|
2013/08/27(火)
高間響国際舞台芸術祭 使えるプログラム
|
|
|
高間響国際舞台芸術祭は、芸術祭なので参加団体の演目以外ももちろん充実している
とはいえ、内閣らしくお祭りなので、飲食出店だ盆踊りだとしたいところだが、KEXのパロディなので、お高くまとまってるみたいなことをする
開会式、閉会式はもちろんだが、09年にやった全編ディベートの企画、「真剣20代しゃべり場」を復活させる。これは、KEXでやってるフォーラムへの対抗である。KEXのフォーラムは有意義な話もしているが、もっと朝生のような口喧嘩をしないと見世物としては弱いので、脚本無しのディベートといいながら、演出込みでヤラセまくりで口喧嘩をする予定である。
そして、目玉として上祐史浩氏のトークショーである。今までも、鈴木邦男、塩見孝也といった危険なゲストを呼んで来たが、やはり上祐さんは切り札的存在だろう。はっきりいって「上祐のトークショー」ってだけで、観に行きたいと思わないのは理解できんもの
劇研でやる本プログラム以外でも、馬鹿馬鹿しい企画をしている。私が落ちたフリンジ企画は、結局羽鳥嘉郎くんの「劇は使える 使えるプログラム」というものになった。よくわからんとは言ったが、「使えるプログラム」というもの体験出来る事はありがたいことなので、私がこれは「使える」という3つのプログラムを用意した
まずは、「助成金の勉強会」である。今まで色んなワークショップの案内を見て、劇団やっててコミュニケーション能力であったり、演技力であったりとかのびるにこしたことはないテーマを見てきたが、なにが一番必要かといえばやはり「金」である。で、あるなら「とうしたら売れるか」「どうしたら仕事が来るようになるか」という勉強会が一番ありがたいんだけど、抽象的すぎるしなにより私が売れてないし全然仕事が来ないんだから、むしろ教えてほしいのだ(本当に切実に仕事下さい)
そこで助成金ならとったことあるし、けっこう周りからも「どうやって助成金出してるの」って聞かれてて勉強会してみたいなって声も聞いてたので開催することにした。できれば、もっとバリバリ助成金とってる講師とも交渉して、有意義な勉強会にしたい。
続いて、制作の前田が「女の子に待ち歩きガイドツアーをさせたい」というアイディアを持って来たのを、私が「ガイドよりデートの方が良い」と変換させて考えたのが、「模擬デート」である。試験だったら模擬試験、面接だったら模擬面接。人生を左右するようなものは、基本的にはぶっつけでしないのに、多くの人が恋愛結婚をする現代社会においては人生の重要なファクターである「デート」に練習がないというのは危険な話である。そこで、内閣が誇る美人女優たちに「模擬デート」をしてもらうことにより、本番のデートで失敗しないようにするという、正真正銘「使える」企画である。
伊集院聖羅、金原ぽち子、鈴木ちひろという(全員客演だけど)3人娘と、模擬デート(だけど、1対1でいくけじゃないしね、こっちもスタッフつけるし店員は20名だ)が出来る、いわばリアル「ときメモ」である。なんで恋愛シュミレーションゲームを、本当にやるというのは本末転倒だが(本当はリアル桃鉄やリアル信長の野望をしたいが、そこらへんの企業を買収する金はないし、現代で合戦すると犯罪だし出来ん)ぜひ体験してほしい
(なお、田島陽子LOVEのフェミニストなのに、3日間とも男性向けにしてしまったのは迂闊であった。助成希望者には、髭だるマンやしゃくなげと模擬デート出来るツアーも考えたい)
そして、最後にあるのが、ブラック企業を体験出来るアトラクション「ブラックキッザニア」である。居酒屋、アパレル、下請けSEなどの過酷な労働を体験してもらう事により、ブラック企業の恐ろしさを学び就職しないようにしたり、労基署への通報の仕方を体験するなどの、これぞ一番「使える」プログラムである。ぜひ、来てくださいね
|
|
|