、ワールドカップに第3回までサッカーの母国イングランド代表が出ていないに匹敵するピンチであろう。

 つらつら書いて来たが、「演劇」としての質を高める、やる気のある学生を伸ばして行く演劇祭というのも良いだろう。しかし、私は別にとりあえず演劇サークルに入ったけど、劇団内だけならあんまりどーかなーって人が、半ば義務的に参加してみた大会で、よそが凄い面白くて交流も楽しくて、演劇にめざめるって効果を期待しないのだ、めざめさえすれば才能ある奴も絶対いるはずだし。

 てことで、全部私の私見です。完全にお客さんとして楽しい戦いイベントを見たいという立場でしか書いてません。というか29歳で劇団を主催してる身で、良い学生を青田刈りしてやろうって汚い魂胆も入った上での私見です。なんで、これが本当に第4回以降の学生演劇祭、ひいては京都演劇界全体のためになるかなんてわかりません。しかし、それでもちょっと耳を傾けてくれたら嬉しいです。
 


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