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2013/08/30(金)
由良真介と新実智光
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由良真介と新実智光
自治省トップミラレパこと新実智光といえば、オウムがおこした殺人に殆ど関わっていて、スキンヘッドという風貌と空手をやっていたことから、オウムずいいつの武闘派と知られ、オウム死刑囚の中で唯一今現在もなお、麻原信仰を捨てていない信者である。すごく不謹慎な言い方をすれば、ちゃんと反省している他の死刑囚や、もう、完全に壊れてしまった麻原に対して、裁判中の証言に関しては新実が圧倒的に面白い。「殺人は宗教的に必要な事だった」とか「被害者が被害に会ったのは前世からの因果応報で、むしろ救済したのだ」というような、反省0胸くそ悪さ100%な一連の犯罪を正当化する供述は、麻原も狂ってなければこう言ってたんだろうなって思うと、まさに新実の証言は興味深い(本人もオウム正当のためにあえて正確に詳細に事件の事を答えているようだし)
という印象から、最近まで麻原に妄信するあまり無感情な殺人マシーン的キャラを思い浮かべていたのだが、上祐氏の証言では、幹部の中で一番心優しく人間味が溢れて部下にも慕われる存在だったというのだから、不思議なものである。事実、坂本弁護士殺人事件直後などは、殺人に手を染めてしまった事にかなり苦悩していて、後悔しまくってたようだ。逆にそれゆえ、麻原から一番殺人の命令を出されたかもしれない。入信前から宗教的要素になみなみならぬ関心が高かった事にも加え、何度もこなすうちに感覚も狂い、いまだに信仰を捨てないところまで行ってしまったのかもしれない。
で、うちの由良真介である。こちらも坊主にしたら顔が似てるってのもあるが、さらにいえば古藤くんや山西くんの方が似ている。しかし、新実=由良はうちでオウムをするならかなり最初の構想からあった。09年に初めて彼が入団希望として来たときの衝撃はまだ忘れられない、声が小さ過ぎてまったく聞こえない、どうしようか迷いつつ受け入れたものの、周囲ともコミュニケーションがとれない(私はそう言う時に、ほかとうまくやるように出来ないので、そこをうまくやってくれた眞野がいてくれて本当に良かった)、しかし徐々に才能を発揮し、声も出るようになって今や内閣の要である。
さらに、彼の読書量のすごさ、ネットの文章上ではふだん喋らないのが信じ難いくらいの雄弁さ、宗教的なものへの知識量の豊富さや感覚の鋭さ、そしてなによりも(私に対してではないが)、笑の内閣という劇団に対する忠誠心の高さ(いや、本当にどう考えてるかは知らないし思い上がりかもしれないけど、あれだけ尽くしてくれていることは感謝しても仕切れない)は、まさに私のイメージする、「内閣の新実」である。
これも思い上がりだけど、なんか結婚式のときの彼のフェイスブックに多くの仲間が集まった時にそれが良かったみたいなこと書いてて、ああこんなクソみたいな劇団でも彼の人生に彩りを加える楽しさは提供出来て、劇団やってて良かったなあと思うったわけです。新実もオウムじゃなくて劇団だったら良かったのに、さすがに私はが誰それをポアしろとはいわんし、仮に言っても由良はさすがに従わんだろうから
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