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2013/08/31(土) 黒瓶履唖と早川紀代秀
建設省のトップ、ティローパこと早川紀代秀は、若い幹部が多い中、数少ない麻原より年上の信者である。エリートぞろいだが、社会経験が少ない信者が多い中、社会人経験が豊富なため、みなに頼りにされ、建築土木の専門家としてサティアンの造形に関わった他、交渉上手でロシア政治家との人脈作りから、武器や兵器の購入など、オウムのおいては渉外といった立場だったようだ。

 そんな早川でもなぜ麻原に妄信したかは興味深い、おなじ対外活動してた幹部でも、広報の上祐氏や青山弁護士もふくめ、オウム信者は裏で兵器作ったりてるのが好きとか、とにかく麻原に消えとか、オタクっぽいとうか純粋培養キャリア的イメージが強いのだが、早川は叩き上げのようなイメージで,別にオウムで心の隙間をうめなくてもと思うわけです。

 で、黒瓶履唖もまた演劇エリートではない。高校時代から演劇部だったようだが、そこからACTという流れで、学生時代も客演経験もなし、そして今年4回で就活も熱心にしてるし、おそらく来年には卒業。で、ある以上、演劇はあくまで学生時代の思い出として終わらせて良いはずである。それが、2月に突然先輩である丸山に連れられて自分から出たい(今を持って、自分から出たいというのをよう言うたなってのが不思議なくらい、積極的ではない奴である)と言って来たのである。しかも最後の1年にちょっとやってみるかにしては、笑の内閣はリスキー(扱ってる芝居上、芸名じゃないと内定とれんだろというか、はまり度からいうと楽しくて芝居から離れられん危険も高い)だと思う。

 宗岡や清水のような人生送ってたら芝居が必要なのはもう自明の理であるが、客観的に見て芝居が必要ないだろうに来た黒瓶と、石井や村井のように宗教が無いと無理だろうってのと違い、客観的には宗教が必要なさそうなのに妄信してしまった早川の類似を感じたのでのキャスティングである。まあ、一番はまた顔ですけどね、メガネかけた早川と本当に似ている。

 追記

 黒瓶は稽古場ではそんなに喋らないけど、ツイッター上では非常に雄弁である、なんともの凄く慎重に考えて考えて文章を書くそうだ。ちょっとあざとすぎるし、偽悪的過ぎるなってのも多いが、ううむと思わせるのも多い。そのへんの慎重さも面白いところである。まああとは、演技のわざとらしさ気持ち悪さも非常に内閣っぽいし、本当就職やめて入ったら良いのに

2013/08/30(金) 由良真介と新実智光
由良真介と新実智光

 自治省トップミラレパこと新実智光といえば、オウムがおこした殺人に殆ど関わっていて、スキンヘッドという風貌と空手をやっていたことから、オウムずいいつの武闘派と知られ、オウム死刑囚の中で唯一今現在もなお、麻原信仰を捨てていない信者である。すごく不謹慎な言い方をすれば、ちゃんと反省している他の死刑囚や、もう、完全に壊れてしまった麻原に対して、裁判中の証言に関しては新実が圧倒的に面白い。「殺人は宗教的に必要な事だった」とか「被害者が被害に会ったのは前世からの因果応報で、むしろ救済したのだ」というような、反省0胸くそ悪さ100%な一連の犯罪を正当化する供述は、麻原も狂ってなければこう言ってたんだろうなって思うと、まさに新実の証言は興味深い(本人もオウム正当のためにあえて正確に詳細に事件の事を答えているようだし)

 という印象から、最近まで麻原に妄信するあまり無感情な殺人マシーン的キャラを思い浮かべていたのだが、上祐氏の証言では、幹部の中で一番心優しく人間味が溢れて部下にも慕われる存在だったというのだから、不思議なものである。事実、坂本弁護士殺人事件直後などは、殺人に手を染めてしまった事にかなり苦悩していて、後悔しまくってたようだ。逆にそれゆえ、麻原から一番殺人の命令を出されたかもしれない。入信前から宗教的要素になみなみならぬ関心が高かった事にも加え、何度もこなすうちに感覚も狂い、いまだに信仰を捨てないところまで行ってしまったのかもしれない。

 で、うちの由良真介である。こちらも坊主にしたら顔が似てるってのもあるが、さらにいえば古藤くんや山西くんの方が似ている。しかし、新実=由良はうちでオウムをするならかなり最初の構想からあった。09年に初めて彼が入団希望として来たときの衝撃はまだ忘れられない、声が小さ過ぎてまったく聞こえない、どうしようか迷いつつ受け入れたものの、周囲ともコミュニケーションがとれない(私はそう言う時に、ほかとうまくやるように出来ないので、そこをうまくやってくれた眞野がいてくれて本当に良かった)、しかし徐々に才能を発揮し、声も出るようになって今や内閣の要である。

 さらに、彼の読書量のすごさ、ネットの文章上ではふだん喋らないのが信じ難いくらいの雄弁さ、宗教的なものへの知識量の豊富さや感覚の鋭さ、そしてなによりも(私に対してではないが)、笑の内閣という劇団に対する忠誠心の高さ(いや、本当にどう考えてるかは知らないし思い上がりかもしれないけど、あれだけ尽くしてくれていることは感謝しても仕切れない)は、まさに私のイメージする、「内閣の新実」である。

 これも思い上がりだけど、なんか結婚式のときの彼のフェイスブックに多くの仲間が集まった時にそれが良かったみたいなこと書いてて、ああこんなクソみたいな劇団でも彼の人生に彩りを加える楽しさは提供出来て、劇団やってて良かったなあと思うったわけです。新実もオウムじゃなくて劇団だったら良かったのに、さすがに私はが誰それをポアしろとはいわんし、仮に言っても由良はさすがに従わんだろうから

2013/08/29(木) 山下みさとと松本知子
山下みさとと松本知子

 郵政省トップマハーマーヤこと、麻原夫人松本知子はなかなかわかりにく。夫人ではあるが、No.2とはいえない。しかし、完全に教団とも別ではなく、弟子の中では格上の方には位置づけされていて、裁判中は離婚も考えると言い、出所後は表向きは脱会したはずなのに、裏からアレフに指示を出しその麻原回帰路線を明確にさせ教団から食わせてもらっている現状。果たして、夫をどう見ていたのか、今もいるのか

 上祐氏から言えば、物事をはっきり言うタイプで口も相当悪く、麻原に対しては弟子というより妻として接していたということで、出会って結婚した頃は麻原はまだ宗教をしていなかったのだし、夫があんな事やりだしたことに対してはハナから信じていなかったものの、よい暮らしも出来るし受け入れていたようにも見える(ゆえに裁判中は批判し、出所後はアレフの支援があった方が楽だからそうしてる。またそのことを麻原からは見抜かれていてNO2にはされてないものの、非協力的ではない以上は高い位置にはおかれた)とも見えるし、いやいやそもそも(当時は髭はなかったものの)けっしてイケメンではなく盲学校に行くくらい視力も悪い麻原に19歳で惹かれて結婚してしまう時点でちょっと感覚がおかしい(宗教はじめる前でもカリスマ的ではあったようだし)からガチで信じてたとも言える。
 
 今回の芝居に関しては、他の弟子と違って実際とは大きくかけ離れた麻原の巫女のような立場(なので、弟子としては格上だった石井にも命令出来る立場)で登場させる。それは今回麻原をあえて出さないからである。なぜ、麻原を出さないか、それは麻原の圧倒的カリスマを演じられる役者が身の回りにいないからである。実際の麻原は、けっこう短気だし、弟子に水中クンバカ(息止め)を短いと怒ったのに自分はそれより短かったとか、信者に宮沢りえの写真集会に行かせたとか、しょうもないアホやなーコメディーになるなーっておっさんなエピソードも多いが、そっちを描いちゃうと単にオウムを馬鹿にするコメディになってしまって、かえって不謹慎なんじゃないかと思ったのである。麻原を圧倒的なカリスマとして描くからこそ作品がしまる。そのためには、現時点では役者に演じさせない方が良いという判断で出さないことにした(まあ、顔が似てる奴がいないってのもでかいが、髭だるマンが似てるのは髭だけだしなあ、髭を剃ったら男前なだるまんと剃っても不細工な麻原は違う)

 で、演じるのは新入団員の山下である。彼女は、今回の劇中キャラの松本知子には似てはいないが、入ったばかりなのにすでに物事はっきりズケズケいうという点で実際の方に近い。彼女は演劇自体は素人だが、社会人経験が長く、内閣にとってなにが必要であるかをズケズケ言ってくれるので、すでに非常に頼りにしている。ゆえにいずれ長編として再演するなら、実際の知子にシフトさせたい。麻原と夫婦として喧嘩させるなんてのはコメディぽくて面白い、麻原がこそこそ不倫してたのは、教義でセックスを禁止してた以上に「知子に知ったら殺される」なんてしょうもないこと言ってたからだったなんてのはコメディぽくて最高だったのだけども、すべては麻原を演じられる役者がいるか次第である。
  
 あとは、青山はキャラたってるしだしたかった(とっても便利の大野さんは青山弁護士そっくりだが出る分けないし)が似た人がいない、あと強烈すぎる個性の井上嘉浩(エリートではなく未成年で出家、一番若手で麻原に認められた過ぎて他人の手柄を取るため人望無し、セックス禁止なのに女性信者に手出しまくり)もだしたかった。逆に大幹部でも中川智正や遠藤誠一や土屋正実はキャラがたってなくて断念した(それなら殺人マシーン林泰男のが出したい)。林郁男医師は、最初に自供したという点でオウム史においては重要な人物であるが、信仰に迷いがあるキャラはコメディにはしづらい。あとは、ちょう変異する際は、岡崎一明逃亡事件を書きたい。脱会を決めるや教団の金を持ち逃げし、失敗しても「殺人に関わったとばらす」と脅して口止め料をとるという、唯一麻原を恐れなかった男は興味深い

2013/08/28(水) ツッコミ不足のオウム選対
高間響国際舞台芸術祭は、もちろん笑の内閣としても作品を出す。「ツッコミ不在のオウム選対」という作品だ

 あらすじ
 
 1990年2月、オウム真理教は来たる衆院選に25人を出馬ることを提案する。勝てるわけがない戦いに、上祐、村井、早川、石井ら幹部は一致して反対しようと決めるが、いざ教祖を前にすると上祐以外はみんな反対出来なかった。誰も教祖にツッコめない、ツッコミ不足なオウム上層部を描くシチュエーションコメディ

 てことでオウムである。なぜ旬でもない、滅茶苦茶好きなわけでもないネタで脚本を書くか、それは永田町公演の打ち上げで一水会の鈴木邦男さんから、上祐さんとの対談の本をプレゼントされ「高間君オウムで一本書きなよ」と言われ、さらにトークに上祐さんが決まったからである(いつもはテーマ後にゲストを選定するがいつもと逆)。

 なんでそんな「アーテト」として主体性の無いことをしたかというと、やはりこの先「脚本家」として、興味のない分野でも依頼があれば本を書くという練習をしないと行けないからと思ったからである。んなもんここでれんしゅうしてだれが評価してくれんねんて話だが

 さりとて、オウムは全然興味がない分野ではない。我々のような95年に小学校高学年〜中学生だった世代にとってのおうむというのは、心の琴線に触れる存在だった。みんなで歌ったショーコーマーチ、誰が一番高く飛びはねられるか競った空中浮遊。みんなキャラがたった幹部、役職が大臣である省庁制に、ホーリーネーム、まさにショッカーに通じる悪の組織ぽさまんたんでもう小学生が喜ぶツボを完全に抑えている

 しかし、オウムをコメディするのはいいのかって話はある。あれだけの犯罪をした幹部連中を、愉快なお兄ちゃんお姉ちゃんにして舞台に出していいのかとか、私は時事ネタが多いので過去が舞台だとそういうネタを使えないのでどうしても笑える台詞が減る。なにより、信者はみんな麻原に絶対服従なのである、麻原という最大のボケに対して上祐以外ツッコミ無いのである(誰もツッコめないから暴走してしまったわけだし)コメディとしてツッコミがない空間ほど難しいものはない

 さすがに、犯罪謀議部分はコメディで難しいので、みんなで麻原のかぶりものをしている、それだけでコメディの部分を作品にした。短編ですが、お楽しみに

2013/08/27(火) 高間響国際舞台芸術祭 使えるプログラム
 高間響国際舞台芸術祭は、芸術祭なので参加団体の演目以外ももちろん充実している

 とはいえ、内閣らしくお祭りなので、飲食出店だ盆踊りだとしたいところだが、KEXのパロディなので、お高くまとまってるみたいなことをする

 開会式、閉会式はもちろんだが、09年にやった全編ディベートの企画、「真剣20代しゃべり場」を復活させる。これは、KEXでやってるフォーラムへの対抗である。KEXのフォーラムは有意義な話もしているが、もっと朝生のような口喧嘩をしないと見世物としては弱いので、脚本無しのディベートといいながら、演出込みでヤラセまくりで口喧嘩をする予定である。

 そして、目玉として上祐史浩氏のトークショーである。今までも、鈴木邦男、塩見孝也といった危険なゲストを呼んで来たが、やはり上祐さんは切り札的存在だろう。はっきりいって「上祐のトークショー」ってだけで、観に行きたいと思わないのは理解できんもの

 劇研でやる本プログラム以外でも、馬鹿馬鹿しい企画をしている。私が落ちたフリンジ企画は、結局羽鳥嘉郎くんの「劇は使える 使えるプログラム」というものになった。よくわからんとは言ったが、「使えるプログラム」というもの体験出来る事はありがたいことなので、私がこれは「使える」という3つのプログラムを用意した

 まずは、「助成金の勉強会」である。今まで色んなワークショップの案内を見て、劇団やっててコミュニケーション能力であったり、演技力であったりとかのびるにこしたことはないテーマを見てきたが、なにが一番必要かといえばやはり「金」である。で、あるなら「とうしたら売れるか」「どうしたら仕事が来るようになるか」という勉強会が一番ありがたいんだけど、抽象的すぎるしなにより私が売れてないし全然仕事が来ないんだから、むしろ教えてほしいのだ(本当に切実に仕事下さい)

 そこで助成金ならとったことあるし、けっこう周りからも「どうやって助成金出してるの」って聞かれてて勉強会してみたいなって声も聞いてたので開催することにした。できれば、もっとバリバリ助成金とってる講師とも交渉して、有意義な勉強会にしたい。

 続いて、制作の前田が「女の子に待ち歩きガイドツアーをさせたい」というアイディアを持って来たのを、私が「ガイドよりデートの方が良い」と変換させて考えたのが、「模擬デート」である。試験だったら模擬試験、面接だったら模擬面接。人生を左右するようなものは、基本的にはぶっつけでしないのに、多くの人が恋愛結婚をする現代社会においては人生の重要なファクターである「デート」に練習がないというのは危険な話である。そこで、内閣が誇る美人女優たちに「模擬デート」をしてもらうことにより、本番のデートで失敗しないようにするという、正真正銘「使える」企画である。

 伊集院聖羅、金原ぽち子、鈴木ちひろという(全員客演だけど)3人娘と、模擬デート(だけど、1対1でいくけじゃないしね、こっちもスタッフつけるし店員は20名だ)が出来る、いわばリアル「ときメモ」である。なんで恋愛シュミレーションゲームを、本当にやるというのは本末転倒だが(本当はリアル桃鉄やリアル信長の野望をしたいが、そこらへんの企業を買収する金はないし、現代で合戦すると犯罪だし出来ん)ぜひ体験してほしい

(なお、田島陽子LOVEのフェミニストなのに、3日間とも男性向けにしてしまったのは迂闊であった。助成希望者には、髭だるマンやしゃくなげと模擬デート出来るツアーも考えたい)

 そして、最後にあるのが、ブラック企業を体験出来るアトラクション「ブラックキッザニア」である。居酒屋、アパレル、下請けSEなどの過酷な労働を体験してもらう事により、ブラック企業の恐ろしさを学び就職しないようにしたり、労基署への通報の仕方を体験するなどの、これぞ一番「使える」プログラムである。ぜひ、来てくださいね

2013/08/26(月) 高間響国際舞台芸術祭 参加団体
 続い回のては、参加団体の紹介である。高間響国際舞台芸術祭メインは 1日各2回、3団体ずつ計7団体、30分前後の作品を発表するイベントである。うち以外に6団体選んだ。

 基本は、ほとんど私の推薦である。まずは、おなじみ合田団地の努力クラブである。劇団紫の後輩として、長い付き合いなかれだが、本当にメキメキ活躍していて嫉妬するばかりである。思えば、大学入学当初に、陰鬱な恨み言ばかり書いている日記を見て、芝居への餓えを見て興味を持った男であるが、客観的に見て貧乏以外はほとんどの面で当時よりかなり恵まれて来ているにも関わらず、そういう言動を続けているのでそういうのが好きなんだろう。彼の作風を評価するには言葉を選ばなきゃならなくて、下手に書くと頭悪そうに見えるから嫌なんだよな、なので好みかどうかだけ書く。私は彼の話は、正直90分中75分くらいは面白いと思えん。サービス精神がなさ過ぎる。しかし、ほんの一瞬の神懸かりな台詞が素晴らしい。

 あと、女優をよく見せるのがうまいのがよい。得に、九鬼そねみとキタノ万里はうちにも関わりの深い二人だが、内閣より努力に出てる方が奇麗なのは嫉妬する。小林まゆみは内閣に出てる方が奇麗に見えるが、それでも負け越しである。

 なにより、劇団としては猿そのものがいる。猿そのものは、素晴らしい役者だが演劇がなきゃどうしようもないので、なんとかしてほしい


 続いても、仲良し過ぎの丸山交通公園の友達図鑑である。月クロで出さずに、友達図鑑で出ろっていうのが肝。やはり、丸山の作風を活かすのは本人でやるしかない。

 丸山の作品のが努力より好みで、回数的に言うと短編コントのうち5回に1回くらい全然笑えないのがあるので確率はこっちのが高い。丸山と合田に共通するのは「面白い至上主義」すぎることだが、合田に比べて丸山は面白くないことへの恐怖感がすごすぎる、

 合田と丸山は似たよう言動をしているように見えるが、合田は卑下感が強いのに対し丸山は選民思想が激しい、同じようにちょっと恵まれない境遇が会っても丸山はごめんなさいといいながら相手を見下している感がある。そこが作品の違いにあらわれていると思う。

 もう少し面白くないことも話してないと毎日しんどいのではないかと思うのだが、作家としては他人を見下してナンボなのでガンガンやってほしいと思う。

 なにより、12年京都にいてベピンク地底人2号とならぶコメディエンヌである金原ぽち子がいる。それだけで見る価値はある。

 

 続いては、西真人氏率いるボンクランドである。西君は同い年で、しかも内閣と関わりが深い立命芸術劇場の同期なのだが、今までびっくりするくらい接点がなかった。せいぜい青少年活動センター有料化反対デモに一緒に行っただけである。

 正直言うと、彼が昨年までやってたウィルビーショック(いや、田中君の所属がウィルビーである以上、解散はしてないはずなのだが)の作品は、ところどころ面白いけどそこまで良いとは思わなかったのだが、ボンクランドになってからこれは良いと思うようになった。別に劇団が違うからって、作風としてはあまり変わってないのだが、悲哀が増したのと、「笑われてやる」感が増えたので心を打つようになった。タイトルも

 続いては、「劇団愉快犯」である。ここは、京都学生演劇祭笑の内閣賞の賞品としての出場である。上記3団体が人を選ぶのに対し、愉快犯はまず「嫌い」な人はほとんどいないであろう横道なコメディをしてくれるので、一番安全なはずである。

 また、公募ではヒラタユミの「生物だけにお早めにお召し上がり下さい」というまた売れなさそうなユニット名を名付けたなって団体がきた。ヒラタは、制作としてのるてを支えた可愛い紫の後輩なので、公募でOKを出したのは半分は情実ではあるが、昨年まで紫で作品を量産していた際は、ちょっと粗がありすぎる作品を作っていたが学生演劇祭でかなり成長した作品を見せたので、半年以上筆を置いた後でどんな作品を作ってくるかチャンスを与えたかったのである。

 そして、最後は昨年我々を仙台に呼んだ短距離男道ミサイルである(本当は東京の劇団にも声かけてたけど、遠距離はミサイルだけになった)。とにかく全裸、とにかく馬鹿、あんな楽しい仙台旅行をさせてくれたのだから、代わりに京都に呼んで見せない事には勿体ないということで来てもらった。今回は、カフカの変身がモチーフだが、この前のダンテの神曲がモチーフといいながらどこが神曲なんだって全裸だったし、今回もなにがカフカだって全裸だと思う。これは見所だ。

 

2013/08/25(日) 高間響国際舞台芸術祭 要項1
高間響国際舞台芸術祭の要項を順次発表していく

 前にも書いた通り、2012年秋、2010年より開催されている「京都国際舞台芸術祭(以下KEXと略す)」のフリンジ企画のディレクター最終候補に残った高間響であったが、あえなく落選。その腹いせに「KEXぶっ潰してやる」と企画したのがこの企画。これは、1950年代にエディンバラ演劇祭に落選した団体が、腹いせで勝手に劇場周辺において、公演をしたフリンジ企画をモデルとしたものである。
 メイン企画は、10月12〜14日に、アトリエ劇研で開催する。1日各2回、3団体ずつ計7団体、30分前後の作品を発表する

 ただのショーケースイベントにしないような工夫を考えた結果、フィギアスケート方式にすることにした。

 私が常々問題に思っていたのは、結局芸術に限らず、世の中なにをどう評価していいか、なにが良いかわからんということである。そこで、陳腐だが点数化出来ないかと考えた結果、世の中で唯一芸術を点数化している競技「フィギアスケート」を参考にすることにした。

 よって、この芸術祭では、審査員が並んで「9・8、9・7と点数をつけていくのである」技術点と芸術点の合計で順位を決める。それを聞くための待機スペースとしてキス&クライ席も用意するという徹底を行なう。

 審査員はまだ全員決定してはいないが、1日1人審査委員長は依頼している。

 まず12日は、あの07年都知事選の伝説的な政見放送でおなじみの、革命家外山恒一氏である。

 
 なんといっても、「芸術」としてこれほどまでに完成された短編映像はない。ストリートミュージシャンとして関わり、実は大の演劇ファンでもあり、なによりファシストで革命家。ずっと話してみたいとい思っていた人で、ちょっとしたつながりがあって依頼が出来たらOKしてもらったので楽しみである。どんな作品を評価するかも含めて


 13日は、京都橘大学教授の小暮宣雄氏。自治省官僚から、アートマネージメントの世界に飛び込んだ。今年から内閣の制作の要としてなくてはならい、前田瑠佳の先生である。内閣の事をかっていただいてるのか、情報拡散もしていただいていて、恩人中の恩人である。今回はうちを見てほしいといよりは、「せっかく私が好きな団体出場するので、小暮先生に見て、評価をしてほしい」という思いで呼んだ

 そして、14日は11時の回は来れないのだけども、私がさかんに押していた、前参議院議員の鈴木寛氏だ。

 残念ながら落選してしまったが、スズカンさんは必ず政界に復帰し日本のために働いてもらわなければならない型である。ならば、充電期間中である今、なにをしてもらうべきかといえば、もっともっとたくさんの小劇場を見ていただきたいなと思って招いた。復帰の暁には、我々のような「劇場法」のメリットもデメリットも届かないようなレベルの劇団にも光が当たるような政策を実現していただきたい。

 他の審査員は、向坂のような出場はしないが審査員なら良いよって演劇仲間や、私のバイト先やナギサのお客さんのような普段演劇を見ない方。そして、国際らしく、外国人を起きたい。特に外国人は必須だなと思う。本当に日本語喋れなくていいし、来てほしいですね

2013/08/24(土) もしイタの感想と、花巻東の千葉君
 2週間前になるが、池田市まで、青森中央高校の「もしも高校野球部の女子マネージャーが青森のイタコを呼んだら」の全国ツアーを見てきた。
 http://nabegen4ro.exblog.jp/19788933

 むこうは全国大会の常連、私は3年連続地区落ちとはいえ、高校演劇OBとして、久々に高校演劇を見てとても嬉しい気分になった。作者で顧問の畑澤先生とも名刺交換出来たし、本当にねえよくわかんない芸術作品呼ぶなら、これを呼んだ方がよほど京都市民のためになるよ。わしに権限があればなあ


 タイトルは「もしドラ」のパロディなので、うちのもしマル(「もしも高校野球部の女子マネージャーがマルクスの資本論を読んだら」)、もしイケ(「もしも高校野球部の女子マネージャーが池田大作の人間革命を呼んだら」)と、タイトルは同じノリであるが、うちはただの3分で終わる馬鹿コントに比べて、非常に素晴らしいストーリーだった。

 あらすじは http://performingarts.jp/J/play/1202/1.html

 私は地震がしょっちゅうおこるゆえに、逆になれすぎて危機感のない北海道の日高の生まれで、阪神大震災の時は北海道にいて、東日本大震災の時は関西にいるから被災に関してリアリティを持ってないのだけども、口寄せでおりてくるのが沢村であるのが、戦死の無念さてのがぐっときましたな

 しかしである、架空の物語でこんなこと書くのもおかしな話なのだが、果たして「口寄せで沢村の霊を降臨させて勝つ」のは、倫理的にどうなのかという問題はある。相手高校の選手だって、沢村が降臨してるから手が出ないが口寄せ前の選手なら打てるわけである。それで負けたんじゃ可哀想じゃないか。これは「もしイタ」では、感動的であるが、私のコント「もしも高校野球部の女子マネージャーが大川隆法の幸福の科学を呼んだら」でも村山実の守護霊を呼んだりするのだが、これだと卑怯に見えるのである。

 そこで、花巻東の千葉君の話題である
 http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20130822/bbl1308220729000-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20130824/bbl1308240732002-n1.htm
 彼のファールうちの技術は見ていて感動した。明らかにボール球以外はすべてファールにして、相手の体力を奪って四球を選ぶ。素晴らしいプレイスタイルだと思う。

 しかし、問題点としてはずっとファウルにされると試合が終わらんてのはある。だからといって、問題の校野球特別規則17項。「打者が意識的にファウルするような、いわゆるカット打法は、そのときの動作により、審判員がバントと判断する場合もある」ゆえにスリーバントでアウトってルールは、ちょっとどうなんだと思うのである。曖昧過ぎるだろう。

 私はこの高校野球の欺瞞性が本当に嫌だ。彼らは、てかスポーツなんだから勝つためにいかなる手段をつくのは当たり前だろう。ルール違反じゃなければなにをしてもいいのかと言われれば、しても良いに決まってるだろう(唯一いえば、わざと怪我をさせる行為はあかんだろう。それは怪我は試合が終わった後も痛いからである、ゲームのために日常生活に支障があるのは良くない、これは過度な精神的ダメージも含めて)。

 卑怯な事が出来るなら、それは卑怯な戦術を考えた奴が悪いのではない、穴があるルールを考えた奴が悪いのであろう。すでに、サイン盗み(正直、サイン盗みがなぜ卑怯でルール違反にしなきゃならないのかはさっぱり理解出来ないけどね、そんなことやってるから太平洋戦争では米軍に暗号解読されまくって負けたのにねえ)、ドーピング(ドーピングも実は「競技」としては卑怯だとは思っていない、ただ体に悪いとい点で禁止すべきだと思っている)などはそれでルール違反にしてるんだから。

 しかし、プロもナイターでやっている真夏の甲子園で、ま昼間に試合をやられるのを美徳とする(ナイターどころか、本来ドームでやらせてあげたいくらい)高野連や高校野球好きは、教育だなんだとぬかし、千葉のカットという努力の賜物や、松井の敬遠という素晴らしい戦術(5番バッターを完全に封じる自信がなければしない戦術じゃないか)を非難し、(まして本当は勝負したかったんじゃないかとか勝手にねつ造する奴までいたしな明徳のピッチャーは全然後悔してないつってるのに)、高校球児は皆さんの気持ちいい思いをしてもらうために野球してんじゃねえんだぞて話だろう。(あと、教育だから必要以上に審判に抗議するなってのもムカつく。例え審判=権力者であろうと自分が納得いかなければ抗議するってのが正しい教育だろう)

 なので、私は例え口寄せで名投手の霊を降臨させてもルールでイタコ禁止になってなければいいのじゃないかなと思った。結局何の感想だったんだ。高校野球つながりなだけで関係ない話題じゃないか
 

2013/08/23(金) 馬鹿は馬鹿だが罪が重すぎるの注釈

 (注1)例のピザ生地マスクであるが、おそらくあの手のピザチェーンでは、冷蔵と冷凍の生地をオーブンに入れる2パターンあるだろうが、ああいういたずらが出来るのは、冷蔵じゃないと無理である。しかし、冷蔵のピザ生地というのは基本日持ちしないものであるので、廃棄物であるのは間違いなかろう(これに対し、「あんな大きな生地は捨てない」とか「バイトの権限で捨てられるわけがない」とか無知な事を言ってる輩もいるが、そもそもチェーン飲食店でバイトの判断でも物を捨てることがオートメーション化されてないわけないだろう。んなことまでいちいち社員が判断すんのか)

 また、あのような顔型をとって、その後ソースと具をのっけてピザを焼いたところで、そこが引っ込んだピザになて一発でバレるだろうし、あれを練り直して作ったらっていっても、そもそもあの手のチェーン店でバイトが自力で生地をこねて形をとるなんてことをしてる可能性は低かろう(素人がこねてあんなに奇麗な円形にはならない)だいたい、論理的に考えてあんな馬鹿なすることをする奴が、わざわざあれをした後、生地を捨てずにこね直して使えるように元に戻すなんてことをするかなんて考えればわかるだろう。よって、あれがお客さんの口に入ったなんてことは99%考えにくいのである

 ただし、お客さんの口に入らなかったからといってやっていいことではないのは間違いない。就業時間中なら、職務専念義務違反だし、終わった後なら遊んでないでさっさと帰れって話であるので、「相応な処罰」をうけるのは当たり前である。しかし、今ネットでうけてる処罰はとても相応じゃないね

 (注2)私は、こんな馬鹿な事はしないって言う人は多かろう。そりゃ、アイスケースに入る、ピザ生地を顔につけるなんてことはしないかもしれないが、そもそもこういう行動は=「しても利益にはならない、倫理的には良くない、けど仲間内でやったらすごく面白い行動」である。そんなことをしてないなんて人がいる?例えば、クールキャッツ高杉はブラジャーかぶってコンビニに行ったし、私は本来は撮影禁止の靖国神社で大学の資料のためですと嘘をついて許可を取って、本当は石原慎太郎のコスプレをして参拝するギャグ映像を撮った。それと、なにが違うのか

 私や私の演劇仲間がバイト先で馬鹿をやることをしないのは、それが悪いと思ってるからではない、もっと面白いことが出来るからだ。私が、アフタートークに鈴木邦男や塩見孝也を呼ぶのは、「私が出来る範囲の最大限の、ヤバいけど面白い武勇伝」である。社会人浪崎孝二郎にとっての、出来る範囲の最大限のヤバいけど面白い武勇伝は、休日に友人のプロレス公演でガーターベルトをつけて、プロレスをするということだ。この前の和田謙二の芝居を見る限り、しゃくなげ謙治郎にとっての出来る範囲の最大のヤバいけど面白い武勇伝は=ミッキーマウスのパロディキャラを出すということなのだろう。正直私は学生運動やってた人の半分異常はは、本気で革命というより、出来る範囲の最大限のヤバいけど面白い武勇伝として参加してたんじゃないかと思う。学生運動が、ギリギリセーフじゃなく、余裕でアウトになったセクトもあったように、実際は、私の鈴木邦男を呼ぶことだって、私はセーフだと思ってるけどアウトになってしまった可能性だってあるわけよね(実際、公演中に抗議する人が来てたら)、ならもっと馬鹿な彼らがそれをセーフだと思ってやっちゃっても仕方ないじゃん。
 

 だから、こういう馬鹿に「出来る範囲の最大限のヤバいけど面白い武勇伝は、人に迷惑をかけるし、ネットにあげればたいへんなことになるからするな」というのは無理である。そんな気持ちを抑えられるわけがない。

 じゃあ、なにをすべきかといえば、「もっと面白いけど、ネットにあげてももっと安全な方法はあるよ」て教えてあげれば良いんじゃないかと思う。「そしてセーフになる人になれば良い」、一般人が全裸になったら怒られるが、江頭は全裸になっても賞賛されるじゃないか

 それには、笑の内閣が一番です。馬鹿な若者よ、うちなら馬鹿をやっても賞賛されるよ。おいでよ

2013/08/22(木) 馬鹿は馬鹿だが罪が重すぎる
 一連の飲食店バイトのネット投稿の件は、本当に腹をたてている。店側の対応のネットの連中の制裁が重すぎる件について


 別に馬鹿をやった連中を擁護するわけではない。相応なペナルティはおうべきであるとは思う。しかし、損害賠償請求に実名をさらされ「一生を無茶苦茶にしてやろう」という社会的制裁をうけるなんて筋合いはない。立ちションベンで死刑みたいなもんだ。やった罪に対して、制裁が重すぎる。

 彼らの罪は、「職務中に無駄な作業をしてる(冷蔵庫を無駄に開ければ電気代がかかるし)」という点で、擁護できるようなもんではないし、「食品を扱う物としてしていいいたずらではない」というのは同意するが、「実害がある」とまで怒るのは理解出来ない。

 アイスケースや冷蔵庫の体が入ってようが、アイスや冷蔵庫の食品は生でむき出しなわけではない、袋に入ってるのになぜ非衛生的と感じるのか意味が分からないし、ピザ生地を顔に押し付けるのはまずいが、しかし論理的に考えればあれが、廃棄用の生地であったことは99%間違いない(注1)。実害なんぞまるでないではないか。実害もないものを嫌だといのは、安全な福島産の農産物をさけるのと一緒の非科学的な穢れ思想である。

 そもそも外食産業で外食をする、スーパーやコンビニで飲食を買うなんてことをしてて、100%衛生であると信じられるなんてどこまでおめでたいんだと思う。すべての店員が手を洗っているかなんてことがあるわけがないし、床に落とした食材をそのままだしていないわけがないだろう。たかが時給4桁もいかないアルバイトが全員そんな倫理観を持っているわけがない。嫌ならみんな正社員にするしかないじゃないか。でも、それじゃ値段を高くするか、社員に長時間労働してもらうしかありませんよ。私は、値段が高くなったり、飲食に務める人がこれ以上激務をしなきゃならない世の中になるくらいなら、少ない確率で床に落ちたもん(こうは書いて入るが、今だって私含めほとんどの人は手を洗うし床に落ちた物は出さない、私の知る限りでは同僚でそんな人今まで見た事無い)食わされる方がマシだよ。

 それに対して、まだ利害関係がある店側が怒るならまだしも、なんの関係もないネットを見てるだけの無責任な奴らが社会的制裁をするとはどういう了見だろう。そういうことはやめましょう、て軽く批判するならいいよ。しかし、かれらのいたずらは、実名をさらされその後の人生を台無し、にされるくらいひどい罪かね。もちろんこんないたずらを撲滅するために再発防止は必要だ。しかし、その手段が相手の人生を滅茶苦茶にするリンチか、高額な損害賠償か、悪い奴へのみせしめならなにをしてもいいのか

 上記のような実害もないのに、「もう××チェーンでは買わない」とかいう馬鹿がいるから、企業も損害賠償とかせにゃならんのだよ。まして、「許されないから閉店」てアホか、許すってまともな人なら。んなもんどうみたって、赤字店をこれを口実に閉店したようなもんじゃねえか。お店の教育が悪かったからだから根拠はある?ねえよ、元々バイト入れてる段階で、SNS対策してない店なんかねえって、それでもやる馬鹿はやるだけだ、たまたま馬鹿を採用しましたごめんなさいですまさず、厳しく罰しないと許さない一部の消費者が性格悪すぎるんだ。


 義憤なんてロクなもんじゃないね。被害者関係者でもないくせに、加害者を死刑にしろとかいう奴なんてクソばっかりでしょ。何様なんだって話だ。私はナザレのイエスのように言いたいね。汝の中で、若いうちに似たような馬鹿をしなかったものだけが彼らを批判しなさいと(注2)

2013/08/20(火) 無礼すぎるお祭り実行委員会
 2ヶ月ほど前だが、とあるお祭りの主催者から「出演していただく場合は、謝礼は幾らくらいか」というメールがきた。そもそも、なぜうちを知ったのかとか、どういうつながりかというものもなく、それだけ聞いてくるというだけでいらっときたのがが、そこはいい。そんなん、「人数」「どういう演目か」「音響、照明はあるのか、その人件費はあるのか」「何分くらいか」などによって、人件費、衣装小道具費、練習にかかる稽古場代など必要経費がかわるのだから、具体性がなきゃ答えられるわけがないし、逆に1万でと言われれば1万で作るし、5万でと言われれば5万で作る。というのを柔らかい語彙で返したら、「昨日の会議で別な人ジャンルの人にお願いすることになったのでキャンセルで」といいおったのである

 こちとら、忙しい中で、上記のような対応したのに、交渉を途中で打ち切る(もちろん、そのギャラだと高くて払えませんて打ち切るのはいい)、しかもハナから二股かけてますそっちが先に決まったらすいませんと書いているならともかく、そんなこともせずやるとは無礼千万である。そりゃ、私だって役者にオファーをかける時に、何又も書けることはある。が、「俳優(女優)が一人足りないので、今何又もかけてオファーしてます。先に誰かが決まったら、こちらから声かけておいて申し訳ありませんが、途中で打ち切ります」と言ってする(それでも不機嫌になる方はいる)。

 これに関しては、きっちり抗議しないとおかしいと思ったので、メールを送ったのだが、3回も催促したのに2カ月放置されたので、これはさすがにおかしいと思って、昨日電話した。

 20分電話したのだが、最初の方はなにが悪いかわかってないのがまた腹が立った。ようは、値段を聞いただけでまだ買うと言ってないんだからとしか思ってないのである。アホかという話だ。「見積もり」をしてくれという依頼は、すでに「見積りという労働」をしてほしいという依頼である。ならば、「見積もり」の結果、高いからあなたには買わないというならアリであるが。見積もりを入らしておきながら、まだ見積もり結果を出さない段階で、よそから買うことにしたからやっぱりせんでいいよ、て言うなら最初から断っておけということなのだが、さっぱり理解出来ないようなのだ。

 ましてだ、さらに3回もメール送っているのに私が電話するまで無視した事である。これは許し難い。なんやら役員会にかけてどういう対応するか今まで話し合っていたというが(そもそもそんな大げさな対応戦でも一言担当者レベルですいませんていやいい話なのだが)、であるならばなぜ「役員会で対応するから、それまでお待ち下さい」と返事すらできないのか、そんなの2回目までは無視してて、私が先日「これ以上無視するなら電話かける」て送った3回目のメールでようやく慌てたとしか思えないだろう。

 本当にこんな社会人がいるのは情けない。なめんなよ

2013/08/18(日) 事実だから、必要だからでは弱い
 さて、話題の「風立ちぬ」に日本禁煙学会が抗議した件と、「はだしのゲン閲覧禁止」の件である。両方とも、けっこうな批判が上がっている。「非実在少女のるてちゃん」で表現規制と戦った私としては、表現狩という理不尽な者に対し抗議が上がるのはありがたい反面、結局は「ロリコン」より「喫煙」の方がまだ許容されるだけ、「ゲン」は名作でみんなに読まれてるから許容されてるだけなんじゃないかというむなしさもある。「風立ちぬ」の主人公が煙草じゃなくマリファナであっても、「ゲン」じゃなく、無名のエログロ漫画だったら、ここまで批判が上がるだろうか。しかし、「表現の自由」という観点では一緒である
(まあ、無名のエログロ漫画なら、そもそも学校の図書館に置くべきじゃねえだろってはいいがね)

 私が今回のこの2件の問題でちょっとまずいなと思ったのは、規制派、反対派ともに「歴史的事実だから、歴史的に間違っているから」という観点と、「物語上、必要な描写だからOK,必然性がないからいらないだろう」という観点がだされている点である。しかし、これはおかしい。なぜなら、「物語」に歴史的にあってるかどうかなんていらないし、「必要な描写か」なんてそんな主観的なもので判断されたら困るからだ

 例えば、徳川家康に爪を噛む癖があったという(本当に事実かは怪しいところもあるが)ところから、爪を噛んでいる映像作品は多い、これは「そのとき家康はイライラしている」という演出上「必要な表現」である事は間違いない。しかし、「汚い」と思う人もいるのは間違いないだろう。私はそれに対して「汚い」「マナーが悪い」なんて抗議をする奴野暮だと思うし、だったら見るなと思うし、子供が家康のマネをしたらなんて言う親がいたら大馬鹿だと思う。しかし、それに対する反論が「事実だから」「必要だから」じゃどうなるのか

 しかし、現に歴史的事実であっても、家康と井伊直政がアナルセックスしている事実は描かれてはいない。「戦国大名のほとんどが衆道をしていた」という歴史的事実は、「視聴者の不快」理由に描かれてないのである。いや、別に家康が側室とセックスしてるとこだって描かれてない=同性異性のセックスとわず性描写が不要て言ったらどうなるか?じゃあイライラしてる描写だって、別に爪を噛まなくても、物でも蹴飛ばしたり軍配を投げたりでいいじゃんてことになってしまう。

 だいたい、すべての表現に必然性などあるわけないじゃないか。例えば、私はほとんどメガネをかけて舞台に立っているが、メガネをかけている必然性がある役で出たときなど「石原慎太郎(をモデルにした役)くらいしかない、しかしわざわざコンタクトにするのがめんどくさいから、秋篠宮殿下(をモデルにした役)とかルドルフ・へスとか、DJ・DAZAIとかメガネをかけるわけにはいかない役以外はかけてるけだ。役作りにこだわりまくるなら、この人はいつ視力を落としたのかとかまで考えないとあかんのだけど、そこまではしてられない。


 ましてや、「事実ではない」に対したらどうするんだって、まず屋内のシーンなら夜は顔が見えんし(戦国時代の屋内は暗すぎる)、言葉も通じない、「物語」なんだから脚色は当たり前である。

 なので、「当時は喫煙は当たり前」て反論だと、社会が喫煙を事実でってモ許容出来ない悪にしたら反論出来なくなるし、「必要性がある」からて反論だと、必要性がないて主観で判断されたら反論出来なくなる、それでは弱いと思うのだ。

 なので、「嫌なら見るな」しかないと思うのですね。まあ、私はこう書いてますが、大衆に迎合するので、これからも穏便で皆様から嫌われない表現を続けていく所存でございますけども。

2013/08/17(土) 海水浴
毎年恒例笑の内閣海水浴(さすがに泊まりで白浜は行かなくなった。演劇での遠征が多くなって来たのに、さらにみんなで何泊も泊まるほど金も時間もない)で、福井は水晶浜に行って来た。女子が生理だのなんだので水着を着ていなかったのが無念すぎるが、遊びだしたらみんなはしゃいでいた。海はDQNがいっぱいだった。帰りは、美浜原子力PRセンターに行って来た。みんなでいかに原発が安全かがわかってよかった。温泉も入って、我ながら福利厚生がしっかりした劇団である。朽木村という滋賀の秘境の山道の運転で心配だったが、馬鹿話をしながら安全運転できて良かった。

2013/08/05(月) 函館に行ってきた
まず、3日函館は高校時代の友人(は、仕事だったのでその旦那、通産2回しかあったことがない)と競馬場に。しかし、函館競馬は難しい。むしろ、中継してる新潟のが当てた。念願のラッキーピエロのハンバーガー(強すぎて、函館には大手バーガーチェーンが進出できない)を食って、五稜郭や函館山の夜景などを観光

深夜バスで札幌に向かい、4日はまず来年の札幌公演にむけ、シアターZOOで支配人のまいちゃんと打ち合わせ。札幌ドームに行くも、吉川が全然ダメでぼろ負け。夜は、高校時代の友人とハムプロ勢とダブルヘッターでのみ。

今日は昼には実家に帰って、後3日間ダラダラするぞ


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