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2013/09/30(月)
KEX開幕し、芸術を考える(高間響芸術祭は早割本日中)
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堺市長選は、見事竹山市長の再選で維新敗北。維新が負けると酒が旨い(とはいえ、ダブルスコアで勝って息の根を止めなあかん選挙で6:4では不満足だが)
で、別に橋下の話を書きたいわけではなく、京都国際舞台芸術祭が開幕したのである。当たり前だが、高間響国際舞台芸術祭もKEX本体あってこそ。『KEXぶっ潰す』と喧嘩を売ると言ってるくせに、実はちゃんと本体の事務局としっかり連携しているので、オープニングパーティーにも行って交流して来た。
私は、いわゆる芸術と呼ばれる演劇をしているけど、「芸術」に関しては人並み以上に興味が無い。絵画にしても、美術品にしても一切観に行かないし、音楽は音響選定以外聞かない(両親とも音楽教師でよくコンサートに連れて行かれたのがあまりに面白くないので、音楽=つまらないと認識している。その中でミュージカルだけはつまらんくなかったので、芝居をしてるともいえる)、というか舞台芸術にしても演劇以外ほとんどいかない、というか人より観劇してるけど90%付き合いだし、正直演劇もあまり好きじゃないしな。自分の作品が好きなだけであって、おもしろい演劇は世の中のどのジャンルのものより面白いと思うけど、世の中の9割の演劇より、プロレスや野球や競馬の方が面白いと思う。まして、外山さんやしんどう伸夫の政見放送には絶対かなわない。 なので、自分の作品ととほんのわずかなコメディ私が実際は「芸術」の価値をプレゼンするなんてのは、私が日本人てだけで外国で、好きな北海道や京都以外の、どうでもいいと思ってる鳥取や山形とか含めた日本中の魅力をプレゼンするようなもんである。
まあしかし、世界で北海道と京都だけが素晴らしい、と思われるよりは、日本はすべて素晴らしいと思ってもらった方が良いように、やはり市民には「内閣だけ素晴らしい」よりは「芸術は素晴らしい」と思ってもらっていた方が、ひいては個のためにもなると思うのですね。
で、ですね、オープンエントリー優待の権利を行使して、チェルフィッチュを観に行ったわけです。優待あっても2500円。絶対に1000円で笑えるGO AND MOOS を観に行った方が楽しめたのに、チェルフィッチュが子の皆分けないのに、それでも見てないとなにも言えないと
いや、99%予想通り、まったく面白いと思わなかったのですね。しかし集客はありました。なぜ、これに300人も見に来ているのかということを考えたのです。
私はエグザイルにもあまり興味はないですが、エグザイルのライブツアーに112万人集まるのは理解出来ます。なぜなら、私は楽しくなくてもエグザイルファンは楽しそうだからです。しかし、今日この場に集まった満席近い人たちは、本当に楽しかったのだろうかすらわからないのです。いや、もちろん楽しんだ人も大勢いると思います。しかし、どう楽しいのかがさっぱりわからない。エグザイルも絵画を見るのもキャバクラに行くのも、私はその楽しさはわかないけど、楽しい人には楽しそうだとは思う。しかし、チェルフィッチュまで行くと、本当に楽しい人にもどう楽しいのか、本当に楽しみを求めて来ているのかもわからなかった。
そして思うのですが、もしかして「楽しい」以外のものを求めているのかもしれないと思ったのです。私は人生の目標が、なるべく楽しく生きるというか、楽しくない事をさける(苦労は売ってでもしない)なので、理解出来ませんが、もしかして楽しくない事も必要であるという価値観もあるのではないかと思ったのです。
しかし、そうなると最初の話題に戻るのですが私は、チェルフィッチュと橋下が対立した場合、間違いなく橋下に近い立場なのですね。これは深いジレンマです。
そして、私が開催する「高間響国際舞台芸術祭」は、選んだ6劇団にしても、模擬デートにしても、審査員にしても、ディベートにしても、ワークショップにしても、「楽しい」だけはぬかせない設定だったのですが、それもまた芸術の前では、需要としては絶対ではないのかもしれないという不安を持ちました。しかしながら、私はまだ「楽しい至上主義」は「芸術至上主義」より多数だとは思っています。それが正しいかはわからないですし、多数派が正義ではないですが、まあせめて資本主義の中では勝ちたいので、なんと早割は本日中、9月中なんですね、迷ってないでお得な今日中に予約してほしいと思います。
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=48652
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