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2014/10/20(月)
順調で寂しい
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と、いうことで公演、順調に進んでいる。出来は満足である。動員は本来ならば６ステ終わった時にこの数字なら十分なのだが（いつもドケチの内閣が、今回、人件費を大幅に上げたり、舞台美術に金かけたから採算があわん恐れがあるてのもあるが）、１週間前に完売したステージが、キャンセルが多く１週間前の数字より減っているので満足いかない。前田は座席分しかとらない誠実な制作なんだよな。わしは、遅くきたやつは立たせりゃいいやて守銭奴だから、平気でキャンセル見込んでダブルブッキング上等で、座席以上に予約取るし。
とはいえ、出来も動員も満足なのはずだが、とても落ち込んでいる。動員多くても、本当にで見てほしいなあと思ってる人はやはり早々来てくれないてのもあるが（褒めてくれる人は十分なのだ、論争したり、違うと指摘してくれる人が欲しい）、アトリエ劇研は交通の便が悪く、原付で帰宅せねばならないため、小屋退出後に飲めないからである。
と、いうよりも、小屋を退出するというの事態がつらいのである。内閣は、吉田寮、西部講堂という２４時間泊まれる小屋で７年くらい過ごしていた。夜の公演が終われば、お客さんも残って、舞台上で酒を飲み、舞台上で寝る。朝起きて、シャワーを浴びにだけ自宅に帰って役者が集合する。それが当たり前だったのだ。
しかし、普通の小屋は残れない。まだ遠征ならみんな一緒の場所に止まっている。眠くなるまで酒を飲んでその日の反省が出来る。しかし、地元では出来ない。劇研から近い髭だるマンが毎日泊めてくれるならいいのだが、あいつは一人で寝たい派の薄情な奴である。
それ以上に、今回出演していないのが効いている。はっきりいって６回もやったのでもうダメだしするところがほとんどない。接客的にも、優秀な制作スタッフが十分にこなしてくれている。つまり極端な話、演出である私はもう劇場にいる必要がないのである。
これは演劇人として売れていくなら正しい。日本で唯一食えてる劇団•劇団四季は全部演出浅利慶太だが、浅利慶太が１５人くらいいない限り毎日全国各地で公演している四季の公演に演出家が張り付いている訳がない。演出家の仕事は、稽古場と本番の最初の方だけで、もういらん。現場に張り付かず、次の仕事に取りかかれ、レギュラー出演しているテレビだのにいけ、そっちの方が食うという観点で正しいに決まっている。
しかし、それは寂しすぎる。それですごく落ち込んでいるのである。贅沢な話である。
まあ、感想まとめたんで見てくれ
http://togetter.com/li/733836
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