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2013/08/31(土)
黒瓶履唖と早川紀代秀
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建設省のトップ、ティローパこと早川紀代秀は、若い幹部が多い中、数少ない麻原より年上の信者である。エリートぞろいだが、社会経験が少ない信者が多い中、社会人経験が豊富なため、みなに頼りにされ、建築土木の専門家としてサティアンの造形に関わった他、交渉上手でロシア政治家との人脈作りから、武器や兵器の購入など、オウムのおいては渉外といった立場だったようだ。
そんな早川でもなぜ麻原に妄信したかは興味深い、おなじ対外活動してた幹部でも、広報の上祐氏や青山弁護士もふくめ、オウム信者は裏で兵器作ったりてるのが好きとか、とにかく麻原に消えとか、オタクっぽいとうか純粋培養キャリア的イメージが強いのだが、早川は叩き上げのようなイメージで,別にオウムで心の隙間をうめなくてもと思うわけです。
で、黒瓶履唖もまた演劇エリートではない。高校時代から演劇部だったようだが、そこからACTという流れで、学生時代も客演経験もなし、そして今年4回で就活も熱心にしてるし、おそらく来年には卒業。で、ある以上、演劇はあくまで学生時代の思い出として終わらせて良いはずである。それが、2月に突然先輩である丸山に連れられて自分から出たい(今を持って、自分から出たいというのをよう言うたなってのが不思議なくらい、積極的ではない奴である)と言って来たのである。しかも最後の1年にちょっとやってみるかにしては、笑の内閣はリスキー(扱ってる芝居上、芸名じゃないと内定とれんだろというか、はまり度からいうと楽しくて芝居から離れられん危険も高い)だと思う。
宗岡や清水のような人生送ってたら芝居が必要なのはもう自明の理であるが、客観的に見て芝居が必要ないだろうに来た黒瓶と、石井や村井のように宗教が無いと無理だろうってのと違い、客観的には宗教が必要なさそうなのに妄信してしまった早川の類似を感じたのでのキャスティングである。まあ、一番はまた顔ですけどね、メガネかけた早川と本当に似ている。
追記
黒瓶は稽古場ではそんなに喋らないけど、ツイッター上では非常に雄弁である、なんともの凄く慎重に考えて考えて文章を書くそうだ。ちょっとあざとすぎるし、偽悪的過ぎるなってのも多いが、ううむと思わせるのも多い。そのへんの慎重さも面白いところである。まああとは、演技のわざとらしさ気持ち悪さも非常に内閣っぽいし、本当就職やめて入ったら良いのに
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