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2013/09/01(日)
清水航平と村井秀夫
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科学技術料のトップ、マンジュシュリーこと村井秀夫は、麻原からも「教団のすべて(違法行為)を知っているのは自分とマンジュシュリーだけ」と言われたように、また誤解を招くようにいえば「悪の魅力」で言えば一番高いキャラだろう。
事実、上祐氏によると、苦行にも強いわ、1日20時間も働くような人間離れした面が強く、また麻原への帰依も特に強く絶対的忠誠も誓い、秘書役として常に側にいたため男妾とよばれたようだ。また、超エリートで科学技術のトップとして数々の兵器を作った面もあわせると、まさに特撮の悪の組織のマッドサイエンティスト的魅力もある。
反面、超人になりたいという願望が強く、妄想も激しく作った兵器も非現実的な者が多くて失敗続き、サリンをつくったのも結局別な幹部ってオチも、現実的にはとんでもない悪党だが、演劇に登場させるなら魅力的なキャラだ。
とにかく、今youtubeで見ても、上祐氏はああいえば上祐といいいながら、まだ人間味があるのに対し、人間味がまったくない。他のテレビ出演していない幹部だって、それぞれに人間味はあるのだが、村井は逮捕前に刺殺されたからってのもあるだろうが、最後まで人間ぽさがないのだ。生きていたら、間違いなく死刑は求刑されていただろうが、果たして他の死刑囚のようにすべてを語ったのか、それともまだ無茶苦茶な事を言ったのか、とても興味がある。
清水を村井に抜擢したのは、彼が人間味が無い演技をするとうまいだろうと判断したのもある。
実際の彼はむしろ、人間味が溢れるタイプである。彼と初めてであったのは、ロップと合同でKASSAIを借りた時に、大田了輔とともに東京で受付をして経験をつみたいという理由で自費で手伝いに来てくれた時だ。
それだけですごく行動力があるが、さらに何日か前に私は「平田オリザにスーパーストロングマシーンのマスクをかぶせてお前平田だろって言うネタをやりたい」というツイートを発見して、実際持参して来たのである。いくらプロレスファンだからって元々、スーパーストロングマシーンのマスクを持っているだけでちょっとおかしいが、それをもってくる実行力。それを見た時に、こいつはもしかしてすごいやつかもしれないと思った。
そして、プロレスに誘ってからも、中之島に出たい、永田町も行きたい、福岡も行きたい、ツレウヨも行きたいと言ってくるのを見て、この溌剌ぶりの対象が演劇ではなく、危険な活動に向いたらちょっと怖いかもなと思ったのである。なので、予防のためにも、演劇に向いているうちに村井秀夫を演じる事で、ちょっと抑えてみたらいいんでないかなと思ったのだ(ウソ、一番の理由は顔が似てるから)
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