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2013/05/23(木)
競馬の配当は努力の結晶
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一競馬ファンとして注目して来たこのニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130523-00000022-mai-soci
上記の通り、なんとか良識的な判決が出て良かった。実際には、1億4千万の黒字なのに、払戻金30億1千万分で課税するなんて無茶苦茶も良いところである。
と、競馬をしている我々からすると当たり前なのだが、競馬を全くしらない妻は、どこが理不尽な話か最初は理解出来なかったようだ。そもそも、28億7千万を持っていて、30億1千万儲けたと思ったようである。会社員が元々28億持ってるわけねえだろ、ニュースによると元手は百万らしく、それを増やして増やして外す事もあればあたる事もあって、結果払戻金は30億になって、そのために28億使った(つまり、手元に30億あったことなど一度もない)というのを理解させるのに、10分を要した。
しかし、その後「じゃあ、あたるレースだけ勝っておけば、利益が1億4千万じゃなく30億残ったのに」と言ったのである。そんなうまくいくわけねえだろだが、私が「100円で10通り、1000円分かったら2000円になった」って言ったら、「1通りだけでしておけば1900円の儲けだったのに」という女である(10通り勝ったから当てられたというのが理解出来ないのである。それでも当てられるのは、10通りのうち一番これが当ると思ってたのが正解で、他の外れである9通りは念のために買ったって時のみである)。検察官も妻と同じレベルでありゃ、そりゃこんな訴えを起こしても無理はない
しかしそりゃまったくのナンセンスである。私は競馬は遊びのレベルだが、それでも競馬場に行って、全てのレースを当てよう等とは思ってない、オッズをみて、本当は1番が勝つだろうけど、本命過ぎて安いし、あえて確率が低そうなほうにかけるとかだってよくある。ようはその日トータルで+になるよう、あるレースでは本命を狙ったり、あるレースでは穴を狙ったり、このレースは堅過ぎて大した配当にならないだろうとか、難し過ぎてまったく予想出来ないなんてレースは回避する。そうやってトータル+になるようしているから、当然外れたレースは「勝つための必要経費だ」それが、たまたま100円だけ買ったレースで1万円もうけて、一日合計9900円使ったからって、必要経費は当ったレースの100円分て言われたら、ふざけんなである。他の9800円の外れが会ったからこそ、1万円の配当が出たのだ。
てこととを遊びの範疇ですら考えてるのだから、この会社員のようにほぼ投資でしている人がこういう判決が出るのは当然である。
しかし、この判決では、「投資目的」ゆえに認められただけで、私のように遊びレベルでは認められないような判決なんだよな。ネタで、競馬場で外れ馬券拾って来て、劇団の必要経費だって言い張るとかは出来んわけだ。
ゆえに、そもそも配当が課税対象になるってことじたい、早急に法改正してほしいと思う。そもそも昔は、単勝復勝枠連しかなかったから配当が低い=儲けようと思ったら「買うのは1通りだけにして、その1点に1万円くらいかける」という方法が効率的だったが、今は3連単もあって儲けようと思ったら「1万円使うなら、100円で100通り買う」方が効率的、つまり9900円は外れで当たり前て時代なわけだし、PATもあるから外れ馬券の記録も明確に把握出来るし。
それじゃ国庫に入る税金が減るっていうかもしれないが、実際は現在でも競馬の所得を確定申告する人なんかほとんどいないわけだ。なにより競馬自体が公営ギャンブルなのだから、馬券を買った時点で、25%は国庫に入っているのだ。むしろ「非課税にする」ことによって、競馬ファンに「大もうけしても取られないや」て安心感を与え、売り上げを上げた方がよっぽど国庫にお金は入る。
なにより、お金のこともあるけど、プライドの問題もあるわな。競馬がギャンブルだからって、配当金をまるで「あぶく銭」が如く扱われているというのは、本当に腹が立つ。そりゃ遊びの範疇だけどさ、遊びとはいえ、血統やその馬の前のレースの状態、競馬場の傾向や天気も勉強し、新聞を熟読し(正直、競馬新聞だって必要経費にしてほしいくらいだ)、いわば株式投資なみに研究してるわけですよ。だから、「努力もしないでテキトーにつかんだ金」が如く扱われるのは本当に、本当に腹が立つ。競馬の配当金は「労働に準ずる努力の結果」だ。
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