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2013/03/08(金) 学生演劇祭採点3


 7位 コントユニットぱらどっくす 592点
 好み 335点 脚本 110点  キャスト 35点 演出 13点 独自色13点 ビジュアル 20点 笑いに対する姿勢 39点 45分 15点 スタッフ 7点 演技力 5点

 私は笑いが好きですから、そりゃあ好きです。しかし逆に、好み点以外が低い。と、いうかむしろ好み点で400点以上は稼いでくれないとならない集団なのに、好み点が335点ではこれくらいの評価になってしまう。

 平均して高い笑いは提供しているし、狙ったところはほとんど笑えるのだが、呼吸困難になる笑いがない、ようは頑張れば全部私自身がで思いつけるであろうなってネタしかなかったわけだ。去年の下劇を評価したのは、どんなに頑張っても絶対私には思いつかないようなキレキレのネタがいくつかあったからである。予想の範囲内であったのだ。

 ただ、あそこで「草間弥生」をもってきたところは可能性を感じる。今後、度肝を抜かせてほしい。



 6位 ヲサガリ 603点
 好み 270点 脚本 115点  キャスト 65点 演出 23点 独自色13点 ビジュアル 33点 笑いに対する姿勢 35点 45分 25点 スタッフ 17点 演技力 7点

 これは、かなりサプライズであった。去年のフク団ヒデキ時代が「437点で13位」だから、こりゃまたかなりのランクアップである。

 1にも2にも、物語の「スケールが小さい」につきる。スケールが小さいなんて褒めてないように見えるかもしれないが、スケールが小さいからこそ登場人物の心情がわかるし、作中に起こる事象すべてが「納得」が行くから、なんでやねんとツッコミをせずに安心して見れる。「不満」の少なさという観点で行けば、16劇団中1番であった(加点方式ではなく、減点方式なら優勝かもしれない)。なにより「小学生の、自分が不幸ではない事へのいらだち」っていう共感出来ることのみが軸ってのが素晴らしい。

 また役者が良いのだ。とくに小川君はなあ、月クロでは魅力を感じないのに、学生演劇祭ではすごく良い役者に見える、稲葉君も月クロでは魅力を感じないがヨソではいいから、作道にはしっかりしてほしいな(でも、太田は月クロでも映えている。丸山はどこいっても丸山だからいい)、
 


  5位 蒲団座 613点
 好み 320点 脚本 130点  キャスト 35点 演出 24点 独自色25点 ビジュアル 20点 笑いに対する姿勢 30点 45分 9点 スタッフ 15点 演技力 5点

 順位こそ、去年からあがったわけだが、それは全体的に僕の評価が下がったから。むしろかなり去年から点を減らしてしまったといえる。しかも、好み点は去年より上がっての結果だから、ちょっとこれはまずい。
 去年の蒲団座はとにかく「衝撃」だった。というか、已然坂口君は現役大学生の中では、唯一生き残る演出家だと思っている。なので、今回はかなり進化を期待していたわけだ。
 で、今回は去年より「面白い」ところも多かった。しかし、去年あまりなかった「面白くない」ところが増えてしまったというのがある、ヲサガリとは逆に、加点方式に救われたのだが、減点ホ式だと減点するところがたくさんある。 
 まずは、演技おそらく1回生女子が問題。去年は「下手」を感じる子がいなかった。おそらく、そりゃ下手な役者がいないというより「下手に見せない」ことをちゃんとしてたわけだが、今回の子らは「下手に見える」ような設定をあげてしまったのだから可哀想である。
 そして、世界観の不統一性。去年のは、統一性があり45分である必然性があったが、「落書きの世界」という設定は「あらすじ」としては前科より面白いのだが、45分では足りない、ゆえに個別のネタが「面白い」んだけど、丁寧に描く時間がないため「安っぽく」なってしまっていた。逆に言えば90分で書いていれば、可能性のある設定(現時点ではなぜ落書きがあそこまで消されちゃダメなものなのか説得力ないけど、倍あればわかりそう)だし長い時間で見たかった。
 繰り返しになるが、坂口君は才能があるしもっと場数を踏んでほしい、この作品に関しては評価は低いけど、高間響国際舞台芸術祭には出したい。就職させちゃダメですよ彼は
 あと、うめっちは良い役者だなあと思う。汗が漂ってくる役者が好きだ

 てことで、5位から9位までは、ほんまわずか35点の間に5劇団ひしめきあってる厘差である。

4位  劇団月光斜 704点
 好み 380点 脚本 120点  キャスト 55点 演出 23点 独自色21点 ビジュアル 32点 笑いに対する姿勢 40点 45分 12点 スタッフ 15点 演技力 6点

 ここもびっくりした。と、いうか過去2回の演劇祭に出てる月光斜を氷解してなかったしね、45分で月光斜の世界観は無理だぜってのもあったし。
 まあ、ここは大学1回の頃から見てるし、私の月光斜の好きな部分は、熱いところ、エンタメとしての完成度が高いとろ、苦手なところは無駄に高い美意識と、やりすぎてすべってるギャグが多い事、つまり「良いところも含めて笑われてる感」が恥ずかしくなるのだ。
 しかし、今回は笑わせていた。私の月光斜の苦手なところがほとんどなくて、好きなところだけ残っていた。ようは、私が待っていた「泥臭い月光斜」だったわけだ。これは嬉しい。普段だって恥ずかしくなるのをのぞけば面白い月光斜が泥臭かったらに面白いに決まってんじゃん。
 てことで、まさか高間が月光斜優勝を選んだらびっくりかもってのもあったが、審査委員賞とったしいいかってことで。そして審査員の論評でもあったが、かえすがえすも「殺し屋の話のまま」だったらもっと面白かったのが残念である。
 そして、主役の殺し屋は凄いいい役者。あれは欲しい。


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